#author("2021-08-26T10:35:29+09:00","","")
#author("2021-09-16T23:38:02+09:00","","")
*《フォース・アゲイン》 [#a396b5ea]

|フォース・アゲイン UC 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、そのクリーチャーを自分の墓地からバトルゾーンに出す。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM-31]]で登場した[[水]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。

自分の[[クリーチャー]]を[[破壊]]して、[[墓地]]から[[バトルゾーン]]に出し直す能力を持つ。

一見すると全く意味のない[[効果]]だが、[[cip]]の使い回しや[[pig]]や[[離れた時]]能力の使用、[[マッハファイター]]を再始動させるなどの[[コンボ]]が組める。
主に[[cip]]を使い回す場合が多い。[[ファッティ]]で例を出すと[[《緑神龍ザールベルグ》]]に使えば「[[コスト]]4の2枚[[ランデス]][[呪文]]」に、[[《サイバー・A・アイアンズ》]]に使えば「[[コスト]]4の5[[ドロー]][[呪文]]」となる。

大型でなくとも、[[《解体人形ジェニー》]][[《腐敗無頼トリプルマウス》]][[《腐敗聖者ベガ》]]などを使い回すだけでも[[アドバンテージ]]は取れる。

また、[[《悪魔神バロム》]]や[[《エンペラー・キリコ》]]などの[[進化クリーチャー]]も[[効果]]対象になるため、[[コンボ]]の幅は広い。ただし、[[進化元]]は[[墓地]]に置かれたままなので、[[バトルゾーン]]に新しい別の[[進化元]]が必要になる。

[[S・トリガー]]のため防御にも使える。[[《狼虎サンダー・ブレード》]]に使えば、擬似的な[[《デーモン・ハンド》]]になる。[[タップ]]されている[[ブロッカー]]を出し直せば[[アンタップ]]できることにも注目したい。

また、[[殿堂入り]]している[[クリーチャー]]の[[cip]]を再使用できる点も大きい。特に[[《ボルバルザーク・エクス》]]は強力である。

[[プレイヤー]]の工夫が要求される、[[水]][[文明]]らしいトリッキーな[[カード]]だと言えるだろう。

**ルール [#g5f07b9f]
-[[cip]]や[[pig]]などの[[トリガー能力]]の場合、この[[呪文]]の[[効果]]を最後まで処理してから処理する。
--例として、[[《呪縛の剣豪バロスト》]]を[[破壊]]した場合、《バロスト》を出し直してから《バロスト》の[[pig]]を処理する。(そのため、結果として2回[[全体除去]]を行うことになる)
-[[状態定義効果]]と[[置換効果]]は、《フォース・アゲイン》の[[解決]]中に割り込んで処理する。
--[[デッキ進化]]の[[クリーチャー]]を出し直す場合、[[山札の上]]が[[クリーチャー]]でなかった場合は、[[進化]]に失敗して[[手札]]に戻る。
--[[モヤシ]]を持つ[[《アクア・ソルジャー》]]を[[破壊]]する場合、[[解決]]の途中で[[手札]]に戻り、そこで処理が終わる。
--[[シールド・フォース]]は[[常在型能力]]なので、[[呪文]]の[[解決]]中でも処理する。よって《フォース・アゲイン》が[[どこでもないゾーン]]にある間に[[シールド]]を選ぶ。

-[[破壊]]した[[クリーチャー]]自身を[[バトルゾーン]]に出すため、[[破壊置換効果]]によって選んだ[[クリーチャー]]が[[墓地]]以外の場所に行ってしまった場合は何も起こらない。[[墓地]]から同名[[カード]]を出すこともできない。
--[[《母なる大地》]]とは異なり、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を増殖することはできない。
--[[セイバー]]で身代わりをした場合、その[[セイバー]]はこの[[呪文]]の対象ではないため戻らない。

-[[タップ]]されている[[クリーチャー]]を[[破壊]]した場合、[[バトルゾーン]]には[[アンタップ]]されて戻ってくる。

-[[進化クリーチャー]]を[[破壊]]した場合、[[進化元]]は[[墓地]]で分離する。したがって、[[バトルゾーン]]に別の[[進化元]]がいない場合は、出し直すことはできない。[[進化元]]を用意できなければ、[[破壊]]された[[進化クリーチャー]]は[[進化元]]とともに[[墓地]]にとどまる。
--[[マナ進化]]や[[墓地進化]]の場合、[[マナゾーン]]や[[墓地]]など、決められた[[ゾーン]]に[[進化元]]があればそれらに重ねて出すことができる。

