#author("2021-11-14T22:01:25+09:00","","")
#author("2021-11-16T10:16:00+09:00","","")
*《ローズ・キャッスル》 [#h5b934c0]

|ローズ・キャッスル UC 闇文明 (3)|
|城|
|バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)|

[[DM-30]]で登場した[[闇]]の[[城]]。

相手[[クリーチャー]]全てに-1000の[[パワー低下]]をかける[[常在型能力]]を持った[[城]]。常在型効果で無条件のパワー低下を仕掛ける能力はこのカードが初。


[[シールド]]を[[ブレイク]]されればすぐに[[効果]]は消えてしまうが、[[除去]][[呪文]]のような感覚で相手クリーチャーを最低1体[[破壊]]しつつ出せば、3コストと[[軽い]]ので[[アドバンテージ]]的には損失は少ない。[[《解体屋ピーカプ》]]のような低パワー[[スピードアタッカー]]の足止めにもなるため、ビートダウンにもある程度強かった。
運よく残ったならば、このカードの[[コストパフォーマンス]]は[[ターン]]経過に従いさらに上がっていく。

ただし、[[速攻]]に入る[[ウィニー]]には[[パワー]]1000を上回るものも多いので、この[[カード]]がそのまま対策になるとは限らない。[[《死神術士デスマーチ》]]や[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]を使う[[【墓地進化速攻】]]には効果的だが、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]や[[《無頼勇騎タイガ》]]などの[[パワー]]が主力の[[ステロイド>赤緑#b6dce891]]には大して効果が無い。

今では、[[常在型能力]]による[[パワー低下]]に関するルールを説明するときの教材として使われる。

**ルール [#j33c1b8e]
-[[cip]]を持つ[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出し、[[パワー]]0になってすぐに[[破壊]]された場合でも、その[[cip]]は使える。例えば、この[[城]]が[[要塞化]]されている時、相手が[[《青銅の鎧》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を[[召喚]]した場合、出した瞬間に[[パワー]]を失って[[墓地]]に置かれるが、[[バトルゾーン]]に出たことには変わりは無いため、その後で[[cip]]を[[解決]]できる。これは他の[[常在型能力]]としてパワー低下をかけるカードに言えることなので、覚えておきたい。
--[[炸裂サイクル]]や[[《霞み妖精ジャスミン》]]、[[《特攻人形ジェニー》]] などの[[自壊]]型の[[cip]]は使えない。これは[[能力]]を[[解決]]する段階で[[破壊]]する[[クリーチャー]]自身がすでに[[墓地]]にあるためである。

**環境において [#zda0612d]
[[ウィニー]]の[[インフレ]]が大して進んでいない登場当時は、パワー1000の[[システムクリーチャー]]が幅を利かせていたため、数ターンもの間それらを場に出す事すら防げた。
[[パワー]]を下げるため[[火力]]の補助も出来、特に[[《地獄スクラッパー》]]や[[《火焔タイガーグレンオー》]]などの複数火力とは相性がよかった。
初動となる[[《青銅の鎧》]]や[[《幻緑の双月》]]、主要なハンデスの[[《パクリオ》]][[《解体人形ジェニー》]]、[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]・[[《死神術士デスマーチ》]]・[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]・2コスト[[サイバーロード]]といった[[【速攻】]]デッキの[[ウィニー]]、更に[[《黙示賢者ソルハバキ》]]や[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]など、焼ける範囲は非常に広かった。[[サイキック・クリーチャー]]が登場すると[[《時空の英雄アンタッチャブル》]][[《時空の喧嘩屋キル》]]などを除去するのにも使われた。
このカードが環境にいる間、パワー1000ラインは一つの目安となっており、そのロック性能は一時期は殿堂入りすら噂されるほど強烈なものだった。

[[《希望の親衛隊ファンク》]]登場後は緑の入るデッキではより汎用性の高いそちらが優先されるようになった。多くの[[デッキ]]では[[マナブースト]]しつつ防御[[S・トリガー]]や[[《ドンドン吸い込むナウ》]]で凌げば5マナ到達などすぐであり、コスト5という重さは機能しづらかった。[[ドラゴン・サーガ環境]]を支配していた[[【グレンモルト】]]の場合、相手の[[ブレイク]]に乗じて[[《天真妖精オチャッピィ》]]の[[S・バック]]を利用すれば3ターンに[[《希望の親衛隊ファンク》]]を着地させることも十分できたほどで、そうなると[[【黒緑速攻】]]ほどの速度の[[速攻]]でも手の施しようが無かった。

[[革命編]]以降の環境では[[侵略]]や[[革命チェンジ]]などで出てくる大型によるビートダウンが主流となっているため、このカードが全く刺さらない場面が激増。

[[ジョーカーズ]]や[[ビートジョッキー]]など、[[新章デュエル・マスターズ]]の新しい支配種族の多くは2000というパワーラインが1つの基準となっているため、やはりこのカードが腐る場面が目立った。一時期[[【ジョバンニスコール】]]や[[【ゲイル・ヴェスパー】]]へのピンポイントメタとして候補に挙がることもあったが、やはりピンポイントなので、環境での活躍は絶望的になった。

