#author("2022-11-13T11:34:26+09:00","","")
*《チゼンテーナ-&ruby(ラジオ){R};&ruby(テン){10};》 [#n7a17f35]

|チゼンテーナ-R10　R　光文明　(3)|
|クリーチャー：メカ・デル・ディネロ　3000|
|相手の呪文またはクリーチャーではないタマシードを使うコストを1多くする。|
|''シビルカウント3''：自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計3つ以上あれば、このクリーチャーは離れない。|

[[DM22-RP2]]で登場した[[光]]の[[メカ・デル・ディネロ]]。

相手の[[呪文]]と[[タマシード／クリーチャー]]以外の[[タマシード]]の[[コスト加重]]を持ち、[[光]]の[[シビルカウント]]3を達成すると[[離れない]]を得る。

2種類の[[カードタイプ]]に対する[[メタ]][[能力]]であり、影響の範囲自体は広い。
しかし、3ターン目に出せる[[コスト加重]]は、[[先攻]]でも2ターン目の相手のアクションに間に合わないという過去カード共通の悩みと付き合っていく必要がある。例えば[[《フェアリー・Re：ライフ》]],[[《メンデルスゾーン》]],[[《アストラルの海幻》]]などが普通に使われてしまう。
//環境で使われる置物のメタは、コスト1かコスト2ばかりが使われていることからも、コスト3では重すぎる証明になっている。
//白単ゴルギーニのオソニスみたいな例もあるので、発売してから書いたらよくないですか？

このクリーチャーは、[[相手依存]]の[[《シャカパチを許さぬ者 バチお先生》]]を除けば、[[《純潔の翼 メダロス》]]に次ぐ[[名目コスト]]の軽さがある離れない打点という部分が魅力となる。

**「離れない」効果による恩恵 [#bf9ae7db]

[[ダイレクトアタック]]要員として強力。[[打点]]を用意する過程でシビルカウントの条件は自然と達成されているはずである。同じメタクリーチャーで[[アンタッチャブル]]の[[《異端流し オニカマス》]]と比べても、[[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]],[[《ギュウジン丸の海幻》]]などの[[全体除去]]に[[耐性]]がある点で勝る。

相手視点で[[除去]]がとにかく面倒である。周囲のシビルカウント要員を除去してからやっと手を出せるようになるため、例えば相手が呪文2枚を使ってこのクリーチャーを除去したら、その時点で手札-1枚のアドバンテージ差が生まれている。長期的に[[コスト加重]]効果を発揮することにもつながる。

[[《ドラン・ゴルギーニ》]]は実質光のシビルカウント4で、手札から1体踏み倒した後、相手にクリーチャーの数で上回っていれば全体破壊耐性を与える[[アタックトリガー]]がある。離れないクリーチャーがあることで、クリーチャーの数が不足して効果が使えないという状況を未然に防ぐことができる。

[[《緊急再誕》]]や[[《ジョーカーズの心絵》]]といった、[[置換効果]]ではなく単にクリーチャーを離す効果の被害を無視するコンボも考えられる。
[[鬼S-MAX進化]]といった何らかの[[置換効果]]でクリーチャーを離す効果には、正しく置き換えできない扱いとなり組み合わせることができないので注意。

**それ以外について [#qcd5bc39]
[[離れない]]といえども、もちろん[[封印]]による除去、[[プリン効果]]や[[G・ストライク]]などでの攻撃停止の対処は許す。ただし、登場時点の[[《秩序の意志》]]の主な採用先である[[【青黒緑ゼーロベン】]]や[[【黒単アビスロイヤル】]]は光の他のカードで比較的簡単に止められる。

総じて、[[コスト論]]以上に強力な効果を持ってはいるが、一点特化型の[[メタカード]]に比べると扱いづらい。特に相手がタマシードを利用しないデッキの場合、[[《奇石 タスリク》]]の[[下位互換]]のようなカードにならざるを得ない点は評価を下げる。[[相手依存]]の博打にならないよう、[[メタゲーム]]や相手の[[プレイング]]を先読みして召喚することを心がけたい。

-コスト3なので、[[コスト軽減]]で-2する[[《シェケダン・ドメチアーレ》]]がいると1マナで召喚できる。

-[[離れない]]能力が[[《ブルトゥーラ-D1》]]+[[《赤攻銀 マルハヴァン》]]や[[《ブルトゥーラ-D1》]]+[[《ドラン・ゴルギーニ》]]の[[アタックトリガー]]で再現可能なため、そちらが競合相手になる可能性がある。
もっとも、[[《音奏 プーンギ》]]などの呪文メタに加えてそれらのギミックを採用すると[[デッキスペース>スペース]]の圧迫が著しいため、そこまで競合しないという可能性も十分ある。

**その他 [#d5540c15]
-名前の由来はイタリアの自動車メーカー「チゼータ」。

**関連カード [#te1ed27a]
-[[《音奏 プーンギ》]]
-[[《奇石 タスリク》]]
-[[《龍装の悟り 天命／ヘブン・デ・エンドレーサ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#k3861020]
-[[DM22-RP2]]&br;'''[[ルベル・ゴルギーニ>《ルベル・ゴルギーニ》]]は深淵の入り口へと向かう途中、[[火文明]]に向けて「[[カイザー>《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]が独りで[[ジャシン>《アビスベル＝ジャシン帝》]]と戦おうとしている！ 我こそはという戦士は加勢するのだ!!」という内容の放送を何度も繰り返し発信していたのだ。'''

**収録セット [#jfcb8817]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]]（9/74）

**参考 [#le126b34]
-[[メカ・デル・ディネロ]]
-[[呪文メタ]]
-[[非クリーチャー]]
-[[タマシード]]
-[[メタ]]
-[[コスト増加]]
-[[シビルカウント]]
-[[離れない]]

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