#author("2021-12-05T11:45:05+09:00","","")
*《ハムカツ&ruby(だん){団};の&ruby(ばくさい){爆砕};&ruby(ゴー){Go};!》 [#a246efd4]

|ハムカツ団の爆砕Go! R 火/自然文明 (6)|
|呪文|
|S・トリガー|
|次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|►相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。|
|►バトルゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主のマナゾーンに置く。|

[[DMR-23]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。

この[[サイクル]]いずれにも言える事だが、稀に見るスペックの高さを誇る呪文である。[[《ミラクル・バーストショット》]]と[[《ナチュラル・トラップ》]]を足して2で割らなかったという評が適切だろうか。

[[カード]]の種類を問わない確定除去と、小型クリーチャーの一斉除去。S・トリガーとしてはいずれも強力な能力だが、場合によっては腐りやすいのが従来の難点だった。しかし、この[[カード]]は状況に応じて効果を[[モード]]で選択できる。コストも6と重くはないので[[手打ち]]する事も十分に考えられる。

[[火力]]の範囲は相手のみのため、自分の[[《単騎連射 マグナム》]]などのシステムクリーチャーを巻き込まない。
カード指定除去の方は自分のカードも対象に取れるため、[[封印]]を解除しつつ[[マナブースト]]という芸当もできる。

**環境において [#cd6626c6]
[[革命ファイナル環境]]から[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【モルト「王」】]]を初めとした[[【準赤単】]]系統に採用されていた。[[【準赤単】]]では[[火]]と[[自然]]の[[マナ基盤]]になる上に、マナが伸びるデッキタイプなので少々コストが重い点もあまり気にならず[[手打ち]]も視野に入った。

[[《異端流し オニカマス》]]の登場以降、軽量[[アンタッチャブル]]に弱いという点から防御札として失墜したかと思われた[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]も、このカードと[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]のおかげで安定して《オニカマス》を返すことができるので、[[【準赤単】]]に限っては変わらず採用された。
仮に[[速攻]]が相手でも、[[【赤青レッドゾーン】>【レッドゾーン】]]で《オニカマス》からゲームが動き始めるパターンだとダイレクトアタックまでに5ターン程度かかるので、順当にマナを伸ばせば4ターンで《オニカマス》を焼き、残ったクリーチャーを《ボルシャック・ドギラゴン》で処理するプランも十分成立する。
[[【準赤単】]]以外では[[【5色ドギラゴン剣】]]を始めとする[[5色]]で使用されていた。

[[【5色ジョリー】]]においては単なる除去にとどまらず、[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]で[[エクストラウィン]]できなかった際にそちらをカード指定[[マナ送り]]でマナゾーンに回収して[[《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》]]の[[Dスイッチ]]などで再利用することに繋げるためのカードとしても考慮された。

ところが[[双極篇環境]]になって[[殿堂レギュレーション]]改定の影響で[[【モルト NEXT】]]などの[[【準赤単】]]が環境から姿を消すと、採用先を失い見かけなくなってしまった。[[【5色ドギラゴン剣】]]も[[《アクアン・メルカトール》]]による[[墓地肥やし]]を[[リアニメイト]]に繋げるべく構築をクリーチャーに寄せるようになったため、呪文であるこのカードは若干優先度が下がった。

[[超天篇環境]]になって[[【モルト NEXT】]]は盛り返したが、この頃は[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]が防御札として信頼されており、[[革命0トリガー]]を成功させるべく[[デッキ]]の[[火]]の[[非進化]][[クリーチャー]]の比率を極力上げることが求められていた。[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]の登場によって、これまで以上の[[ドラゴン]]をデッキに積む事が可能になっていたので、このカードの立場は厳しくなっていた。

[[王来篇環境]]では[[【5色コントロール】]]系統が[[アドバンス]]・[[オリジナル]]を問わずに環境の中心にあるため、1枚積み中心の[[グッドスタッフ]]構成での入賞が稀に見られる。
**その他 [#mc3d5d55]
-バトルゾーンのみに対象が絞られたとは言え、[[《トンギヌスの槍》]]にS・トリガーがついたという時点で十分以上に強い。[[ビッグマナ]]ならば、これからはこちらの方を優先して入れるべきかもしれない。
--実際のところ、[[【5色コントロール】]]では色基盤も兼ねてたまに採用されている。あちらは[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[禁断爆発]]が間に合う[[デッキ]]速度であり、出した相手のコマンドを除去して攻撃を減速させることができるからこそ、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]によって[[墓地送り]]不可の[[封印]]に対する[[メタ]]が機能するということでもある。

