#author("2021-04-03T02:22:09+09:00","","")
#author("2021-04-05T19:30:49+09:00","","")
*《デュエマの&ruby(おに){鬼};!キクチ&ruby(しはんだい){師範代};》 [#h8aff435]

|デュエマの鬼!キクチ師範代 P 闇文明 (3)|
|クリーチャー:ヒューマノイド 3000|
|いずれかのプレイヤーの山札から、手札以外のゾーンにカードが置かれる時、かわりにそのプレイヤーはそのカードを山札に加えてシャッフルする。|

[[DMX-12]]で登場した[[闇]]の[[ヒューマノイド]]。

[[山札]]から[[手札]]以外の[[ゾーン]]への移動を事実上規制する[[能力]]を持つ。

つまり、[[山札]]からの[[コスト踏み倒し]]、[[マナブースト]]、[[シールド追加]]、[[墓地肥やし]]を全て封殺する。

この[[クリーチャー]]の存在下では[[《ミラクルとミステリーの扉》]]を筆頭とした[[山札]]からの[[コスト踏み倒し]]は完全に封じられる。さらに、序盤の要である[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《霞み妖精ジャスミン》]]が[[腐り>腐る]]、[[《無頼聖者スカイソード》]]や[[《薔薇の使者》]]等が使い物にならなくなり、[[《超次元の手ホワイト・ブラックホール》]]で[[シールド焼却]]ができたり、[[《ヴォルグ・サンダー》]]が実質[[準バニラ]]と化すなど、文面以上に強烈な[[能力]]である。

ただし、自分にも適用されるため、[[デッキ]]構築が制限されてしまうのが最大の欠点。
また、相手が[[山札]]以外から[[マナブースト]]をする、そもそも[[ブースト]]をしない[[デッキ]]だと単なる[[バニラ]]なので気をつけよう。逆に言えば、それが有効な対処法である。

[[ビートダウン]]相手にはそれほど刺さらないが、[[コントロール]]や[[コンボデッキ]]、特に[[自然]]入り[[デッキ]]の動きを大きく遅らせる[[クリーチャー]]。[[除去]]できなければ大きく[[テンポアドバンテージ]]を殺がれることになることになるので要注意。

使う場合も使われる場合も影響は非常に大きいため、以下の一覧に一通り目を通しておきたい。

**制限される行動 [#hb56585c]
-[[山札]]から[[マナゾーン]]へ[[カード]]を置く処理。
--[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《霞み妖精ジャスミン》]]など多数。
--なお、[[アクティブ・プレイヤー]]の[[《セブンス・タワー》]]の[[メタモーフ]]による[[マナブースト]]は防げない。先に[[置換効果]]で置き換えられるためである。逆に、何らかの方法で非[[アクティブ・プレイヤー]]が利用した場合、先にこのクリーチャーの[[置換効果]]が優先され、[[ブースト]]は不発に終わる。
--なお、[[ターン・プレイヤー]]の[[《セブンス・タワー》]]の[[メタモーフ]]による[[マナブースト]]は防げない。先に[[置換効果]]で置き換えられるためである。逆に、何らかの方法で非[[ターン・プレイヤー]]が利用した場合、先にこのクリーチャーの[[置換効果]]が優先され、[[ブースト]]は不発に終わる。
-[[山札]]から[[クリーチャー]]カードを[[バトルゾーン]]へ置く処理。
--山札からの[[コスト踏み倒し]]、[[連鎖]]系の[[キーワード能力]]、[[革命0トリガー]]で出る[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]など。
---[[ガチンコ・ジャッジ]]で[[アクティブ・プレイヤー]]側が[[《おやすみヒッポポさん》]]をめくった場合、または[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]による踏み倒しは防げない。
---[[ガチンコ・ジャッジ]]で[[ターン・プレイヤー]]側が[[《おやすみヒッポポさん》]]をめくった場合、または[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]による踏み倒しは防げない。
--[[山札]]から[[進化クリーチャーの下]]へ[[カード]]を置く処理。
---「[[進化クリーチャーの下]]」はバトルゾーンに存在する''ゾーンでない領域''のため、山札からバトルゾーンへの移動と同様に制限される。
---[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]が該当。
-[[山札]]から[[バトルゾーン]]へ[[クロスギア]]カードを置く処理。
--[[《聖獣ピュアイカズチ》]]、[[侍マジック]]など。
-山札からクロスギアを[[ジェネレート]]する処理。
--[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]など。
-[[山札]]から[[裏向き]]のまま[[カード]]を[[バトルゾーン]]に置く処理
--[[封印]]が該当。
---[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]の効果は置換効果であるため防げない。
-[[山札]]から[[シールドゾーン]]へ[[カード]]を置く処理。
--[[シールド・プラス]]系の[[能力語]]、[[シールド追加]]、[[シールド交換]]など。
-[[山札]]から[[墓地]]へ[[カード]]を置く処理。
--[[墓地肥やし]]など。
-[[山札]]から[[墓地]]へ[[カード]]を置き、さらにその[[カード]]を[[プレイ]]する処理。
--[[《紺碧術者 フューチャー》]]、[[《変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト》]]、[[《邪眼教皇ロマノフII世》]]で[[呪文]]を唱える処理。[[《無限皇 ジャッキー》]]で[[アウトレイジ]]を場に出す処理など。そもそも[[墓地]]に必要なカードが落ちないため不発に終わる。
-[[デッキ進化]]。[[進化元]]は[[山札]]に戻って[[シャッフル]]され、[[進化]]に失敗した場合と同様の処理を行う。

