#author("2021-03-24T18:26:55+09:00","","")
#author("2021-03-27T16:52:24+09:00","","")
*《ドンドン&ruby(す){吸};い&ruby(こ){込};むナウ》 [#h0bbee32]

|ドンドン吸い込むナウ R 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。このようにして見せたカードが火または自然のカードであれば、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。|

[[DMR-03]]で登場したユニークな名前の[[水]]の[[呪文]]。

「ドンドン○○ナウ」[[呪文]][[サイクル]]の[[水]]。
同弾の[[サイクル]]中でも群を抜いて使用率の高い、優秀な[[カード]]である。

自分の[[山札の上]]5枚の中から1枚を[[手札]]に加え、それが[[火]]または[[自然]]であれば[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]を1体[[バウンス]]ができる。[[サーチ]]による後続の確保と[[バウンス]]による[[除去]]を1枚で行えるため、既存の[[カード]]よりも格段に[[テンポアドバンテージ]]を取りやすい。[[コスト]]4と[[軽い]]ため[[手打ち]]がしやすく、各種[[超次元]][[呪文]]や[[《焦土と開拓の天変》]]などにスムーズに繋げられる。

[[《紅神龍バルガゲイザー》]]のような[[アタックトリガー]]持ちや、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]のような[[システムクリーチャー]]を[[バウンス]]できれば理想的。[[《時空の雷龍チャクラ》]]や[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]などの[[サイキック]]を消してしまうこともできる。

[[バウンス]]の範囲は自分を含むので、出した[[cip]][[クリーチャー]]を再利用することもできる。有り難いことに[[任意]]なので、無理に[[バウンス]]する必要も無い。

序盤から終盤まで[[腐る]]ことが少なく、[[S・トリガー]]を持つことで防御面の強化にもなる。似たような役割の[[《ライフプラン・チャージャー》]]や[[《フェアリー・シャワー》]]と比べると、[[マナブースト]]はできない分、[[S・トリガー]]で[[バウンス]]ができる点が優秀なので[[デッキ]]によって使い分けたい。

同時期に登場した[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]との相性も良く、この2枚によって、[[【青赤緑ビートダウン】]]は大幅に強化されることになった。

総じて高い[[汎用性]]を持つ[[カード]]であり、[[青赤緑]]、[[青赤]]、[[青緑]]、[[5色コントロール]]などの[[デッキ]]では[[必須カード]]として扱われ、その優秀さを存分に発揮している。逆に、そのような[[デッキ]]との[[ゲーム]]ではこの[[カード]]の存在に警戒したい。

**ルール [#a1a1c314]
-相手に見せて[[手札]]に加えるまでが[[強制]][[効果]]。どの[[文明]]であっても加える[[カード]]は必ず見せなければならない。しかし[[バウンス]]は[[任意]]のため、[[火]]または[[自然]]の[[カード]]を[[手札]]に加えて[[バウンス]]を行わない事も出来る。

**環境において [#ic63d6f1]

性能は相当のもので、[[青赤緑]]系列の[[デッキ]]のみならず、[[火]]もしくは[[自然]]と[[水]]を併用する[[デッキ]]での採用率は著しく伸びた。そのため、これ以降「''吸い込まれて終わり''」という言葉が「[[除去]]耐性や[[cip]]を持たない大型[[クリーチャー]]」や「即効性の無い高[[コスト]][[システムクリーチャー]]」に対する常套句となるようになった。[[エピソード1環境]]では[[【Nエクス】]]、[[【ラムダビート】]]など色の合う[[【中速ビート】]]・[[コントロール]]には何でも入ったといっても過言ではなかった。
結果的に、[[超次元]]系[[デッキ]]や[[【速攻】]]デッキを除くと、このカードを無理なく積める[[青赤緑]]や[[青緑]]、およびそれに準じたもの以外のほとんどの[[デッキ]]カラーは立場を失った。

この[[カード]]の登場以降[[【連ドラ】]]でスピードアタッカーを持たない[[《紅神龍バルガゲイザー》]]が使われなくなっていったことからも、影響力の大きさがうかがえる。

エピソード2環境では[[【ターボゼニス】]]、[[【ミラクルとミステリーの扉】]]などで使われ、この頃になると[[殿堂入り]]候補にまで名前が上がるようになった。この頃も[[ピーピングハンデス]]でまず真っ先に狙われる要警戒カードとして悪名高かった。
[[エピソード2]]まで再録が無い状況であり、エピソード3になって再録されたといってもいずれのケースでも[[構築済みデッキ]]に1枚投入されるにとどまっていたため「むしろ1枚制限とすることで所持枚数の少ないプレイヤーを救済すべき」と[[資産ゲー]]の進行に警鐘を鳴らす意見まであった。