-[[サイキック・クリーチャー]]を[[破壊]]した場合、[[サイキック・クリーチャー]]は1度[[墓地]]に置かれるものの、この[[呪文]]の[[解決]]中に割り込みで[[超次元ゾーン]]に置かれる。そのため、[[サイキック・クリーチャー]]は出し直すことができない。

-[[《百発人形マグナム》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の[[能力]]は誘発する。[[コスト]]を支払っているのはあくまでもこの[[呪文]]を[[唱える]]ことに対してであり、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]へ戻ってくる時には[[コスト踏み倒し]]として処理されてしまう。
--[[S・トリガー]]で使うと[[《百発人形マグナム》]]の[[能力]]が2度誘発する。

-[[シールド・ゴー]]持ちに撃った場合、[[墓地]]から[[シールドゾーン]]に送られる[[トリガー能力]]のため、''[[バトルゾーン]]に出し直せるが[[シールドゾーン]]には置かれない''。&br;これはシールドゴーは置換効果ではないのでこの呪文の効果に割り込めないためである。

**環境において [#wcfb465e]
発売後に類似する性能の[[《母なる紋章》]]が殿堂入りに指定され、リペアとして注目された。

大型[[ランデス]]持ちとの組み合わせも当初から知られていたが、その種のランデスデッキは環境入りするほど強くはなかった。

[[神化編環境]]から[[エピソード1環境]]にかけて[[【エンペラー・キリコ】]]系統で活躍。[[【ミラクルとミステリーの扉】]]系統でも登場から使われ、エピソード2環境でそちらのパーツとしてブレイクした。全盛期の[[【Nエクス】]]のパーツとしても利用された。

本格的な活躍は[[革命編環境]]から[[革命ファイナル環境]]にかけてであり、主に[[【天門ループ】]]、[[【知新ジャスティス】]]および[[【マークロループ】]]で[[cip]]を使い回すカードとして猛威を振るった。このことから2016年9月15日付で[[殿堂入り]]となった。相方として名を馳せた[[《目的不明の作戦》]]も約10ヶ月後の2017年7月8日に殿堂入りする。比較的踏み倒しやすいクリーチャーであったとしても[[cip]]を[[ループ]]させるとどうなるか。その恐ろしさを世に知らしめたカードとなった。

その後はしばらくコンボデッキで細々と使われるにとどまったが、[[十王篇環境]]に[[【零龍ラジアル】]]が進出すると、[[《次元の嵐 スコーラー》]]のために呪文の詠唱回数を稼ぐためのキーパーツとして採用された。

**他のカード・デッキとの相性 [#qa2871b3]
-[[《神帝スヴァ》]]に使うと一発でゲームに敗北する。[[バトルゾーン]]に戻ってはくるものの「1度[[バトルゾーン]]から離れている」ので、[[特殊敗北]]を満たしてしまうため。

-[[メテオバーン]]持ちの[[墓地進化]][[クリーチャー]]を選ぶと[[テンポアドバンテージ]]を失わずに[[進化元]]を補充できるため相性が良い。特に[[《大邪眼B・ロマノフ》]]との組み合わせは強力。

-同じく[[G・リンク]]状態の[[ゴッド]]も[[テンポアドバンテージ]]を失わずに済む。しかし、この[[カード]]の利用に見合う[[cip]]・[[pig]][[能力]]を持つ[[ゴッド]]は少ないため、実用性には欠ける。

-その名前の通り、[[シールド・フォース]]を設定し直すことができる。そのため[[汎用性]]の低い[[《フォース・リローデッド》]]の立場がない。

-[[ランデス]]や[[ハンデス]]を繰り返して[[ライブラリアウト]]を狙う[[デッキ]]ではよく使われる。[[《緑神龍ザールベルグ》]]などの強力な[[cip]][[クリーチャー]]を使い回せる。

