#author("2022-11-21T08:00:05+09:00","","")
#author("2024-01-20T17:22:42+09:00","","")
*《ポクチンちん》 [#oe3e0193]

|ポクチンちん SR 無色[ジョーカーズ] (3)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 3000|
|このクリーチャーが出た時、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは自身の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。|
|相手のターン中に、相手がコストを支払わずにクリーチャーを出した時、相手はそれを山札の下に置く。|

[[DMEX-02]]で登場した[[無色]]の[[ジョーカーズ]]。

相手の[[ターン]]中、[[コスト]]を支払わずに[[バトルゾーン]]に出た相手の[[クリーチャー]]を[[山札の下]]に置かせる[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]と、[[プレイヤー]]1人の[[墓地]]にある[[カード]]すべてを[[山札]]に戻す[[cip]][[能力]]を併せ持つ。
2つとも[[メタ]]の類に入る[[能力]]ではあるが、後述するように環境を大きく揺るがすほどの強さを誇る。

前者の[[コスト踏み倒しメタ]]は、回収が難しい[[山札の下]]に送る上に、[[G・ゼロ]]などの[[召喚]]にも対応するため、[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降よく見られる[[メタ]]の中でも、かなり強力な部類に入る。ただし、新章以降に登場した[[コスト踏み倒しメタ]]の御多分に洩れず、自分のターン中は能力が発動しない点には注意。また、「''コストを支払ったものとして召喚する''」[[GR召喚]]には対応していない。
[[《洗脳センノー》]]とは違って[[cip]]を許すのが唯一の欠点だが、それでも凶悪。

後者の[[墓地]][[リセット]]は、相手の[[墓地肥やし]]の妨害はもちろんのこと、自分の山札切れの防止や墓地に落ちた自分のキーカードを山札経由での再利用を行うことができるため、とても便利。ただし、能力は強制なため、必ずどちらかのプレイヤーを選んで能力を行使しなければならない。選んだプレイヤーの墓地にカードがなければ、シャッフルのみを行う。
後者の[[墓地リセット]]は、相手の[[墓地肥やし]]の妨害はもちろんのこと、自分の山札切れの防止や墓地に落ちた自分のキーカードを山札経由での再利用を行うことができるため、とても便利。ただし、能力は強制なため、必ずどちらかのプレイヤーを選んで能力を行使しなければならない。選んだプレイヤーの墓地にカードがなければ、シャッフルのみを行う。
しかも、[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降の[[カード]]らしく、これほど強力なメタ[[能力]]を持ちながら一定水準のパワーは確保されているため、[[《ゼンメツー・スクラッパー》]]や[[《堕魔 ドゥシーザ》]]に引っかからない耐久力もある。

数多くの[[デッキ]]に刺さるため、この[[カード]]によって[[手札]]で腐ってしまう[[カード]]も多い。対面するデッキによっては、[[メタ]]というよりも[[ロック]]に近い役割を持つこともある。

**環境において [#x07ff6bc]
その凶悪な[[メタ]]性能から、[[DMEX-02]]発売前から大きな注目を集めた一枚。

発売直後は、当時流行していた[[【デ・スザーク】]]や、大会で実績のある[[【ジャバランガループ】]]に刺さり、このカードが[[無色]]であることもあって、その汎用性の高さから[[【ジョーカーズ】]]以外でも出張パーツとして多くのデッキに投入された。従来の軽量級の[[メタ]][[カード]]とは、一線を画すほどの異常なまでの人気を誇っていた。

デッキスピード的に[[ループ]]系統がキツイ[[【チェンジザダンテ】]]にもメタカードとしても使用され、[[【デ・スザーク】]]を苦手としていた[[【ジョーカーズ】]]にとっても、救世主のようなカードだった。

自分の墓地に呪文が溜まらないようにするため、[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]が[[ツインパクト]]メタとしてほとんど評価されない一因でもある。

[[【ジョラゴンループ】>【ジョット・ガン・ジョラゴン】#t36efd81]]のループパーツとしても猛威をふるい、一時期[[殿堂入り]]を危惧された。[[【ジョラゴンループ】>【ジョット・ガン・ジョラゴン】#t36efd81]]はこのカードが複数枚使えないと成立しないためであり、2019年6月初頭にシングルレートも下落。
しかし、実際に[[殿堂入り]]に指定されたのは[[《ガヨウ神》]]だった。これによって[[【ジョラゴンループ】>【ジョット・ガン・ジョラゴン】#t36efd81]]は環境から一歩引く形となり、[[殿堂入り]]を免れたこのカードも価格は落ち着いたままである。

2019年7月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂後しばらくは[[【ジョラゴンループ】>【ジョット・ガン・ジョラゴン】#t36efd81]]の模索を図るプレイヤーによって一定数使われたが、間もなくして台頭した後発の[[【赤緑ジョーカーズミッツァイル】]]では自軍を破壊する[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]との相性が悪い点から早々に候補から外れ、墓地利用メタとしても何らかの大規模[[GR召喚]]手段によって安定して場に出ることができる[[《ポクタマたま》]]に立場を譲るようになり、環境であまり見かけないカードとなった。このカードが消えたことが[[【カリヤドネループ】]]の出世をもたらしたとも言える。

