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#author("2020-05-05T02:49:16+09:00","","")
*《ヒラメキ・プログラム》 [#qe33a2e4]

|ヒラメキ・プログラム R 水文明 (3)|
|呪文|
|自分のサイキックではないクリーチャーを1体破壊する。その後、自分の山札の上から、その破壊されたクリーチャーよりコストが1多いクリーチャーが出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。そのクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|''※プレミアム殿堂''|

[[優勝者賞]]として先行登場し、[[DMR-05]]に収録された[[水]]の[[呪文]]。
登場時点では[[殿堂入り]][[カード]]だった[[《転生プログラム》]]を彷彿とさせる[[コスト踏み倒し]][[能力]]を持ち、[[破壊]]した[[クリーチャー]]より[[コスト]]が1大きいクリーチャーを[[バトルゾーン]]へと呼び出す。

一見すると[[《転生プログラム》]]と似ているが、決して[[下位互換]]ではなく、使い方も全く異なる。
外れた[[カード]]は[[山札]]に戻るため[[ライブラリアウト]]の危険がなく、相手には撃てないため相手の[[ライブラリアウト]]を狙うこともできない。
またあちらは非[[進化]]なら何でも出せるため、あらかじめ[[山札操作]]をしておく必要があったが、こちらはコストが固定されるため、[[デッキ]]構築の段階で生贄+1コストのクリーチャーを極力絞っておく必要がある。

[[進化クリーチャー]]も出すことができるが、生贄+1[[コスト]]の進化クリーチャーが[[山札]]から出てきた時点で[[進化元]]を用意できない場合、[[クリーチャー]]を一体[[破壊]]しただけで終わってしまうということでもある。
逆に[[墓地進化]]クリーチャーに対しては、生贄をうまく選べば進化元の確保を同時に行える。

生贄としては[[コスト]]が高いが正規のコストを払って出ることが少ないクリーチャー、例えば[[《アクア・サーファー》]]などの[[S・トリガー獣]]や[[《予言者ローラン》]][[《絢爛の超人》]][[《オニウッカリ 爆マル》]]などが向く。
特に[[《予言者ローラン》]]を生贄にできれば、最速3ターン目にコスト8のクリーチャーが降臨することに。これを生かしたデッキタイプがいわゆる【ヒラメキローラン】[[【ヒラメキドレーン】]]といわれるデッキである。

また、高[[コスト]]の[[pig]]持ちクリーチャーとも非常に相性が良い。例えば[[《鬼の襲撃 モエル》]]や[[《真実の名 ナッツ・スパゲッティーノ》]]、[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]などを対象に選べば、瞬間的に複数のクリーチャーを並べることができる。上記の使い方とは違い、こちらは[[1ショットキル]]や[[即死コンボ]]を狙える。

本家[[《転生プログラム》]]と同じく色々と[[コンボ]]を考えたくなる、いかにも[[水]][[文明]]らしい[[呪文]]と言えるだろう。もちろん、本家と同様に[[《黒神龍グールジェネレイド》]]と絡めた[[コンボ]]も考えられる。

**ルールについて [#c57b1c06]
-「その''COLOR(red){破壊された}''クリーチャー」とあるので、この呪文の効果で破壊対象に選んだクリーチャーが[[破壊されない]]効果や[[置換効果]]でバトルゾーンにとどまったり、墓地以外のゾーンに置かれた場合、[[踏み倒し]]効果は不発に終わる。
--これは2019年10月以降の裁定で、それ以前は破壊対象に選んだクリーチャーがしたクリーチャーが何かしらの効果でバトルゾーンにとどまったり、墓地以外のゾーンに置かれた場合でも、踏み倒しは可能だった。
--なお、[[ドラグハート・クリーチャー]]か[[GRクリーチャー]]を破壊した場合、それらは[[状況起因処理]]で[[超次元ゾーン]]や[[超GRゾーン]]に送られるが、踏み倒しが可能になるかどうかは[[暫定回答なし]]になっている。