-[[【アマテラスエンジン】]]など特殊な[[コンボデッキ]]の[[キーカード]]の一つである。

-[[《母なる大地》]][[《母なる紋章》]]の[[cip]]再利用[[コンボ]]とほぼ同じ働きが期待できるため、[[《母なる大地》]]の[[プレミアム殿堂]]を意識したデザインである可能性がある。

-[[デュエル・マスターズ公式HP]]のデッキ開発部NEXで紹介された、[[《火之鳥ペリュトン》]]で[[《神羅ライジング・NEX》]]を出す[[コンボ]][[デッキ]]でも[[キーカード]]となる。詳しくは[[《火之鳥ペリュトン》]]のページを参照。この[[カード]]の特性をうまく利用した、いかにも[[コンボ]]らしい[[コンボ]]となっている。

-この呪文で対象にすると[[無限ループ]]が発生してしまうからか、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の[[置換効果]]による[[破壊]]されるかわりの[[山札の下]]送りや[[《Wave ウェイブ》]]の[[cip]]が[[召喚]]限定というデザインになっている。

-[[ニンジャ・ストライク]]で出した[[シノビ]]をこの[[呪文]]で出しなおすと、ターン終了時でも[[山札の下]]へ送られない。

-[[破壊]]したクリーチャーを[[墓地]]から[[バトルゾーン]]に出しているため、[[《復活の儀》]]の条件を達成できる。

**アニメ・漫画での活躍 [#ve066605]
-アニメ「ビクトリー」では[[べんちゃん]]がデュエマ狩り戦で使用。[[《アクア・スーパーエメラル》]]で仕込み、[[《大河海嶺・K・アトランティス》]]での[[バウンス]]に繋げた。

-アニメ「VSRF」では[[No.2]]が[[ルシファー]]戦で使用。[[《禁断機関 VV-8》]]を再び出し、[[禁断機動]]による[[追加ターン]]獲得の準備をした。

**その他 [#rd9aacd2]
-普通に使うと何の意味もないため、[[デュエル・マスターズ公式HP]]のQ&Aで前述の使い方がある程度紹介されている。公式が使い道を提供している数少ないカードである。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35754/]]

-このカードが登場した時期は[[シールド・フォース]]が登場した時期でもあったため、シールド「フォース」をもう一度=「アゲイン」する用途で作られたと思われる。実際に上述のQ&Aでも[[シールド・フォース]]を付け直す使い方を紹介している。
**関連カード [#k1dfe74f]
-[[《フォース・リローデッド》]]
-[[《テキサス・ストーム》]]

-[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]
-[[《斬皇接続 ガラムシッド》]]
**[[フレーバーテキスト]] [#f9c16807]
-[[DM-31]]&br;'''最後の試合の幕切れと共に、[[シノビ]]達は次元の狭間へと帰っていった。'''
-[[DMX-22]]&br;'''[[超ブラック・ボックス>DMX-22]]のウワサ:[[超ブラック・ボックス>DMX-22]]では[[カード]]開発の[[秘>《開発部の守護者 ミッチー》]][[密>《フェアリー・ライフ》]]が明かされる、らしい!?'''
-[[DMEX-08]]&br;'''繰り返していい力と、[[繰り返してはいけない力>無限ループ]]がある。'''


**収録セット [#c7af6b9c]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」>DM-31]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](279/???)
**参考 [#ic16171d]
-[[S・トリガー]]
-[[スーサイド]]
-[[リアニメイト]]
-[[ループ]]

-[[殿堂入り]]

-[[【アマテラスエンジン】]]
-[[【エンペラー・キリコ】]]
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公式Q&A
>Q.''《フォース・アゲイン》''の効果は、自分のクリーチャーを破壊して、それを墓地からまた場に出すので、結局意味ないんじゃないですか?
A.いえいえ。いろいろな使い方はできます。
例えば、タップされているクリーチャーに使った場合、アンタップされて場に戻ることになりますし、「このクリーチャーが破壊された時」や「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」といった効果を持っていれば、それが発動されます。また、そのクリーチャーが「シールド・フォース」能力を持っていて、付けていたシールドがシールドゾーンを離れてしまった場合、場に戻った後で新しくシールドを選んで付けることができます。他にもいろいろ、独創的な使い道を探してみてください。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35754/]]

>Q.''《フォース・アゲイン》''で破壊した[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を山札の下からバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32493]]

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