#author("2022-07-25T11:31:42+09:00","","")
#author("2022-08-06T19:17:32+09:00","","")
*《アクア・ベララー》 [#z5ca202e]

|アクア・ベララー C 水文明 (2)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 1000|
|自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、いずれかのプレイヤーの山札の上から1枚目を見る。その後、そのカードを持ち主の山札の一番下に置いてもよい。|

[[DM-28]]で登場した軽量[[リキッド・ピープル]]。

[[山札の上]]を見て、気に入らなければ[[山札の下]]に送ってしまえる。[[MTGでいうところの占術1と消術1を併せ持つカード>《精神を刻む者、ジェイス》]]である。
相手に対して使った場合、必要な[[カード]]を[[山札の下]]に、不要な[[カード]]を[[山札の上]]に置くことで[[手札]][[事故]]を誘発することができる。そのため[[コンボ]]を中心とした様々な[[デッキ]]を嫌らしく妨害でき、特に[[【転生プログラム】]]のような[[デッキ]]には致命的に効く。
自分の[[山札の上]]を見ることもでき、複数の[[クリーチャー]]を展開して何度も[[能力]]を使い、今一番欲しい[[カード]]が[[山札の上]]に来るように操作することも可能。

誘発条件が「自分の他の[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出した時」であるため即効性がなく、[[パワー]]も貧弱なため[[除去]]されやすいが、2[[マナ]]と[[システムクリーチャー]]にしては[[軽い]]ため、[[除去]]の的になってくれるだけでも十分な働きをしているといえる。
また、[[デュエル]]終盤に十分な[[マナ]]がたまっている時なら、この[[クリーチャー]]の後に続けて[[クリーチャー]]を出すことにより、相手に邪魔されずに[[能力]]を使うこともできる。

総じて軽量ながら優秀なクリーチャーである。[[デッキ]]の潤滑油として[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]には投入が検討できるだろう。
[[ガチンコ・ジャッジ]]や[[マジボンバー]]の補助としても投入したくなる。

**ルール [#vcef8526]
-相手の[[山札]]を見る時であっても、[[山札操作]]の実行者は《アクア・ベララー》側の[[プレイヤー]]である。そのため、自分の[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいても[[山札操作]]できる。
--ただし、[[《巡霊者メスタポ》]]がいる場合は[[山札操作]]はできない。(([[山札]]を見ることができなかった場合、その[[山札の上]]のカードを[[山札の下]]に送ることはできない。[[山札の下]]に送る処理は、このクリーチャーの[[効果]]で実際に見たカードに対して行う処理であるため。[[《ダラク 丙-二式》]]の公式Q&A参照。))

-[[連鎖]]などの[[cip]]持ち[[クリーチャー]]を出した場合、この[[クリーチャー]]の[[能力]]と[[cip]]のどちらを先に[[解決]]するかを選択できる。 ただし、「出た時」ではなく「出す時」に処理する[[デッキ進化]]や[[EXライフ]]は例外で、このクリーチャーの能力を先に[[解決]]する必要がある。

**環境において [#kc60314a]
当時この種の能力のカードは類を見ないものであったため使い方が未開拓な部分が多く、評価を上げるまでに時間がかかった。

登場後しばらくすると[[《ローズ・キャッスル》]]が登場し、如何に場に維持するかが課題となった。


折角相手の山札事故を誘発しても[[ブレイク]]で増えた[[手札]]で解決されれば意味が無かったが、[[《ヴォルグ・サンダー》]]という[[ブレイク]]をする必要を無くしてくれる相方が登場するとその評価は鰻登りとなった。以降、[[【青黒ハンデス超次元】]]を中心に活躍。

新章デュエル・マスターズ環境のトップメタに[[【青黒ハンデス超次元】]]が君臨すると、一時期[[チャンピオンシップ]]の対戦で見かけない日はない程のメジャーカードとなった。[[《異端流し オニカマス》]]で相手のコスト踏み倒しを縛れば、案外このカードを活かしたロックが成立しやすいものであった。