登場以降積極的に使われていたカードであったが、[[革命編環境]]では[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]が登場した影響で3色以上のデッキが敬遠されるようになり、こうして相性の良かった[[青赤緑]]系列の勢いが衰えた影響でこのカード自体も手放しで評価されることはなくなった。

[[新章デュエル・マスターズ]]以降[[コスト踏み倒しメタ]]の普及によって[[サイキック・クリーチャー]]が締め付けに遭っているため、役割対象となるそれらが[[着地]]して除去の的としてこのカードを待つ場面が減った。再録がたびたび行われて流通の問題も解消された結果、この頃になると普通の[[基本カード]]として定着し、[[エピソード3]]の頃のように[[殿堂入り]]が囁かれる存在ではなくなった。

[[超天篇環境]]以降の高速化した環境では優先順位が低くなり、[[十王篇環境]]に成立した[[水]]系の[[【ドギラゴン閃】]]系列でも不採用のレシピが多い。
**再録について [#ud0ea9c5]
-公式側もこの[[能力]]が非常に優秀なものであると判断したのか、[[サイクル]]中で最も[[レアリティ]]が高い。それ故にシングルでの価格は並の[[レア]]に比べ大分高く、複数枚集めるのには苦労する。[[DMD-09]]での初[[再録]]は1枚のみであり、以降も1枚のみの[[再録]]が続いていたため、かつての[[《デーモン・ハンド》]]のような状態だった。

-[[エピソード3]]で登場した3種の[[アウトレイジ]]の[[デッキ]]に全てにこの[[カード]]が収録されていたものの、どれも1枚収録だった。それらの[[デッキ]]収録分と[[DMX-14]]の「アルティメットアウトレイジパック」の1パックを合わせてやっと4枚になる。

-[[革命編]]に発売された[[DMD-26]]では[[旧枠]]のイラスト替えバージョンではあるが3枚も収録されたため、格段に集めるのが楽になったと言えるだろう。

-[[DMX-22]]では[[イラスト]]が微妙に異なるAバージョンとBバージョンの2種類が存在し、間違い探しとなっている。以下は回答である(反転してあるので各自で確認してほしい)。
|~回答|
|BGCOLOR(white):COLOR(white):''1.中央で吸い込まれているクリーチャーの有無。&br;2.中央で吸い込む渦の向きが時計回りか反時計回り。&br;3.左上のクリーチャーの角が2本か3本。&br;4.左側の機械の形が楕円か菱形。&br;5.左から二番目の機械のフレームが直線か波状。&br;6.機械内部のランプの形が横長か球体。&br;7.右下のクリーチャーが《T・アナーゴ》か《龍覇 ニンジャリバン》か。''|

//+''COLOR(white){中央で吸い込まれているクリーチャーの有無。}''
//+''COLOR(white){中央で吸い込む渦の向きが時計回りか反時計回り。}''
//+''COLOR(white){左上のクリーチャーの角が2本か3本。}''
//+''COLOR(white){左側の機械の形が楕円か菱形。}''
//+''COLOR(white){左から二番目の機械のフレームが直線か波状。}''
//+''COLOR(white){機械内部のランプの形が横長か球体。}''
//+''COLOR(white){右下のクリーチャーが《T・アナーゴ》か《龍覇 ニンジャリバン》か。}''

-コロコロアニキ付録の[[プロモーション・カード]]では、代表作「デデデでプププなものがたり」の連載終了以降消息不明であった[[ひかわ博一]]氏が描く任天堂の看板キャラクター「カービィ」が描かれた。敵キャラクター「ワドルドゥ」「キャピィ」、そして好物である「マキシムトマト」を吸い込んでいる。
--[[武内いぶき]]氏が描く[[《ゲラッチョ男爵》]]と同様、コロコロコミック連載漫画のキャラクターとしての登場である為か、開発元のHAL研究所や発売元の任天堂のコピーライトマークはない。

**その他 [#dd78c86f]
-そのユニークかつエキセントリックな[[カード名]]ゆえ、[[サイクル]]の他の[[カード]]と[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]や[[《鬼神!ヴァルボーグなう》]]などと共に、多くの[[プレイヤー]]にとって賛否の分かれるネーミングであった。なかでもこのカードは、サイクル中最も比べ抜きん出て採用率が高かった分、反響も大きかった。

-[[火]]と[[自然]]両方を[[デッキ]]に入れる必要があるイメージだが、どちらか片方しか使わなくても変わらずに優秀。[[火]]か[[自然]]の多い[[デッキ]]ならば安定して[[バウンス]][[能力]]も利用できる。

