#author("2020-01-28T00:17:31+09:00","","")
#author("2020-02-11T22:51:43+09:00","","")
*《インフェルノ・サイン》 [#pea23f92]

|インフェルノ・サイン P(UC) 闇文明 (5)|
|呪文|
|S・トリガー|
|コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|
|''※殿堂入り''|

[[DMC-44>DMC-44 「エンドレス・オール・デリート」]]で登場した[[闇]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。

[[《インフェルノ・ゲート》]]の[[調整版]]。[[コスト]]7以下という制限が付いた代わりに[[S・トリガー]]が付いた。

[[《インフェルノ・ゲート》]]とは違い、高[[コスト]][[ドラゴン]]や[[ゼニス]]といった単体[[ゲーム]]エンド級の[[フィニッシャー]]は[[リアニメイト]]出来なくなっている。また、7[[コスト]]という範囲も5[[コスト]]域で[[マナブースト]]すれば普通に[[召喚]]を狙える程度の範囲であり、本家と比べれば[[コスト踏み倒し]]によって生じる、テンポやカードパワーによる[[アドバンテージ]]が大きく押さえられている。
勿論、7[[コスト]]域の[[クリーチャー]]を[[マナブースト]]よりも・[[マナブースト]]がなくても早期に出せるのは非常に魅力的だが、元と比較すると、[[コスト踏み倒し]]よりも、純粋に[[墓地]]から[[クリーチャー]]を出すための[[カード]]しての意味合いが強くなっている。

事実、6・7[[コスト]]域には[[《邪眼皇ロマノフI世》]]等フィニッシュ級[[コンボ]]の起点となるものや、[[《二角の超人》]]・[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]・[[《無敵死神ヘックスペイン》]]等の強力な中つなぎ、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]等の[[グッドスタッフ]]や[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]等の除去要員を多く内包しており、それらを[[墓地]]から自由に、かつ5[[コスト]]という手軽さと速さで[[コスト踏み倒し]]出来るこの[[カード]]は非常に強力。

何より凶悪なのが[[S・トリガー]]であり、上記を例に7[[コスト]]域の強力な[[クリーチャー]]をひとまず[[墓地]]に落としておけば、相手のシールドブレイクによっての[[コスト踏み倒し]]が狙えるようになる。
相手から見ればうっかり踏んづけてしまうと、7[[コスト]]相当の[[クリーチャー]]の[[能力]]でアタックステップに干渉されることになる。また、[[アタックステップ]]は非常に相手の盤面に干渉しにくいタイミングであるため、返しの[[ターン]]にはそのまま7[[コスト]]相当の[[スペック]]を持った[[クリーチャー]]が盤面にある状態で1[[ターン]]使えることになる。
強力な[[cip]]能力と[[殴り返し]]要員をカウンターで貰ってしまったなら、被害はただでは済まないだろう。さらに言えばこれらは[[S・トリガー]]という形で無償提供されるわけで、場合によってはゲームエンド級の[[アドバンテージ]]の差が生まれることになる。
[[《邪眼皇ロマノフI世》]]等強力な[[アタックトリガー]]持ちをよみがえらせてしまったり、[[リアニメイト]]された[[クリーチャー]]を起点に[[侵略]]や[[革命]]が絡んだ暁にはそのままゲームエンドである。非常に高いカウンター性能を持ったカードであるのが良く分かるだろう。
勿論、いざとなれば[[ブロッカー]]や[[除去]]能力をもった[[クリーチャー]]を[[リアニメイト]]して相手の打点を削ることもでき、非常に汎用性のあるカードに仕上がっている。

[[リアニメイト]]用[[クリーチャー]]の[[墓地]]装填は[[《エマージェンシー・タイフーン》]]や[[《ダンディ・ナスオ》]]、[[《ダーク・ライフ》]]等2ターン目には可能である。
現在は[[殿堂入り]]により1枚しかつかえないため文字通りワンチャンスのカードになったが、4枚使えたころは[[墓地]]に強力なクリーチャーがいるだけで、相手の攻撃を大いにけん制出来た。当時の[[【速攻】]]などひたすら[[攻撃]]するしかないデッキにとっては天敵となる[[カード]]であり、半来有利なはずの重い[[デッキ]]相手にカウンターで返されてしまうことも多かった。