しばらく環境に影響を及ぼせなかったが、「[[DMGP-9th>公認グランプリ]]」開催から1週間が経過したあたりからチャンピオンシップ4位以内入賞が目立った[[【青緑ジョラゴン】>【青緑ジョーカーズ】#ne665150]]で復権を見せている。

2020年1月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂が行われたあたりになるとすっかり【青緑ジョラゴン】の流行は終息した。新たに[[【バーンメアジョーカーズ】]]が環境に進出するも、[[青赤緑]]構築のこのデッキにおいては[[色]]が弱い上に[[《洗脳センノー》]]とは異なり[[コスト踏み倒し]]自体は許すためそちらの主流カードにはなっていない。[[【ドッカンデイヤー】]]系統に対しても墓地リセットを受け付けるタイミングがあちらには無きに等しいので腐りやすい。
2020年1月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂が行われたあたりになるとすっかり【青緑ジョラゴン】の流行は終息した。新たに[[【バーンメアジョーカーズ】]]が環境に進出するも、[[青赤緑]]構築のこのデッキにおいては[[色]]が弱い上に[[《洗脳センノー》]]とは異なり[[コスト踏み倒し]]自体は許すためそちらの主流カードにはなっていない。[[【ドッカンデイヤー】]]系統に対しても[[墓地リセット]]を受け付けるタイミングがあちらには無きに等しいので腐りやすい。

[[十王篇環境]]では[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]の登場を機に復権した[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]でまた使われるようになったが、2020年12月18日殿堂レギュレーション改訂によって[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]本体が殿堂入りに指定される。それでも、その殿堂レギュレーション改訂を機に爆増した[[【オカルトアンダケイン】]]の対策として登場直後よろしく多くのデッキに出張するようになった。

[[十王篇]]終期から[[王来篇]]初期の[[オリジナル]][[環境]]では[[【デ・スザーク】]]対策が務まる[[メタ]][[カード]]として使われ、[[【赤黒バクロ法師】]]にさえ挿されたことからもその汎用性の高さが分かるだろう。

[[《ジョリー・ザ・ジョニー Final》]]の登場を機に、[[オリジナル]]で[[【Finalジョーカーズ】>【ジョーカーズ】#jfinal]]のパーツとしてポツポツと入賞するようになった。
**その他 [#x07ff6bc]
-モチーフは木魚、鈴((「すず」ではなく「りん」と読む。仏壇に置いてある、お椀型で金属製のあれのこと。))。頭には線香を載せている。
--[[カード名]]の由来は木魚を叩く音(ポクポク)と鈴の擬音「ちーん」であると思われる。
--派生カードに[[《ポクタマたま》]]があることから別の意味も隠れているような気がするが、たまたまだろう。
--派生カードに[[《ポクタマたま》]]があることから別の意味も隠れているような気がするが、たまたまだろう。珍妙な気もするが。
//しかし、それを由来にするなら「ポクポクちん」という名前にすることもできたはずである。
//--余談だが、「チンちん」を平仮名表記にしたものは、当WikiではNGワードになっており、NGワードの設定を変更しないとページ作成やページ編集ができない事態が起こっていた。
//わりとどうでもいい

-盲点になりがちだが、[[山札]]を[[シャッフル]]するので、[[山札操作]]による戦術の妨害にもなる。

-この[[カード]]の登場により、[[《洗脳センノー》]]の立場が危うくなった。[[【デ・スザーク】]]は[[【ジョーカーズ】]]が苦手とする相手であるため、なおさらである。
--後に[[《暴走 グロール/カルド・コバーン》]]が登場。彼方に一方的に殺されない利点を見られて、[[《洗脳センノー》]]も再評価された。

-松本しげのぶデザインの[[クリーチャー]]。[[カードイラスト]]を担当した[[ikeda_cpt]]は、「原案を見てどのようにイラストに落とし込めば良いか分からず衝撃を受けた」と語っている。

-[[フレーバーテキスト]]の「ルール違反は正座の刑!」という台詞は、このクリーチャーと同じく、[[コスト踏み倒しメタ]]で移動先も同じく[[山札の下]]である[[《制御の翼 オリオティス》]]の決め台詞「許さない!」を彷彿とさせる。
//自軍の不正はスルーする点も同じ
--[[DMRP-17]]の[[20thレア]]版のフレーバーテキストでは名前が「''ボク''チンちん」に誤植されている。