-「吸い込む」とあるが、この[[カードイラスト]]は扇風機をモチーフにしたものであり、本来は「吐き出す」が正しい。初期版のイラストを手掛けた[[Nottsuo]]氏も「扇風機が吐き出すイメージで描いた」と述べていたため、それを考慮するとネーミングミスの可能性も考えられるが、効果は正しく「吸い込む」ものであり、一概にミスであるとは言い切れない。
--[[MODE→CHANGE]]版の[[イラスト>カードイラスト]]では迫力が増した分、より吐き出していることが分かりやすくなっている。

-[[手札]]に加える[[カード]]を[[火]]または[[自然]]と考えた場合、[[S・トリガー]]で+1、[[バウンス]]で+3[[コスト]]なので上から5枚を見て[[手札]]に加える[[効果]]が0[[コスト]]相当になってしまう。[[《サブマリン・プロジェクト》]]などと比べると結構なオーバースペックである。

-他の「ドンドン○○ナウ」[[サイクル]]と異なり、この[[カード]]だけ追加[[能力]]が[[ドロー]]ではなく[[バウンス]]である。
--前半の能力が実質的な[[ドローソース]]であるために[[能力]]が被らないようにしたのだろうが、そのことでかえって強力な[[呪文]]になってしまった。

-極めて優秀で人気の高いカードのためか、[[《ドンドン水撒くナウ》]]、[[《ドンドン吹雪くナウ》]]などの派生カードも登場している。

-アニメでは[[ドラゴン龍]]が使用。クールな印象を持つ[[ドラゴン龍]]がこの[[カード名]]を叫ぶのは、視聴者に少なからず衝撃を与えた。また「ビクトリーV3」では[[切札 勝太]]が脱獄犯戦で使用し、[[《百万超邪 クロスファイア》]]を[[手札]]に加えた。

**関連カード [#d96c5309]
-[[《ドンドン吹雪くナウ》]]

**[[サイクル]] [#k0a1bcc0]
[[DMR-03]]の「ドンドン○○ナウ」[[呪文]][[サイクル]]。[[敵対色]]を指定する追加[[効果]]が有り、すべて[[S・トリガー]]を持つ。
-[[《ドンドン守るナウ》]]
-''《ドンドン吸い込むナウ》''
-[[《どんどん掘るナウ》]]
-[[《ドンドン叩くナウ》]]
-[[《ドンドン打つべしナウ》]]

派生カード
-[[《ドンドン水撒くナウ》]]
-[[《ドンドン吹雪くナウ》]]
-[[《ドンドン火噴くナウ》]]


**[[フレーバーテキスト]] [#lc36af93]
-[[DMX-22]](b50/???)&br;'''間違い7つ、みつかるかな? ---Aバージョン'''
-[[DMX-22]](b51/???)&br;'''間違い7つ、みつかるかな? ---Bバージョン'''
-[[DMBD-13]]&br;'''[[ハンター]]・[[エイリアン]]連合軍と[[アンノウン]]の激戦の中、希望の双子、鬼丸と修羅丸も戦おうと構えたが、守り手たちは希望を残すべく次元の穴へと吸い込んだのだった。'''

**収録セット [#g1142322]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Nottsuo]]
--[[DMR-03 「エピソード1 ガイアール・ビクトリー」>DMR-03]]
--[[DMD-09 「1stデッキ アウトレイジ・ダッシュ」>DMD-09]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]]
--[[DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」>DMD-13]]
--[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」>DMBD-02]]
--[[DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」>DMBD-09]]
--[[DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」>DMRP-11]]([[ウルトラゴールデンカード]])
--[[DMBD-11 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」>DMBD-11]]
--[[DMEX-09 「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」>DMEX-09]](9/42)
--[[DMBD-13 「クロニクル最終決戦デッキ 覚醒流星譚」>DMBD-13]](16/26)
-illus.[[Sato Masanori]]
--[[DMD-11 「禁断の変形デッキ アウトレイジの書」>DMD-11]]
--[[DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」>DMD-26]]
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](b50/???・Aバージョン)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](b51/???・Bバージョン)
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[プロモーション・カード]](P7/Y15)
--[[プロモーション・カード]](P10/Y15)
-illus.[[ひかわ博一]]
--[[プロモーション・カード]](P76/Y16)

**参考 [#ucfd3257]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[見る]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]
-[[見せる]]
-[[火]]
-[[自然]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[バウンス]]
-[[MODE→CHANGE]]
-[[青赤緑]]
-[[必須カード]]
----
公式Q&A
>Q.山札が5枚です。''《ドンドン吸い込むナウ》''を唱えたら、山札を上から5枚を見ることによって0枚になります。この場合、自分はゲームに負けますか?
A.いいえ、山札を見ている状況では、まだカードは山札にある扱いですので、ゲームの負けにはなりません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33990]]

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