#author("2021-12-03T02:16:07+09:00","","")
#author("2023-08-08T19:19:23+09:00","","")
*《スローリー・チェーン》 [#q7d31609]

|スローリー・チェーン R 光文明 (4)|
|呪文|
|''S・トリガー''(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|このターン、クリーチャーは攻撃できない。|
|この呪文をシールド化する。その後、自分のシールドを1つ墓地に置く。|

[[DM-20]]で登場した[[光]]の[[呪文]]。

敵味方関係なく、[[解決]]したターン中の[[攻撃]]を全て封じる変わった[[効果]]を持つ。自身を[[シールド]]を仕込む[[効果]]も持ち、何度も防御に使用できる。
敵味方関係なく、唱えた時点でバトルゾーンにあるクリーチャーを攻撃できない状態にする変わった[[効果]]を持つ。自身を[[シールド]]を仕込む[[効果]]も持ち、何度も防御に使用できる。

相手のターン中に[[S・トリガー]]で唱えれば、以降の[[攻撃]]を全て止められる。自分の[[ターン]]中に[[唱える]]と自分が攻撃できなくなるが、[[シールド]]に防御札を仕込める。また、[[攻撃を強制されている>可能であれば攻撃する]]状態で[[唱える]]ことでそれを無効化するのにも使える。

なお、デュエマではこのテキストだと唱えた後に出たクリーチャーには影響を及ぼさない。[[《オーラ・ブラスター》]]などの[[継続的効果]]と同様となる。
したがって[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[キリフダッシュ]]など呪文を唱えた後に出てくる打点には刺さらない。

**環境において [#m1fb3163]
長らく他の[[スパーク]]の影に隠れ使用されてこなかったが、[[エピソード1環境]]で[[《エンペラー・キリコ》]]系列の[[デッキ]]に採用されたことで脚光を浴びた。同[[デッキ]]は「キリコさえ出せれば勝てる」という極端な構成なので、ほぼ確定で[[ターン]]を稼ぎつつ、あわよくば[[シールド]]に[[埋まっ>埋まる]]た《キリコ》を落とせるかもしれないこの[[カード]]は完璧な[[シナジー]]を形成する。《キリコ》の布石となる[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]の[[リクルート]]にも対応し、[[空撃ち]]装填できたことも高く評価された。

[[《エンペラー・キリコ》]]の[[プレミアム殿堂]]後も、[[1ショットキル]]系統のデッキや[[ビッグマナ]]ではしばしば使われていた。[[汎用性]]の高い[[《DNA・スパーク》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などの対抗馬も登場していたが、[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]で埋めるカードの選択肢として採用され続けていた。
しかし、相性の良い[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]][[殿堂入り]]と[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]の禁止で採用率は低下していき、「確実に1ターン持ちこたえられる汎用性の高いS・トリガー」としての役割は[[《閃光の守護者ホーリー》]]や[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]に譲る形となった。

しかしながら[[超天篇環境]]にて[[【4色ミッツァイル】>【ミッツァイル】#s5ca0994]]に防御札として採用されることとなる。環境における[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]の通りが悪くなったこと、[[《Wave ウェイブ》]]から踏み倒せること、事前の防御策として手打ちも十分考えられることが大きい。

[[十王篇環境]]終期では、[[【白青黒オレガ・オーラ】]]において、後述の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]との組み合わせが採用された。ただし、同時期に活躍していた[[【赤青ヴァイカー覇道】>【赤青ヴァイカー】#jaae9080]]は[[《奇天烈 シャッフ》]]によりこの呪文を止められるため、抜け道自体は存在する。

[[DMPCD-01]]・[[DMPCD-02]]期([[オリジナル]])では、[[【我我我ブランド】]]対策として全く色の合わない[[【青魔導具】]]に投入され、優勝した事例まで見られた。環境に流行する[[《アルカディアス・モモキング》]]による[[呪文ロック]]に引っ掛からないのも大きい。

[[【白赤アーマード・サムライ】]]が成立すると、そちらに投入されるケースも。
**その他 [#m1fb3163]

-弱点は[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などの[[シールド焼却]]。そこまでする必要性は薄いが、[[《メロッペ》]]や[[《蒼神龍アル・バビロン》]]と併用することでこのカードの使用タイミングを選べ、また[[シールド焼却]]からも逃れられる。
--また、[[《ダイヤモンド・ソード》]]や[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]など、[[効果]]を対象とする[[ダイヤモンド状態]]を生み出す[[カード]]を使われると、この[[カード]]の[[効果]]を無視して[[攻撃]]されるので注意。

-この呪文を唱えた後に出たクリーチャーには[[効果]]がかからない。シールドを全て[[ブレイク]]されてしまった場合は、後から出てくる[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[キリフダッシュ]]で[[召喚]]された[[スピードアタッカー]]を止められないので注意。
-繰り返しになるが、この呪文を唱えた後に出たクリーチャーには[[効果]]がかからない。シールドを全て[[ブレイク]]されてしまった場合は、後から出てくる[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[キリフダッシュ]]で[[召喚]]された[[スピードアタッカー]]を止められないので注意。

-[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]と組み合わせると、最後の「自分のシールドを1つ墓地に置く」効果が無効化される。これにより、相手の攻撃を無限に受け止め続けることができる。
--[[《奇天烈 シャッフ》]]等でこの呪文を唱えられなくする、または、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]等の''[[置換効果]]による''[[シールド焼却]]によって突破できる。(([[置換効果]]は連鎖しないため、[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]の[[置換効果]]は適用されない。))

-この[[カード]]が埋まった[[シールド]]のみを毎[[ターン]]殴っていけば、安全に[[シールド]]を減らすことができる。後の[[高速化]]でそんな悠長なプレイングは中々出来なくなったが。