-アニメでは「デュエル・マスターズ!」14話で登場。
ジョーカーズ殺人事件の被害者にお経をあげていたほか、死人をお化けとして蘇らせる能力を持つ。モチーフがモチーフだけに、常に読経のような抑揚を抑えた話し方をしていた。デュエマでは[[黒い人]]戦で使用。[[cip]]で[[黒い人]]の墓地利用戦略を封じた。
--[[ジョー>切札 ジョー]]はこのクリーチャーを作った事を覚えておらず、[[黒い人]]同様に[[デッキー]]が寝ぼけて創造したものと思われる。
--担当声優は[[ハニーQ]]と同じ國立幸氏。 なお、EDクレジットでの表記は「ポク''チンチン''」となっていた。危険な誤植が多い一枚である。

-「デュエルマスターズ!」16話にも登場。[[カブト鬼]]戦で[[cip]]を自分の[[墓地]]に対して使用し、[[破壊]]された[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の再利用を狙った。

***旧テキスト [#ed8811b8]
|ポクチンちん SR 無色[ジョーカーズ] (3)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 3000|
|相手のターン中に、相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは自身の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。|

**関連カード [#x07ff6bc]
-[[《洗脳センノー》]]
-[[《制御の翼 オリオティス》]]
-[[《絶対の畏れ 防鎧》]]
-[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]

-[[《埋め立てロボ・コンクリオン》]]
-[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]
-[[《お清めトラップ》]]
-[[《缶隊長 サーディン》]]

-[[《ポクタマたま》]]

-[[《目的不明の作戦》]]
//「チンちん」部分から連想されるカードを列挙しないようにしてください。

**[[フレーバーテキスト]] [#n8c8d4c9]
-[[DMEX-02]]&br;'''[[ルール違反>コスト踏み倒し]]は正座の刑! [[墓地]]の[[カード]]を成仏させる念仏を、じっくり聞かせてやるチ〜ン。 ― ポクチンちん'''
-[[DMRP-17]](15A/20)&br;'''ポクポクポッ、ち~〜ん!! ― ボクチンちんの[[墓地]]を[[成仏>リセット]]させる念仏'''
-[[DMRP-17]](15A/20)&br;'''ポクポクポッ、ち~〜ん!! ― ボクチンちんの[[墓地]]を[[成仏>墓地リセット]]させる念仏'''
//原文ママ

**収録セット [#h1f04cc0]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[ikeda_cpt]]
--[[DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」>DMEX-02]]
-illus.[[HMK84]]
--[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]](15A/20)、(15B/20)

**参考 [#g488e569]
-[[ジョーカーズ]]
-[[ターン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の下]]
-[[山札送り]]
-[[cip]]
-[[プレイヤー]]
-[[墓地]]
-[[山札]]
-[[シャッフル]]
-[[山札回復]]
-[[メタ]]
-[[【ジョラゴンループ】>【ジョット・ガン・ジョラゴン】#t36efd81]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《ポクチンちん》''がいて、相手がコストを払わずに出したクリーチャーが''《ポクチンちん》''の効果の前に別のゾーンに移動すると、そのゾーンから山札の下に置きますか?
A.山札の一番下には行かず、その移動したゾーンに置かれたままです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32399]](2019.9.30)

>Q.バトルゾーンに相手の''《ポクチンちん》''がいる状況で、自分は[[《透明妖精リリン/妖精のプレリュード》]]を呪文として唱えて、コスト5の無色クリーチャーをコスト0で召喚しました。この時、相手の''《ポクチンちん》''の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。&br;コスト0で召喚したクリーチャーは、バトルゾーンから山札の一番下に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40376]](2020.7.17)
#region2(類似裁定(2021.4.16)){{
>Q.自分の[[《希望のジョー星》]]と[[《ゼロ・ルピア》]]がバトルゾーンにある状況で、墓地から[[《罪無 ウォダラ垓》]]の「ムゲンクライム」を使いました。マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャータップだけを行った場合、相手の''《ポクチンちん》''の「相手がコストを支払わずにクリーチャーを出した時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。「ムゲンクライム」は代替コストです。代替コストを支払った結果、マナコストを支払わなかった場合、''《ポクチンちん》''の能力の対象になります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39644]]
}}
#region2(類似裁定(2021.10.22)){{
>Q.相手の''《ポクチンちん》''と、自分の[[《爆裂筋肉養成所》]]がバトルゾーンにある状況で[[《夢幻なる零龍》]]を召喚した場合、''《ポクチンちん》''の能力で、[[《夢幻なる零龍》]]は山札の一番下に置かれますか?
A.はい。マナコストを支払っていないので、山札の一番下に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40376]]
}}

>Q.コストを支払うかわりに自分のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札の上から1枚目を墓地に置き、自分の手札を1枚捨てて[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]を召喚した際、相手の''《ポクチンちん》''の「相手がコストを支払わずにクリーチャーを出した時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。代替コストを支払った結果、マナコストを支払わなかった場合、''《ポクチンちん》''の能力の対象になります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39643]](2021.4.16)

&tag(クリーチャー,無色,コスト3,ジョーカーズ,パワー3000,cip,墓地利用メタ,山札回復,コスト踏み倒しメタ,cip付与 (相手),除去,単体除去,山札送り,単体山札送り,終音「ん」,SR,スーパーレア,ikeda_cpt,HMK84);