**制限されない行動 [#p78edeee]
-[[ドロー]]や「[[手札]]に加える」は制限されない。
-「[[ドロー]]してから[[捨てる]]」系の[[手札交換]]は制限されない。[[山札]]から直接[[墓地]]へ移動しているのではなく、一度[[手札]]を介しているためである。
--[[《エマージェンシー・タイフーン》]]など。
-他の[[ゾーン]]から[[山札]]へ[[カード]]を置く行為は制限されない。
--[[《サイバー・ブック》]]など。
-[[山札]]の順番を変更する行為は制限されない。
--[[ガチンコ・ジャッジ]]、[[山札操作]]など。
-[[山札]]から直接[[呪文]]を唱える処理。
--[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]や[[《聖霊左神ジャスティス》]]など。
--この場合、[[呪文]]の[[解決]]が終わった後に、唱えた[[呪文]]を墓地へ置かずに[[山札]]へ加え、[[シャッフル]]する。[[チャージャー]]は[[置換効果]]なので、[[アクティブ・プレイヤー]]が誰かによって処理が変わる。
--この場合、[[呪文]]の[[解決]]が終わった後に、唱えた[[呪文]]を墓地へ置かずに[[山札]]へ加え、[[シャッフル]]する。[[チャージャー]]など、呪文によって置換効果が発生した場合、そちらを優先する。
---この時の[[呪文]]でこの[[カード]]が[[除去]]された場合、唱えた[[呪文]]を[[墓地]]に置こうとする時点ではこのカードがないため、通常通り墓地に置かれる。
-[[山札]]から[[墓地]]へ[[カード]]を置き、置かれるはずだった[[カード]]の[[特性]]によって条件分岐する処理。
--[[《爆冒険 キルホルマン》]]、[[《漆黒の猛虎 チェイサー》]]の[[スピードアタッカー]]化。[[《変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト》]]の[[パンプアップ]]など。実際には[[墓地]]に置かれないが、その[[カード]]の情報は公開されるため有効。
-[[超GRゾーン]]は山札ではないので[[GR召喚]]は制限されない。

[[能力]]の影響範囲が広い分、影響を受ける[[カード]]の数は非常に多い。特に使い物にならなくなるような[[カード]]については要注意である。

**その他 [#mf310da9]
-[[コスト]]3[[システムクリーチャー]]の宿命として、[[《穿神兵ジェットドリル》]]と同じく2[[ターン]]目の[[マナブースト]]には間に合わないのが難点。その辺りは割り切るしか無いだろう。

-[[置換効果]]なので、指定されたゾーンに置かずに直接[[山札]]に加えて[[シャッフル]]する。&br;そのため、[[cip]]や[[スペース・チャージ]]等の[[ゾーン変更誘発]]は誘発しない。

-後に[[同型再販]]の[[《禁術のカルマ カレイコ》]]が登場。こちらは[[ヒューマノイド]]なので[[【赤黒ヒューマノイド】]]などにはこちらがよいが、あちらは[[オラクル]]なので[[デッキ]]に合った方を選択したい。もちろん[[墳墓避け]]に2枚ずつ投入したり、合計8枚積みすることもできる。

-[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]と共に使うと、相手が移動させようとしたカードは[[山札]]の任意の場所に加えられ、[[シャッフル]]せずに処理を終了する(2019年3月2日正式回答)。
--まず相手の[[手札]]以外の[[ゾーン]]に加わるはずだったカードは《キクチ師範代》の[[置換効果]]で[[山札]]に加えて[[シャッフル]]しようとする。しかし[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の「山札の順番を入れ替えたりできない」[[継続的効果]]により[[シャッフル]]できない。しかし[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の影響下で「山札に加えてシャッフルする」といったような山札の不特定の位置に移動させる効果の場合は山札の任意の場所に加えることで対処するためである([[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の公式Q&A参照)。

-[[山札]]は[[非公開ゾーン]]であり、[[ゾーン]]を移動する前に置換されるため、持ち主は本来[[山札]]から移動するはずだった[[カード]]を相手に見せる必要はなく、また自身も確認することができないという裁定であったが、裁定変更により[[公開ゾーン]]への移動となる場合には両プレイヤーが確認できるようになった。