**環境において [#x47907b0]
登場当時は、[[《転生プログラム》]]の[[調整版]]として何かと話題を呼んだが、早々環境で活躍ができたわけではなかった。なかなか良いデッキに巡り合えず、評価がマチマチな期間が約1年続いた。
このカードの評価を最初に向上させたのは、[[【ヒラメキドレーン】]]及びその派生デッキ[[【ヒラメキスネーク】>【ヒラメキドレーン】#snake]]の登場。この構築は、その時環境のトップで大暴れしたため、多くのプレイヤーがこのカードの[[殿堂入り]]を予想したが、実際に殿堂入りしたのは[[《デビル・ドレーン》]]の方で、このカードは殿堂入りを免れた。

それ以降ほとぼりが冷めていたが、[[革命編]]発売直前の2015年6月15日付で[[殿堂入り]]が発表された。この時期は、このカードが[[環境]]で活躍する機会は減っており、やや意外な結果となった。
最初は、「[[侵略]]による[[コスト踏み倒し]]で、コストの高いクリーチャーが容易にバトルゾーンに飛んでくるから」だと思われていたが、「[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]や[[《破壊者 シュトルム》]]等の[[S・トリガー獣]]を、たった3コストで[[ファッティ]]に変えられるこのカードの存在が危惧された」という考え方もできる。

このカードの[[殿堂入り]]は、将来的に「踏み倒しが容易な能力を持った高コストクリーチャー」が出る可能性を示唆しているとも考えられていた。例えば、[[サイキック]]以外にコストの名目値が高い[[超次元ゾーン]]のカードを生み出そうとした場合、「サイキックではない」としか書かれていない制限が開発上の足かせとなってしまう。
だが実際にそれに該当する[[GRクリーチャー]]が登場するのは殿堂入りから約4年後となった。

その後、[[超天篇環境]]で[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]が登場。このカードを組み込んだ[[【ウォズレックループ】]]が考案された。この[[【ウォズレックループ】]]は、[[【ヒラメキシャコガイル】]]を発展させた型と、[[《超竜バジュラズテラ》]]を入れた[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]の2種類が存在した。
特に[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]は、早ければ3ターン目に[[クリーチャー]]軍団と[[除去]]で相手の盤面と[[マナゾーン]]を荒らしつつ、安全に[[1ショットキル]]できるデッキであった。
コスト3というのが[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]の起点である[[《ミラクル1 ドレミ24》]]で[[コスト踏み倒し]]できる範囲であり、サーチによる遅れをそちらによって挽回できるため、殿堂入りのハンデはないも同然であった。また、GRクリーチャーからのヒラメキルートもあるため、ここに来てサイキック以外を対象に取れることが問題になった。
1枚制限にも関わらず高速かつ詰めの性能が高いデッキの主軸を担うようになったことから、ゲーム性を損なうと判断され、2019年7月1日に[[プレミアム殿堂]]に昇格した。

プレミアム殿堂決定直前の環境では、[[《異端流し オニカマス》]]、[[《デスマッチ・ビートル》]]など[[除去]]に苦労する[[コスト踏み倒しメタ]]が減少しており、そのため環境で[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]がプレミアム殿堂に指定されるほど環境で暴れたと見られる。

このカードに関係する[[殿堂レギュレーション]]改訂の発表は当初同年6月29日か30日のワールドホビーフェアと予想されていたが、急遽実質的に予定を繰り上げられる形で6月20日にYoutubeのコロコロチャンネルで発表された。6月22日に[[DMRP-10]]の発売が開始するため、規制の発表をワールドホビーフェアまで待つと新弾の売り上げに響くという判断から緊急で発表が行われたと見られる。

