#author("2023-09-06T14:51:41+09:00","","")
#author("2023-09-06T15:00:25+09:00","","")
*《アーテル・ゴルギーニ》 [#top]

|アーテル・ゴルギーニ SR 闇文明 (5)|
|クリーチャー:メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン 6000|
|''ブロッカー''|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)|
|►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。|
|►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。|
|►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。|
|このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。|

[[DM23-RP3]]で登場した[[闇]]の[[メカ・デル・ディネロ]]/[[スーパーカー・ドラゴン]]。

[[cip]]で[[パワー低下]]-4000、4枚[[墓地肥やし]]、コスト4以下[[文明]]不問の[[リアニメイト]]から2つ選べる[[ブロッカー]][[W・ブレイカー]]。また、自身が[[離れる]]時、かわりに自分の[[クリーチャー]]1体を[[破壊]]できる。

[[テキスト]]は[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]を彷彿とさせるが[[モード]]の順番が使いやすくなっており、「先にパワー低下で[[コスト踏み倒しメタ]]を破壊してからリアニメイト」「先に墓地肥やししてからリアニメイト」「先に[[《禁術のカルマ カレイコ》]]などの墓地肥やしメタを破壊してから墓地肥やし」という3つの挙動が可能になった。
特に最初の変化が大きく、[[《とこしえの超人》]]を選択肢1回で焼ける強みは[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]から変わらないまま、それが活きる場面だけが増えた。

[[展開]]札として見ると、[[《邪幽 ジャガイスト》]]や[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]と同じ5[[マナ]]3面展開が[[手札]]消費なしでできる上、[[cip]]を使った後も[[パワー]]6000の[[ブロッカー]][[W・ブレイカー]]が残るため強力。
[[《ハインリヒ・ダーマルク》]]や[[《フェルナンド・ソシュール/プライマル・スクリーム》]]と比べれば[[コストパフォーマンス]]の高さは明らかだろう。

[[種族サポート]]に乏しい[[マフィ・ギャング]]だから許されていたような[[能力]]を、[[メカ]]かつ[[ドラゴン]]が持っていて、しかもそれらより[[軽い]]というのは[[アビス・レボリューション]]の[[インフレ]]を物語っている。
[[ニンジャ・チェンジ]]や[[革命チェンジ]]との[[シナジー]]も計算し尽くされており、[[除去置換効果]]によって[[召喚酔い]]の隙を潰せる他、手札に戻すことでcipの再利用になる。

総じて[[メカ]]の[[種族デッキ]]に留まらない、非常に高いポテンシャルを持つカードと言える。強いて弱点を挙げるなら[[グッドスタッフ]]では闇のコスト5が絶妙に重いことと、[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]でできた手札詠唱→墓地詠唱で合計4回妨害ができないことだろう。

**即死コンボ [#qbabfd5a]
手札に《アーテル・ゴルギーニ》[[《凶鬼33号 ブスート》]]、墓地に[[《百発人形マグナム》]][[《Disカルセ・ドニー》]][[《白骨の守護者ホネンビー GS》]]がある状態でループ開始。

+《アーテル》を出す
+《マグナム》《Disカルセ・ドニー》をリアニメイト
+《Disカルセ・ドニー》のcipで《ブスート》を出す
+《ブスート》のcipで《アーテル》を出し直す
+《マグナム》の能力で《Disカルセ・ドニー》《ブスート》を破壊
+《アーテル》のcipで《Disカルセ・ドニー》《ホネンビー》をリアニメイト
+《ホネンビー》のcipで《ブスート》を回収
+《Disカルセ・ドニー》のcipで《ブスート》を出す
+《ブスート》のcipで《アーテル》を出し直す
+《マグナム》の能力で《Disカルセ・ドニー》《ブスート》《ホネンビー》を破壊
+6に戻る

手札に《アーテル・ゴルギーニ》[[《蝕王の晩餐》]]、墓地に[[《蒼狼の大王 イザナギテラス》]][[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]][[《百発人形マグナム》]]があり、山札が9枚以下の状態でループ開始。

+《アーテル》を出す
+4枚墓地肥やしして《イザナギ》をリアニメイト
+《イザナギ》のcipで《蝕王の晩餐》を唱え、《アーテル》を破壊して《ウォズレック》をリアニメイト
+《ウォズレック》のcipで《蝕王の晩餐》を唱え、《イザナギ》を破壊して《アーテル》をリアニメイト
+《アーテル》のcipで《マグナム》《イザナギ》をリアニメイト
+《マグナム》の能力で《ウォズレック》を破壊
+3に戻る(4は《マグナム》のかわりに好きなクリーチャーをリアニメイトできる)

