#author("2020-06-14T02:46:15+09:00","","")
*《サイバー・&ruby(エヌ){N};・ワールド》 [#t4b08754]

|サイバー・N・ワールド SR 水文明 (6)|
|クリーチャー:サイバー・コマンド 6000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、各プレイヤーは自身の手札と墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、それぞれ5枚カードを引く。|

[[DMR-01]]で登場した[[サイバー・コマンド]]。強力な[[墓地]]と[[手札]]の[[リセット]][[能力]]を持つ。

[[水]][[文明]]らしいトリッキーな[[能力]]で、[[手札]]の枚数と[[墓地]]を初期状態に戻してしまう。単純な[[ドローソース]]として考えるとお互いに5枚の[[カード]]を引いているため[[アドバンテージ]]差を広げにくく使いにくい。
しかしこの[[カード]]は『相手の[[手札]]が減りにくい[[デッキ]]』とは非常に相性が良い。
相手の[[カード]]の使用を妨げる[[ランデス]]系[[デッキ]]や、[[シールド]][[ブレイク]]によって相手に[[手札]]を与えやすい[[ビートダウン]]系の[[デッキ]]は、性質上自身の[[手札]]が減りやすいこともあって好相性。

また、[[墓地]]と[[手札]]の枚数差を帳消しにできるため、[[マナ加速]]や[[バトルゾーン]]への展開力に優れた[[デッキ]]に入れると間接的に多大な[[アドバンテージ]]を稼いでくれることだろう。

これ一枚で[[手札補充]]、[[手札交換]]、[[墓地回収]]、[[山札]][[シャッフル]]、[[墓地利用]]阻止、[[ライブラリアウト]]防止、[[手札]]を5枚以上溜めている相手には擬似[[ハンデス]]などさまざまな利用ができ、極めて[[汎用性]]が高い。

また、[[墓地肥やし]]を多用する[[デッキ]]や[[ライブラリアウト]]を狙う[[デッキ]]に対しては強力な[[メタ]][[カード]]として作用する。周りで流行っているようなら一考の余地ありか。

ただし、相手にも[[ドロー]]させることには変わりなく、返しに[[《ロスト・ソウル》]]を撃ちこまれて致命傷となることもありうる。総じて、[[デッキビルディング]]と[[プレイング]]が問われる[[カード]]である。

-[[能力]]は[[強制]]。そのため[[《リアルとデスの大逆転》]]や[[《父なる大地》]]などで相手に[[能力]]を利用されてしまう事もしばしばある。

-しばしば[[山札回復]]の代名詞として扱われるが、[[《黒神龍ザルバ》]]同様に強制[[ドロー]]には変わりないため、「山札+手札+墓地」の総枚数を徐々に減らせる組み合わせであれば逆に[[ライブラリアウト]][[カード]]として機能する。相方は[[《パクリオ》]]が一般的。(>[[【パクリオループ】]]、[[【トワイライトΣ】]])

-性質上、この[[カード]]を主軸とした[[デッキ]]同士の[[ミラーマッチ]]は苦手な部類に入る。下手なタイミングで[[召喚]]すると、相手に0[[マナ]]で[[手札補充]]させてしまう事になるためである。[[マナブースト]]や[[コスト踏み倒し]]を駆使し、自分が[[アドバンテージ]]を得やすいタイミングでの使用を心がけたい。

-[[バトルゾーン]]に自分の[[《ギガブランド》]]があれば引いた5枚の[[カード]]を一気に叩き落とすことができる。逆に[[バトルゾーン]]に相手の[[《ギガブランド》]]がいる状態でこの[[カード]]を出すと、一気に自分の首を絞めることになる。また、[[《強奪者 テラフォーム》]]と組み合わせると、自分は5枚[[ドロー]]した上に5枚もの大量[[マナブースト]]ができる。

-[[墓地肥やし]]戦術の妨害として考えると[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]、[[《起源神エレクトロン》]]、[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]が天敵となる。[[能力]]が発動しても[[墓地]]に5枚[[カード]]を置かれてしまう。逆に言えば自分が上記のいずれかのクリーチャーを[[召喚]]しておく事で、この[[カード]]と[[墓地肥やし]]を併用する事も出来る。