その強さが考慮されてか、2009年12月19日に[[《インフェルノ・ゲート》]]の[[プレミアム殿堂]]と共に[[殿堂入り]]。[[神化編環境]]当時、[[【ロマネスクリアニメイト】]]や[[【ロマノフサイン】]]は確かに強力な[[デッキ]]ではあったものの、[[環境]]を完全に掌握するほどの強さとはいえず、この[[カード]]の[[殿堂入り]]に反対する[[プレイヤー]]も存在した。
[[《インフェルノ・ゲート》]]のほうの禁止化はともかく、この[[カード]]が1枚しか使えなくなったのは[[リアニメイト]]を中核にする[[デッキ]]にとっては非常に大きな打撃となった。現在は[[グッドスタッフ]]として[[墓地利用]]を行うデッキでは[[S・トリガー]]をあてにされて採用されることもある。
//「環境を荒らす」と評価できるほど染めたわけではなく、これといって大きな実績もないため修正。

-[[《魔龍バベルギヌス》]]をかませれば疑似的に[[《インフェルノ・ゲート》]]と同様の[[効果]]となる。

-類似の[[S・トリガー]]として[[除去]]効果を基本とした[[リアニメイト]]を行う[[《地獄門デス・ゲート》]]が存在する。あちらは[[除去]]を放ちながら場合によっては大型をも[[リアニメイト]]高いカードパワーを持つが、効果上[[除去]]も[[コスト踏み倒し]]も安定性に欠け、性質上レイトゲームに強い効果であり速い展開のゲームは苦手とする。一方こちらは[[除去]]こそなくカードパワーも控えめであるが、弾丸さえあれば腐ることなく高いカウンター性能を発揮する。一長一短であるため好きな方を使えばよいし、運用法も同様であるため共存させてもいいだろう。

-後に[[調整版]]として[[《零王の円卓》]]や[[《ミラクル・リ・ボーン》]]、[[《狂気と凶器の墓場》]]などが登場しているが、[[環境]]入りには至っていない。

-[[ツインパクト]]で、同じ[[コスト]]で同じ範囲を[[リアニメイト]]出来る[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]が登場。[[ツインパクト]]による汎用性の高さはさることながら、こちらは[[進化]]も[[リアニメイト]]可能で、手打ちのみを想定するなら[[上位互換]]にあたる。もっともこちらは[[S・トリガー]]が強みであり、役割は少々異なる。
--手打ちならば上位の性能を発揮する[[カード]]が登場しておきながらもこちらは尚[[殿堂入り]]のまま。《インフェルノ・サイン》は単体と複数では、[[S・トリガー]]の性質上凶悪さが跳ね上がるため、[[殿堂解除]]は慎重にすべきであるのは間違いない。
--[[S・トリガー]]のない[[調整版]]の登場後に[[殿堂解除]]の例として[[《ミステリー・ディザスター》>《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》]]に対しての[[《ミステリー・キューブ》]]が存在する。[[環境]]の高速化と[[コスト踏み倒しメタ]]、[[墓地利用メタ]]の蔓延で[[リアニメイト]]戦術自体が下火になっている現代においては、この[[カード]]の[[殿堂解除]]も非現実的ではないだろう。

-この[[カード]]以降に登場した[[リアニメイト]][[カード]]は、出せる条件に縛りを設け、特定の[[デッキ]]でなければ扱えないようなものが多い。例としては[[《大地と永遠の神門》]][[《ミラクル・リ・ボーン》]][[《拷問の影カワハギ・ジャケット》]]等がある。

-ある意味、大型[[クリーチャー]]の[[コスト論]]の基準を作った[[カード]]と言える。&br;この[[カード]]で踏み倒せない[[コスト]]8以上の[[クリーチャー]]は、この[[カード]]で踏み倒せる[[コスト]]7以下と比較して非常に高い[[カードパワー]]を有する物が多い事からもそれがうかがえる。

-[[革命編]]以降の[[環境]]では[[【墓地ソース】]]や[[【黒単ドラグナー】]]に出張しているが、この高速環境では専ら[[S・トリガー]]を当てにされており、[[手札]]に来たら[[マナゾーン]]に埋めてしまうのが定石と化している。