[[王来篇]]ではパワー1000の[[《ゼロ・ルピア》]]をキーカードとする[[【ゼロ・ルピアループ】]]という仮想敵を得た。相手のパワー1000以下を根絶できるカードのうち、後手3ターン目でプレイが間に合うのはこのカードぐらいである。そのデッキで採用される[[《桜風妖精ステップル》]]もパワー1000で即座に破壊され、それ自身の[[pig]]により[[マナブースト]]も許さない。
しかし実際は初動の[[《天体妖精エスメル》>《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]で要塞化したシールドを狙えば済むだけの話なので、あまり対策にはならない。
//ループデッキに、クリーチャーでのシールドブレイクを強いているという意味では相手に干渉できているが

可能性自体は着目されていたが、2021年11月のCSで、《ローズ・キャッスル》入り[[【青魔導具】]]が結果を残した。
[[《ゼロ・ルピア》]]以外にも、パワー1000以下をキーカードとする[[【青黒退化】]]≒[[《死神術士デスマーチ》]]や、[[【我我我ブランド】]]で攻めの起点となる[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]や[[《ブンブン・チュリス》]]などコスト1が維持できなくなる刺さりを見せたようだ。

**他のカード・デッキとの相性 [#o25f4e34]
***他のカード・デッキとの相性 [#o25f4e34]
-大型[[クリーチャー]]が中心の[[【ターボゼニス】]]や[[【ミラクルとミステリーの扉】]]といった[[デッキ]]にはたいして効果が無く、使用頻度は[[環境]]によって大きく差が出た。[[エピソード2環境]]終期では[[《セブンス・タワー》]]と[[《ミラクルとミステリーの扉》]]が[[殿堂入り]]し、これらの[[デッキタイプ]]は弱体化。代わって各種[[速攻]]が使われるようになった他、強力な[[コンボデッキ]]の[[【メルゲループワンショット】]]の出現により、それらの対策となりうるこの[[カード]]が再び注目されることとなった。

**その他 [#ac7a26fb]
***その他 [#ac7a26fb]
-[[《邪眼ローズ・アヴァクーム公》]]の[[フレーバーテキスト]]にある「[[魔城]]」とはこの城の事だと思われる。

-薔薇城と、そのままの意味で呼ばれることがある。(>[[俗称一覧]])&br;また、[[ファイアー・バード]]には[[パワー]]1000が多いため、別名「[[焼き>焼く]]鳥城」とも呼ばれる。&br;実際に漫画「SX」番外編では歩亜崎ララが、アニメでは[[T (トト)]]や[[ザキラ]]が使用し、いずれも[[勝舞>切札 勝舞]]の[[ファイアー・バード]]を焼き払っている。&br;一方でこのカードが環境で刺さる場面が減ったことで退場したことが、後に《コッコ・ルピア》の復権にもつながっていたりする。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、ショップの小学生が[[未来>虹矢 未来]]戦で使用。[[シールド]]を[[要塞化]]した。また、久しぶりに[[デュエマ]]をした未来は[[城]]という新しい[[カード]]に驚愕していた。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#x6976797]
|ローズ・キャッスル UC 闇文明 (3)|
|城|
|相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。|

公式Twitterにて公開された、デュエプレ初の[[城]]である。
仕様により、1つのシールドに複数を[[要塞化]]できなくなった((https://twitter.com/dmps_info/status/1459504761066377221))以外は全くそのままの性能で登場した。

このカードの登場により、パワー1000以下のプレイを実質禁止されることで、[[【アポロヌス・ドラゲリオン】>【アポロヌス・ドラゲリオン】 (デュエプレ)]]や[[【リキッド・ピープル】>【リキッド・ピープル】 (デュエプレ)]]などが大打撃を受けることとなるだろう。[[【グレートメカオー】>【グレートメカオー】 (デュエプレ)]]も[[《月光電人オボロカゲロウ》]]などが自動的に溶け、[[《装甲支援ガトリンガー》]]や[[進化GV]]に支障をきたす。

**[[サイクル]] [#oe272940]
[[DM-30]]の[[アンコモン]]の[[城]]。
-[[《セイント・キャッスル》]]
-[[《海底鬼面城》]]
-''《ローズ・キャッスル》''
-[[《超鯱城》]]
-[[《雪要塞 ダルマンディ》]]

**関連カード [#ob9b1b0b]
-[[《邪眼ローズ・アヴァクーム公》]]
-[[《薔薇男爵 ローズ・ベルト》]]
-[[《カビパン男》]]
-[[《希望の親衛隊ファンク》]]
-[[《薔薇の裂爪 ファントム》]]
-[[《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#n6d36ffa]
//-[[DMPP-11]]&br;'''弱きものは散りゆくのみ。それはまるで枯れ果てた薔薇のように。――[[邪眼ローズ・アヴァクーム公]]'''

**収録セット [#z6f2fb74]
***[[デュエル・マスターズ]] [#c9e7a217]
-illus.[[akira actagawa]]
--[[DM-30 「戦国編 第3弾 戦極魂(ウルトラ・デュエル)」>DM-30]]
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]]
--[[DMX-08 「激熱!ガチンコBEST」>DMX-08]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#h26df0b2]
-illus.[[akira actagawa]]
--[[DMPP-11「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」>DMPP-11]]

**参考 [#z59c87db]
-[[城]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[パワー低下]]

&tag(城,闇文明,黒単,単色,コスト3,パワー低下,全体パワー低下,常在型パワー低下,パワー低下-1000,・,UC,アンコモン,akira actagawa,城 (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),黒単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),パワー低下 (デュエプレ),全体パワー低下 (デュエプレ),常在型パワー低下 (デュエプレ),パワー低下-1000 (デュエプレ),・ (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),akira actagawa (デュエプレ));