-本体及び周辺パーツの殿堂で弱体化していた[[【エンペラー・キリコ】]]を復活させた[[カード]]のひとつ。[[手札補充]]、[[墓地回収]]、そしてキリコの[[進化元]]にできることなど相性抜群だった。また、[[《ボルバルザーク・エクス》]]とも好相性である。→[[【Nエクス】]]。

-[[【黒単ヘルボロフ】]]の墓地リソースを枯渇させる手段としても優秀であった。しかし[[革命ファイナル環境]]では[[侵略]]や[[革命チェンジ]]が勢いを増したため、相手にも手札を与えるこのカードは環境に合致しなくなった。ただ、[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【青緑コントロール】]]の確立や[[【ジャバランガループ】]]の台頭などによって再び[[ドローソース]]や墓地対策として少しは再評価された。

-[[山札]]に干渉する豪快な[[能力]]である点が、[[《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》]]や[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]に似ている。それらと[[カード名]]を合わせているのかもしれない。恐らくこの[[クリーチャー]]の「N」は「New」、つまり、[[手札]]と[[墓地]]が初期化された様を「新世界」になぞらえて付けられているのであろう。後に[[DMR-09]]で、逆に[[墓地]]を増やす[[《新世界 シューマッハ》]]が登場した。

-同じ[[デッキ]]に使われていることもあるが、[[墓地]]の[[呪文]]を回収し唱える性質から[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]とは、基本的に相性が良くない。[[《目的不明の作戦》]]も同様。これらは[[デッキ]]のスペース上枠を争うこともあるカードであるため、テストプレイ等を繰り返し、[[デッキ]]構築を考えるとよいだろう。

-優秀な[[水]]の[[コマンド]]だが能力の特性上[[【アダムスキーライブラリアウト】]]にはあまり使用されていない。

-[[【ガチャンコ ガチロボ】]]における大量[[ドロー]]手段として考えると、相手に手札を与える恐れがある上に最大値も[[《口寄の化身/強欲の王国》]]に及ばない。しかしこちらには[[水]]の[[コマンド]]という長所があり、[[《禁断機関 VV-8》]]にデッキを寄せる場合はこの点が光るだろう。

-運次第ではあるが、このカードを使う6[[マナ]]前後の状態では、相手は残りの[[手札]]に[[フィニッシャー]]等を温存してある状況も多いため、強制的な[[手札交換]]によりそれらを[[山札]]の中に送り込むことで、[[闇]]の入らないデッキでも疑似的な[[ハンデス]]ができる可能性もある。とはいえお互いに5枚のカードを[[ドロー]]するため、物量的な[[アドバンテージ]]を取っているわけではないことも、忘れてはならない。

-これほど大量に[[墓地回収]]と[[手札補充]]と[[山札]]回復を同時に達成できるカードは少ないため、かつては[[水]]文明が入り6[[マナ]]以上溜まるデッキであれば、ありとあらゆるデッキに採用を検討できる程、[[カードパワー]]と[[汎用性]]に優れたカードであった。

-デザインの原型は[[MTG>Magic:The Gathering]]の《時の逆転》だろうか。あちらは[[呪文]]であり、引く[[カード]]の枚数が7枚になっている。

-「N」とあるが、もちろんゲーム「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」の登場人物とは関係ない。しかし、ポケモンカードゲームにおいてNは、「おたがいの[[手札]]を全て[[山札]]にもどし、山札を切る。その後、それぞれがカードを引く」といった具合の[[能力]]を持ち、偶然なのかこの[[クリーチャー]]と類似した処理を行う。