ところが[[《ヴォルグ・サンダー》]]が殿堂入りに指定されて以降は、対戦であまり見かけないカードとなっていた。

しかし、[[《有象夢造》]]が登場すると評価は一変。
[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]や[[《特攻人形ジェニー》]]と同時に出すとハンデスに加え相手の山札をロックできることから[[【青黒緑ハンデス】>【青黒緑デッドダムド】]]を成立させ、[[DMEX-16]]環境の一角へと躍り出た。

しばらくすると不採用のレシピも目立つようになったが、[[DMRP-22]]で【青黒緑ハンデス】が[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]と[[《若き大長老 アプル》]]、稀に使われるレアケースの[[《星空に浮かぶニンギョ》]]と、続々メタカードを獲得したことでデッキのロック力が増したため、再び積極的に使われるようになった。
**他のカード・デッキとの相性 [#xeee0edc]
-やはり色々な[[ハンデス]]デッキに使われる。最近は[[【オカルトリンネ】]]等に使用されたりする。
-[[《時空の賢者ランブル》]]とは好相性。ランブル自身を出した時に[[カード]]を[[山札の下]]に送り、簡単に[[覚醒]]条件を満たすことができる。&br;欲しい[[カード]]が[[山札の下]]に行ってしまっても、どうせ[[覚醒]]時に[[山札]]は[[シャッフル]]されるので大きな問題はない。

-[[《アクア忍者 ライヤ》]]との相性は抜群。自身の[[能力]]で[[手札]]に戻す事で、1[[マナ]]で延々と自分と相手の[[山札]]を操作できる。[[リキッド・ピープル閃]]は[[リキッド・ピープル]]でもあるので、比較的すんなり[[デッキ]]に組み込めるのも利点。

-この[[カード]]で相手の[[トップデック]]を操作した後に安易に[[《ヴォルグ・サンダー》]]の[[cip]]で[[山札破壊]]を行うのは考え物である。[[《ヴォルグ・サンダー》]]を出した時にこの[[カード]]の[[能力]]で気に入らない[[カード]]を相手の[[デッキボトム]]に送っても、相手が[[今引き]]で[[切り札]]を引き込んだらそれまでだからである。
--相手のトップデックが呪文や切り札の場合は《ヴォルグ・サンダー》が刺さるので[[《ヴォルグ・サンダー》]]を打つことが勧められる。逆に、[[《霞み妖精ジャスミン》]]などの終盤で腐る[[クリーチャー]][[カード]]をこのカードで見た場合はそのままにしておくべきであり、そうすることで[[ロック]]をかけている間にドローソースなどを使って体制を整えることができる。

-[[フルクリーチャー]]の[[【マグマ・ムーン】]]では「[[攻撃]]するたび[[クリーチャー]]が出せる」状態になる。

**その他 [#n7ba7d8e]
-[[《アクア・ビークル》]]の[[上位互換]]である。

-モデルは間違いなく漫画に登場するデュエリスト、[[邪藩 牛次郎]]。&br;[[カード名]]の「ベララー」は彼の口癖であり、実際、作中でも対戦前に相手の[[デッキ]]を盗み見ていた。[[ヒーローズ・カード]]に描かれているキャラも彼で、[[フレーバーテキスト]]も[[効果]]にちなんだものになっている。

**関連カード [#u462144f]
-[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#s52fbe1e]
-[[DM-28]](通常版)&br;'''わかる、俺とお前の未来が手に取るようにわかるぞ!――アクア・ベララー'''
-[[DM-28]]([[ヒーローズ・カード]])&br;'''ボクこそが天才!お前の戦略なんて、全部ぶっ壊してやる!ベララァー!――[[牛次郎>邪藩 牛次郎]]'''


**収録セット [#q7ac4ca5]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Atsushi Kawasaki]]
--[[DM-28 「戦国編(バトル・ギャラクシー) 第1弾」>DM-28]]

**参考 [#u47ac9e7]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[クリーチャー]]
-[[cip]]
-[[プレイヤー]]
-[[山札の上]]
-[[見る]]
-[[山札の下]]
-[[山札操作]]

-[[ヒーローズ・カード]]
-[[邪藩 牛次郎]]

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[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.自身の場に[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいる状態で''《アクア・ベララー》''などの「いずれかのプレーヤーの山札を見る」効果で相手を指定した場合、相手の山札を見ることはできますか?
A.はい、[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない効果は相手が使用するカードのみが対象になります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31786]](2019.7.2)

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