-登場時の環境では、パワーを指定する全体[[火力]][[S・トリガー]]の出番は無くなりつつあったが、その状況を覆しうるカードパワーを持つ。多色と単色の違いはあるが、[[《ミラクル・バーストショット》]]の出番はほぼ無くなったと言っていいだろう。

-6マナ2色で3000以下全体除去と言えば[[《炎槍と水剣の裁》]]が思い浮かぶであろう。あちらは焼いた分だけ[[ドロー]]できるが飽くまで焼けたらの話であり、相手[[クリーチャー]]の[[パワー]]によっては[[唱える]]意味のない[[カード]]になる。それに対してこちらは3000以下というパワーラインに収まらなければ[[カード指定除去]]を選ぶことで腐らずに済む。
--時代の流れもあろうが、かつて[[プレミアム殿堂]]に指定された後に無制限化されたカードよりもはるかに高い採用率を誇るというのは何とも言えない現象である。

-実は[[DMRP-01]]に登場する[[コスト踏み倒しメタ]]クリーチャー3種全てをこの呪文で除去できる([[《デスマッチ・ビートル》]]、[[《洗脳センノー》]]は[[マナゾーン]]送り、[[アンタッチャブル]]を持つ[[《異端流し オニカマス》]]は[[全体除去]]で[[破壊]])

-アニメ「VSRF」第39話では[[勝太>切札 勝太]]が、漫画版で[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を獲得する話とほとんど同じ流れで、[[切札 勝Z]]との[[デュエマ]]の中で入手する。その後第42話の[[バサラ]]戦で使用。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]によって[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]へと付けられた[[封印]]を[[マナゾーン]]に送り((この際封印に使われた[[《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》]]は[[タップ]]状態でマナゾーンに送られたが、この描写には疑問が残る。[[《ギガタック・ハイパー・トラップ》>《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]の裁定から、封印はマナゾーンに移動してから表向きになるが、封印の特性は確認できないため、[[多色]]か[[単色]]かも確認できない筈である。))、救出した。同シーンでは[[墓地送り]]以外であれば《ドルマゲドンX》の[[ロック]]は機能しない、という解説が添えられた。
--劇中では封印外しで使われたが、カード確定除去でドルマゲドンを除去し、[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]のcipで丁度ドルマゲドンを完全に倒すこともでき、攻防とも禁断対策として設計されたカードという事がわかる。

**[[サイクル]] [#s14ce744]
[[DMR-23]]で登場した「Go!」[[サイクル]]
[[カード名]]に革命ファイナルで結成された[[革命軍]]と[[イラスト]]にその属する団員が描かれている。全て[[S・トリガー]][[呪文]]で2つの異なる[[効果]]を[[モード]]で選べる。 
-[[《ドレミ団の光魂Go!》]]
-[[《ダママ団の聖護Go!》]]
-[[《テック団の波壊Go!》]]
-[[《アクミ団の悪獄Go!》]]
-''《ハムカツ団の爆砕Go!》''

**関連カード [#xdd7640c]
-[[《ミラクル・バーストショット》]]
-[[《ナチュラル・トラップ》]]
-[[《トンギヌスの槍》]]


**収録セット [#ff599c53]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Tanru]]
--[[DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」>DMR-23]](28/74)
--[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」>DMEX-07]](16/48)
--[[プロモーション・カード]]([[アルトアート]]・P64/Y15)

**参考 [#a32332d4]
-[[S・トリガー]] 
-[[火力]]
-[[全体除去]]
-[[マナ送り]]
-[[カード指定除去]]

&tag(呪文,火文明,自然文明,赤緑,多色,コスト6,S・トリガー,モード,火力,パワー3000以下,除去,全体除去,破壊,カード指定除去,マナ送り,R,レア,Tanru);