**他のカード・デッキとの相性 [#f017c6fe]
-[[メカ]]・[[メクレイド]]との相性は、やはり事前の墓地肥やしがないとフルスペックは発揮できないことから革命チェンジなどに比べると一段落ちるが、最低限[[ウィニー]]の処理はでき[[《ミリオン・スピア》]]感覚で使っても悪くはない。運任せだが山上4枚から未知のカードを墓地に置き何らかのリアニメイトを成功させる立ち回りもできる。他には[[チャンプブロック]]で使い捨てた[[《アシスター・アルデ》]]をリアニメイトするという手もある。

-[[【黒単ヘルボロフ】]]と相性が良い。[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]で[[リアニメイト]]できる[[スペック]]の高いカードというだけでなく、[[cip]]で2体リアニメイトすれば[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]と合わせてクリーチャー4体となり、最速4[[ターン]]目に《ウェルカム・ヘル》の[[龍解]]条件を満たせる。

-[[進化]]もリアニメイトできる。また、コスト4以下の[[墓地進化]]/[[マナ進化]]クリーチャーと[[《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》]]をリアニメイトすることで即座に[[退化]]できる。

-[[《ファッション・ナスオ》]]と[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を同時に揃えられる。

-全体的に自分の墓地利用に適しているため[[《ボーンおどり・チャージャー》>《終断γ ドルブロ/ボーンおどり・チャージャー》]]の3→5や[[《有象夢造》]]よろしく墓地経由で[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]のマナブーストとランダムハンデスを使い回すなどで活用したい。

**その他 [#y3db2bac]
-アーテル(ater)とはラテン語で「[[黒]]」の意。

-初の[[闇]]の[[スーパーカー・ドラゴン]]。

-[[モード]]の選択肢の順番が[[コスト踏み倒し]]を狙う上で最も効率の良い形になっていることは上述したが、逆説的に[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]はあまりの[[カードパワー]]ゆえに不利な順番でデザインされていたという穿った見方もできる。
しかし、時系列は《絶望と反魂と滅殺の決断》の登場→[[《とこしえの超人》]]や[[《若き大長老 アプル》]]の登場という順番だったため、当時選択肢の順番が現在ほど大きな意味を持つとは予想されていなかった。
[[《知識と流転と時空の決断》]]の順番を考えると分かりやすいが、例え[[GR召喚]]の前に[[バウンス]]が来ていたとしても、[[《U・S・A・BRELLA》]]も[[《カルマ大司教 ゾロスター》]]もいない[[カードプール]]ではバウンスの仮想敵が存在しない。
一方、[[《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》]]など「ゾーン移動2種」のモードは選択肢の順番次第で性能が大きく変わってしまうため、当時から慎重にデザインされていたことが、後に登場した[[《生命と大地と轟破の決断》]]や[[《荒廃と豊穣の決断》]]からも窺える。
まとめると、「かつての開発部は、ゾーン移動2種の順番には敏感だったが、除去とコスト踏み倒しの順番には無頓着だった」と言えそうである。
--《絶望と反魂と滅殺の決断》が環境で活躍したことからある程度活躍の見通しが立てられるこのカードと違って、《絶望と反魂と滅殺の決断》自身には[[トップメタ]]入りする確証がなかった側面もある。
実際に使われるかが未知数なら、細かい調整よりも語呂の良さを優先してリリースしても不思議ではない。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM23-RP3]]の、本来の文明から外れた単色ハイスペック[[スーパーレア]]サイクル。クリーチャーとしてコスト5という共通点がある。

//-光の[[アーマード]]:[[《未判明》]]もしくはなし
-水の[[ジャイアント]]:[[《五番龍 レイクポーチャー ParZero》]]
-闇の[[メカ]]:''《アーテル・ゴルギーニ》''
-火の[[マジック]]:[[《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》]]
-自然の[[アビス]]:[[《ア:エヌ:マクア》]]

**関連カード [#card]
-[[《ハインリヒ・ダーマルク》]]
-[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM23-RP3]]&br;'''['''

**収録セット [#pack]
-illus.[[haisiro]]
--[[DM23-RP3 「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」>DM23-RP3]](S3/S8)

**参考 [#reference]
-[[メカ・デル・ディネロ]]
-[[スーパーカー・ドラゴン]]
-[[ブロッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[モード]]
-[[パワー低下]]
-[[墓地肥やし]]
-[[リアニメイト]]
-[[除去置換効果]]

&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト5,メカ・デル・ディネロ,メカ,スーパーカー・ドラゴン,ドラゴン,パワー6000,ブロッカー,W・ブレイカー,cip,モード,パワー低下,単体パワー低下,パワー低下-4000,墓地肥やし,コスト4以下,リアニメイト,置換効果,除去置換効果,・,SR,スーパーレア,haisiro,アビス・レボリューションブロック);