-高い[[汎用性]]と[[カードパワー]]、さらに[[DASHゴールデンリスト]]入りしている大型弾の[[スーパーレア]]であったことから、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]同様、[[シングルカード]]における相場は高止まりしていた。解禁後まもなく[[DMD-14>DMD-14 「スーパーデッキOMG 逆襲のイズモと聖邪神の秘宝」]]にて[[銀枠]]で[[再録]]。対となる[[アウトレイジ]]をメインとした[[デッキ]]は[[墓地]]が重要となる戦略であったことから、対する[[オラクル]]の[[デッキ]]にはその対策としてこの[[クリーチャー]]が[[再録]]されたのではないかとも推測されている((だが、実際には[[オラクル]]側も[[墓地肥やし]]を多用するため、基本的には相性が悪い。))。
--その翌年[[DMX-19]]でも[[再録]]され、こちらは[[カードイラスト]]が少し派手になった上に[[Dramatic Card]]のように「[[RESET>リセット]]」の文字が描かれている。[[革命編]]以降は環境の高速化に加え[[山札回復]]カードが増えた事、相手に手札を与えるデメリットなどから次第に使われなくなり、[[DMEX-01]]での再録も合わさって相場も大きく下がった。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、[[未来>虹矢 未来]]が黒澤世観戦で使用。相手の[[墓地]]にある[[《神の裏技ゴッド・ウォール》]]などを[[山札]]に戻し、[[《邪眼右神ニューオーダー》]]の[[墓地利用]]を封じた。

-アニメ「VSRF」では[[No.2]]が[[百獣 レオ]]戦で使用。[[《禁断機関 VV-8》]]を連続で出すことによる[[ライブラリアウト]]防止として採用されたものと思われる。自身も[[水]]の[[コマンド]]として[[封印]]を外せるので相性はいい。

-「DASH TVS」では「カードを1枚引くごとにぶっかけそばを1杯食べなければならない」という特別ルールのデュエマでもえあずが使用。能力を活かして[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を[[G・ゼロ]]で、[[《ベニジシ・スパイダー》]]を[[リベンジ・チャンス]]で出した。さらに相手にも大量のドローをさせることで、対戦相手のツッコミにも5杯ものぶっかけそばを食べさせることとなり、[[ダイレクトアタック]]を決める直前にぶっかけそばを食べきれなかったツッコミが[[ギブアップ>投了]]した。
--ちなみに《サイバー・N・ワールド》を使ったもえあずは大食い競技番組である「元祖!大食い王決定戦」で第5代目女王となるほどの大食いアイドルであり、10杯以上のぶっかけそばを食べても余裕の表情を見せていた。

-スマートフォンアプリゲーム「パズル&ドラゴンズ」では、コラボガチャに登場するクリーチャーとして出演した。スキル名は「[[サイバー・ブレイン>《サイバー・ブレイン》]]」、リーダースキル名は「新世界の幕開け」。
--リーダースキル名については[[《新時代の幕明け》]]に似ているが、文字が少々異なっている。

**関連カード [#b36aeb67]
-[[《新世界 シューマッハ》]]
-[[《散舞する世界 パシフィック R》]]
-[[《最終命令:3150-1059》]]

-[[《サイバー・L・グランド》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#t96b7a30]
-[[DMD-14>DMD-14 「スーパーデッキOMG 逆襲のイズモと聖邪神の秘宝」]]&br;'''[[聖邪の神>ゴッド・ノヴァ OMG]]が、[[少年>《イズモ》]]を[[超神類>《超神類 イズモ》]]へと変えた。'''
-[[DMX-19]]&br;'''新たな世界を創造するには、世界のリセットが必要だ。'''
-[[DMD-26>DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」]]&br;'''[[サバイバー]]の襲撃は繰り返す、何度でも。'''
-[[DMEX-01]]&br;'''切札勝舞の弟、切札勝太によって新世界が幕明ける、それがエピソード1!さぁ、ビクトリーを目指せ。'''


**収録セット [#h78bcbf7]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Koji nishino]]
--[[DMR-01 「エピソード1 ファースト・コンタクト」>DMR-01]]
--[[DMD-14 「スーパーデッキOMG 逆襲のイズモと聖邪神の秘宝」]]
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」]]
--[[DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](フルフレームイラスト)

**参考 [#v979f9b1]
-[[サイバー・コマンド]]
-[[cip]]
-[[手札]]
-[[墓地]]
-[[山札]]
-[[シャッフル]]
-[[ドロー]]
-[[DASHゴールデンリスト]]
-[[【Nエクス】]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);