-[[新章デュエル・マスターズ環境]]になると[[《異端流し オニカマス》]]や[[《洗脳センノー》]]などの強力なコスト踏み倒しメタが幅をきかせるようになり、それら事前に除去するなど下準備の重要性が増した。それでも[[【墓地ソース】]]では序盤に腐るので墓地に置いた[[《音精 ラフルル》]]などを釣り上げることで[[ディスカード]]をケアできるなど、プレイング次第では強力なカードとなり得る。

-初登場は[[DMC-44>DMC-44 「エンドレス・オール・デリート」]]。[[DMC-48>DMC-48 「HEROES PACK(ヒーローズ・クロス・パック) ザキラ編」]]にて[[アンコモン]]として[[再録]]。こちらの[[イラスト>カードイラスト]]には、ど真ん中に[[Y(イエスマン)]]がそのまま描かれている([[《コッコ・ルピア》]]等の他の[[カード]]は一部に面影を持っている程度)。&br;また、その[[イラスト>カードイラスト]]版の「対処する。闇の力」と言う[[フレーバーテキスト]]は、漫画劇中でイエスマンが[[《インフェルノ・ゲート》]]を使う際に言ったセリフである。

-漫画「SX」番外編にて、[[神月 ミカド]]と[[ザキラ]]が使用。ミカドは[[勝利>切札 勝利]]戦で、ガレの力により地面に開いた大穴から[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]を[[リアニメイト]]した。&br;またザキラは大学教授戦で使用し、[[S・トリガー]]で唱え[[《邪眼皇ロマノフI世》]]を[[リアニメイト]]した。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、荻原麗奈が荻原連炎戦で使用。[[S・トリガー]]で登場し、[[《プライマル・スクリーム》]]で[[墓地]]に仕込んだ[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]を[[リアニメイト]]した。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[プラマイ 零]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。[[《殲滅の英雄ハンニバルZ》]]を[[リアニメイト]]した。

**関連カード [#md9ff15f]
-[[《インフェルノ・ゲート》]]
-[[《魔龍バベルギヌス》]]
-[[《地獄門デス・ゲート》]]
-[[《ミラクル・リ・ボーン》]]
-[[《煉獄と魔弾の印》]]
-[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]
-[[《零王の円卓》]]

-[[《龍素知新》]]
-[[《目的不明の作戦》]]
 
**[[フレーバーテキスト]] [#r49f2ce3]
-[[DMC-48>DMC-48 「HEROES PACK(ヒーローズ・クロス・パック) ザキラ編」]]&br;'''対処する。闇の力・・・インフェルノ・サイン!――[[イエスマン>Y(イエスマン)]]'''
-[[DMC-63>DMC-63 「ルナティック・ゴッド」]]&br;'''一度は果てた者が再び生を受け、地の底から這い上がった。'''
-[[DMD-10>DMD-10 「1stデッキ オラクル・ダッシュ」]]&br;'''[[オラクル]]は神の力を借りて、数々の奇跡を起こした。'''
-[[DMD-25>DMD-25 「マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ煉獄からの復活」]]&br;'''氷牙、天雷、魔光、[[騎士>ナイト]]の一族と我ら邪眼を分かつのは死の理。[[煉獄>《煉獄と魔弾の印》]]の屍を従え、その邪なる眼で死を乗り越えよ!!---煉獄の儀式 最終詠唱'''
-[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]&br;'''「7」。それは幸運を表す数字だが、あまりに強力過ぎたため、その復活手段は[[封じられた>殿堂入り]]。'''
-[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]&br;'''デュエデミー賞!それは[[デュエマを愛する人々>プレイヤー]]の投票によって選ばれた、栄誉ある賞なのである!'''


**収録セット [#o61dd3d9]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMC-44 「エンドレス・オール・デリート」]]
--[[DMC-48 「HEROES PACK(ヒーローズ・クロス・パック) ザキラ編」]](新規イラスト)
--[[DMC-63 「ルナティック・ゴッド」]]
--[[DMD-10 「1stデッキ オラクル・ダッシュ」]]
--[[DMD-25 「マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ煉獄からの復活」]]([[DMC-48>DMC-48 「HEROES PACK(ヒーローズ・クロス・パック) ザキラ編」]]版)
--[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]([[フルフレーム]])

**参考 [#j819c8af]
-[[S・トリガー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]
-[[【ロマノフサイン】]]
-[[ヒーローズ・カード]]
-[[殿堂入り]]

&tag(〇〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);
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