//***[[殿堂ゼロデュエル]]において
//主に[[【大地サイクリカ】]]で使用されており、2019年の10月の裁定変更(上述のルールの項目を参照)を受けるまでは、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]で[[《ヒラメキ・プログラム》]]を唱えて、効果で《スペルサイクリカ》を破壊してから、[[《マーシャル・クロウラー》]]というプランが可能だった。しかし、《スペルサイクリカ》が[[破壊置換効果]]で山札に行ってしまうため、裁定変更後はこのプランが取れなくなり、【大地サイクリカ】はゼロ環境で衰退し、[[【転生サイクリカ】]]にトップメタの座を明け渡す。

**その他 [#d7c4abd1]
-[[サイキック・クリーチャー]]は生贄にできないが、これは[[名目コスト>サイキックコスト]]より[[実質コスト]]が低いためと考えられる。妥当な調整であろう。
--ただし、[[ドラグハート・クリーチャー]]は対象にできる。[[《絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》]]など、[[破壊置換効果]]持ちで相性のいいものもあるので覚えておいて損はない。

-[[カードイラスト]]に描かれているのは[[《スーパーハッカー サイバー・クーン》]]。

-「この[[呪文]]を[[唱える]]」ことを、俗に「ヒラメく」と言う。この表現は公式サイトや[[フレーバーテキスト]]でも用いられ、半ば公式用語化している。

-同じように[[破壊]]した[[クリーチャー]]より[[コスト]]が1大きいクリーチャーを参照する[[《蝕王の晩餐》]]が登場した。[[リアニメイト]]は[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]が多い上に準備が必要であるため、《ヒラメキ・プログラム》の調整版のようにも見える。

-本家の[[Magic:The Gathering]]では2019年5月3日発売の「灯争大戦」でこのカードと同じく1コスト上のクリーチャーに生まれ変わらせる《新生化/Neoform》が登場している。こちらと異なり多色カードである上に[[デュエマ]]の[[パンプアップ]]に相当する+1/+1カウンターが乗せられる。

-漫画「ビクトリー」では[[才場 源内]]が勝太戦で使用。[[《サイバー・G・ホーガン》]]をバトルゾーンに出したが、何を破壊したかは描かれていない。

-漫画「覇王伝ガチ!!」にて、[[大虎>赤星 大虎]]が[[友麒]]戦で使用。[[《神豚槍 ブリティッシュROCK》]]を[[破壊]]し、[[《世界の果て ターミネーター》]]を呼び出した。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、[[未来>虹矢 未来]]が黒澤世観戦で使用。[[《進軍する巨砲 クロムウェル》]]を[[破壊]]して[[シールド・ゴー]]を発動させ、6[[コスト]]の[[《誇り高き破壊者 ムスタング》]]につなげた。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[勝太>切札 勝太]]や[[《裂竜の鉄槌 ヨルムンガルド》]]が使用している。

**関連カード [#bd90f81f]
-[[《転生プログラム》]]
-[[《蹴断の閃き マトリクス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#m61e1f68]
-[[DMD-13>DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」]]&br;'''ヒラメキ連打で勝ちまくれ!'''
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]&br;'''わぁい、コンボー ---[[ユウヤ]]'''
-[[DMX-22]]&br;'''わぁい、コンボー ---[[ユウヤ]]'''


**収録セット [#gb0c46ac]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]
--[[DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」>DMR-05]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]]
--[[DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]([[ヒーローズ・カード]])
--[[プロモーション・カード]](P10/Y11)([[アルトアート]])

**参考 [#gcca2ebd]
-[[スーサイド]]
-[[山札の上]]
-[[コスト]]
-[[クリーチャー]]
-[[見せる]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[山札]]
-[[シャッフル]]
-[[優勝者賞]]
-[[殿堂入り]]
-[[非サイキック]]
-[[【ヒラメキマドンナ】]]
-[[【ヒラメキドレーン】]]
-[[【ヒラメキシャコガイル】]]
-[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]
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公式Q&A
>Q.''《ヒラメキ・プログラム》''を唱えた時、バトルゾーンに自分のクリーチャーが1体もいなかったら山札を見せる動作だけ行いますか?
A.はい、見せる動作だけを行います。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32477]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);