-[[呪文横取り]]によって自分が相手のこの呪文を唱えた場合、相手のカードを自分の[[シールドゾーン]]に置くことはできないため、この処理は不発になる。その後、自分のシールドを1つ[[墓地]]に置く。
--[[DMBD-18]]にて「[[シールド化]]」にテキスト変更されたため、相手の[[シールドゾーン]]に置く処理を行うように変更されている可能性がある。
-[[呪文横取り]]によって自分が相手のこの呪文を唱えた場合、この呪文は相手の[[シールドゾーン]]に[[シールド化]]される。その後、自分のシールドを1つ[[墓地]]に置く。
--カードを[[シールド化]]する際、カードの持ち主の[[シールドゾーン]]に[[シールド化]]する。(類似例:[[《魂と記憶の盾》]])
--「新しいシールドとして『自分の』シールドゾーンに加える。」と書かれているバージョンも存在するが、最新のテキスト([[DMBD-18]]版)に従って処理する。(総合ルール109.1.)

-この呪文を[[効果]]で[[シールド化]]した場合、その処理によって[[保留状態]]ではなくなるので、[[解決]]の最終段階として唱えた[[呪文]]を[[墓地]]に置く処理は不発になる。よって、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]等の唱えた[[呪文]]の移動先を[[墓地]]から変更する[[置換効果]]は何もしない。
--[[《「十尾」の頂 バック・トゥ・ザ・オレ》]]の[[アタックトリガー]]で唱えた場合、この呪文が[[墓地]]から無くなったことによって[[山札の下]]に置く処理は不発になる。(総合ルール400.8.)

-[[シールドゾーン]]以外から唱え、[[《極悪!獄鬼夜城》]]によって[[シールド化]]できなかった場合も、その時点で[[保留状態]]ではなくなる。(総合ルール409.2.)
--この時、[[墓地]]から唱えていた場合に限り、唱えた[[呪文]]の移動先を変更する[[置換効果]]が(移動先が[[シールドゾーン]]でなければ)適用される。(総合ルール409.2b)
--[[《「十尾」の頂 バック・トゥ・ザ・オレ》]]の[[アタックトリガー]]で唱えていた場合は[[墓地]]から[[山札の下]]に置かれる。


-市場価格もレアの中ではやや高めだったが、[[DMX-12]]にて待望の[[再録]]が決まった。だが[[カード]]の種類が多い上、[[レアリティ]]が[[レア]]なので当てづらい。
--[[DMEX-01]]にてようやくまとまった数を集めやすくなった。

-[[DMBD-18]]版のイラストでは[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]らしきクリーチャーが[[《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》]]に鎖で縛り上げられている。実際のゲームでこのカードと《ザハ・エルハ》にシナジーがあることから選出されたと思われるが、[[データ体>オレガ・オーラ]]である《ザハ・エルハ》の元になったクリーチャーという可能性も考えられる。

-漫画「フラッシュ」でオウルが使用。[[夢実 テル]]を追い詰めた。

-アニメ「ビクトリーV」での「[[切札 勝太]]VS[[亜部 真理亜]]」では真理亜の[[シールド]]に存在していたが、[[《お騒がせチューザ》]]によって発動を封じられた。

-アニメ『デュエル・マスターズ キング!』では[[キラ]]が[[DMBD-18]]版を使用、リングの付いた光の鎖を実体化させる能力を発揮した。42話では[[デュエマ]]外で[[《Volzeos-Balamord》]]を拘束するために使われ、続く最終話では敗北したジェンドルの悪あがきで時空の狭間に吸い込まれかけたジョーを救出した。

-コロコロコミック2023年4月号では[[霞ヶ関 ファルゴ]]vs[[ウガタ]]戦にてウガタが使用。ファルゴのクリーチャーを全停止し、[[ジャイアント]]の展開にマナを使い過ぎたファルゴを[[ライブラリアウト]]に追い込んだ。

**関連カード [#w99b6970]
-このカードに描かれているクリーチャー・オーラ([[DMBD-18]])
--[[《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》]]
--[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#f489ac1b]
-[[DM-20]]&br;'''物質化された光は、何者も抜け出す事の出来ない強力な縛鎖となる。'''
-[[DMBD-18]]&br;'''かつて[[アマテラス・キリコ>《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]の「神歌」は[[不滅の銀河>《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を歌い上げる歌だった。だが、[[銀河>《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]への[[アクセスを断たれた>殿堂入り]][[キリコ>《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]は[[不安定だが暴力的な力>《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》]]を頼ることとなった。'''

**収録セット [#ld8e9d7f]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DM-20 「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団(ジ・アルティメット・ノヴァ)」>DM-20]](8/55)
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](67b/???)
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](24/80[2006])
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](SE9/SE10)(BE10/BE10)
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](SE9/SE10)
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]/[[otumami]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](BE10/BE10)

**参考 [#e6751ef6]
-[[S・トリガー]]
-[[ターン]]
-[[クリーチャー]]
-[[攻撃できない]]
-[[攻撃ロック]]
-[[シールド追加]]
-[[シールド]]
-[[墓地]]
-[[【ザハ・エルハロック】]]

&tag(呪文,光文明,白単,単色,コスト4,S・トリガー,攻撃ロック,自己シールド送り,自己シールド焼却,シールド交換,・,終音「ん」,R,レア,Norikatsu Miyoshi,MATSUMOTO EIGHT);
&tag(呪文,光文明,白単,単色,コスト4,S・トリガー,攻撃ロック,自己シールド送り,自己シールド焼却,シールド交換,・,終音「ん」,R,レア,Norikatsu Miyoshi,MATSUMOTO EIGHT,otumami);