-[[エピソード2環境]]において[[トップメタ]]を走る[[【ミラクルとミステリーの扉】]]に対する[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]としてデザインされたと考えられる。&br;他にも[[【サイバー・G・ホーガン】]]、[[【転生プログラム】]]、[[【不滅オロチ】]]、[[【連ドラ】]]、[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]といったメジャーな[[デッキタイプ]]も軒並み影響を受ける。また、[[【ターボゼニス】]]、[[【Nエクス】]]、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]などの過剰[[ブースト]]を行うデッキも大打撃を受ける。この[[カード]]の影響を受ける[[カード]]は非常に多く、実際に影響を受ける[[デッキ]]はさらに多い。

-[[《コーライル》]]等を使用して[[サイキック・クリーチャー]]を[[山札]]へ戻す場合、『[[超次元ゾーン]]に戻すが優先され、[[山札]]は[[シャッフル]]しない』という正式な裁定が出された。これにより[[無限ループ]]による[[ゲーム]]の仕切り直しは回避されることになった。
//そのため、この能力は事実上「山札から手札または超次元ゾーンへの移動」以外を置き換えることになった。

-流石に[[除去]][[耐性]]は持っていないので、[[ループ]][[コンボ]]の途中で除去されると弱い。ループの途中で[[《S級原始 サンマッド》]]や[[《掘師の銀》]]などによってついでのように[[マナゾーン]]へ吹っ飛ばされるため、[[【緑単ループ】]]の[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]としては全く環境上に見られない。

-この[[クリーチャー]]と[[《アクア・パトロール》]]を組み合わせることで容易な4ターンキルが可能となる(>[[【キクチパトロール】]])ため、[[《アクア・パトロール》]]の[[プレミアム殿堂]]解除はますます望めなくなってしまった。&br;また、[[殿堂ゼロデュエル]]でも、上記のように[[《アクア・パトロール》]]との[[コンボ]]が可能で、さらに[[《エンペラー・キリコ》]]が機能不全に陥る。むしろ、この[[カード]]が真価を発揮するのは[[殿堂ゼロデュエル]]と言っても過言ではない。

-しばしばその[[能力]]の強力さから、名前をもじって「キチク(鬼畜)」師範代などと呼ばれることも多い。(→[[俗称一覧]])

-モデルは[[コロコロコミック]]の菊池修記者。「DASH TV」にも出演している。&br;なお、[[《戦略のD・H アツト》]]など、実在の人物がカード化される事例は以前にもある。お遊び的な要素を備えつつも単なるコラボカードに終わらず、中には[[《炎舌実況DJ・ショー》]]など強力なカードも存在するが、このカードの強烈な[[能力]]はその中でも群を抜いて高いと言えるだろう。また本人は「DASH TV」放送終了となった2018年を機に広報の第1線を退いている。

-「鬼」とあるが[[ハンター]]・[[エイリアン]]は持っていない。もっとも[[能力]]は[[ハンター]]や[[エイリアン]]の[[種族デッキ]]にはかみ合わないが。  

-2014年2月1日のDASHTVのコーナー「キクチ師範代とビクトリーズ」ではゲストに[[カツドン]]が登場。キクチ師範代に「超獣世界でもキクチ師範代の名前が鳴り響いている」と伝えた。このカードのことを言っているのであればあながち間違いでない話である。

-アニメ「VSR」第16話では[[《松本大先生》]]と共に本人役として出演を果たした。

**[[相互互換]] [#r75dffd8]
|[[《禁術のカルマ カレイコ》]]|[[オラクル]]|
|''《デュエマの鬼!キクチ師範代》''|[[ヒューマノイド]]|

**関連カード [#o8f0d92d]
-[[《DG 〜裁キノ刻〜》]]
**[[フレーバーテキスト]] [#we9522d7]
-[[DMX-12]]&br;'''私が、[[デュエマ]]道場師範代にして、[[デュエマ]]接骨院院長、キクチ師範代であーる!――キクチ師範代'''


**収録セット [#y1a4b1a9]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Shigekatsu Ihara]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]

**参考 [#c34a7e88]
-[[闇]]
-[[ヒューマノイド]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リクルート]]
-[[置換効果]]
-[[シャッフル]]
-[[【キクチパトロール】]]
-[[【キクチVチャロン】]]

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公式Q&A
>Q.''《デュエマの鬼!キクチ師範代》''がバトルゾーンにいる時に[[《Black Lotus》]]をバトルゾーンに出した際、封印を置けなかった[[《Black Lotus》]]はどうなりますか?
A.バトルゾーンに置かれたままになり、コスト軽減も発生しません。[[《Black Lotus》]]が持つ「このArtifactの封印がすべてなくなった時」の能力は、最後の封印が外れた時にのみ発動します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33235]]

>Q.''《デュエマの鬼!キクチ師範代》''がバトルゾーンにいる状況です。自分の[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]の「攻撃する時」の能力は、どのように処理しますか?
A.山札の上から1枚も墓地に置くことができず、置こうとしたカードを見ることもできません。山札はシャッフルしますが、相手のクリーチャーを1体も破壊できません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39569]]

&tag(クリーチャー,闇文明,単色,コスト3,ヒューマノイド,パワー3000,コスト踏み倒しメタ,山札送り,P,レアリティなし,Shigekatsu Ihara);