#author("2021-08-17T23:30:20+09:00","","")
#author("2024-02-25T17:23:01+09:00","","")
*《アクア・ベララー》 [#z5ca202e]

|アクア・ベララー C 水文明 (2)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 1000|
|自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、いずれかのプレイヤーの山札の上から1枚目を見る。その後、そのカードを持ち主の山札の一番下に置いてもよい。|
|自分の他のクリーチャーが出た時、いずれかのプレイヤーの山札の上から1枚目を見る。そのカードを持ち主の山札の下に置いてもよい。|

[[DM-28]]で登場した軽量[[リキッド・ピープル]]。

[[山札の上]]を見て、気に入らなければ[[山札の下]]に送ってしまえる。[[MTGでいうところの占術1と消術1を併せ持つカード>《精神を刻む者、ジェイス》]]である。
相手に対して使った場合、必要な[[カード]]を[[山札の下]]に、不要な[[カード]]を[[山札の上]]に置くことで[[手札]][[事故]]を誘発することができる。そのため[[コンボ]]を中心とした様々な[[デッキ]]を嫌らしく妨害でき、特に[[【転生プログラム】]]のような[[デッキ]]には致命的に効く。
自分の[[山札の上]]を見ることもでき、複数の[[クリーチャー]]を展開して何度も[[能力]]を使い、今一番欲しい[[カード]]が[[山札の上]]に来るように操作することも可能。
[[山札の上]]を見て、気に入らなければ[[山札の下]]に送ってしまえる。

誘発条件が「自分の他の[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出した時」であるため即効性がなく、[[パワー]]も貧弱なため[[除去]]されやすいが、2[[マナ]]と[[システムクリーチャー]]にしては[[軽い]]ため、[[除去]]の的になってくれるだけでも十分な働きをしているといえる。
また、[[デュエル]]終盤に十分な[[マナ]]がたまっている時なら、この[[クリーチャー]]の後に続けて[[クリーチャー]]を出すことにより、相手に邪魔されずに[[能力]]を使うこともできる。
自分の[[山札の上]]を見ることで[[連鎖]]や[[マジボンバー]]の補助となる。
[[山札操作]]によって狙ったカードが[[デックトップ>山札の上]]に来るとは限らないが、確実性は上がる。[[《パルピィ・ゴービー》]]や[[《アクア・アナライザー》]]は[[cip]]で5枚見られるが、こちらは継続的に[[能力]]を使えるのが強み。複数の[[クリーチャー]]を展開して何度も[[能力]]を使えば、今一番欲しい[[カード]]が[[山札の上]]に来るように操作することも可能。

[[ガチンコ・ジャッジ]]と組み合わせることもできるが、この[[クリーチャー]]自身が2マナと軽く、[[ガチンコ・ジャッジ]]の勝率を下げてしまうためあまり推奨はされない。場合によってはこの[[クリーチャー]]を頼らず[[デッキビルディング]]を工夫する方がよいこともある。

相手に対して使った場合、必要な[[カード]]を[[山札の下]]に、不要な[[カード]]を[[山札の上]]に置くことで[[事故]]を誘発させられる。様々な[[コンボ]]を嫌らしく妨害でき、特に[[【転生プログラム】]]のような[[デッキ]]には致命的に効く。

相手を[[コントロール]]し切った後で繰り出せば、[[今引き]]による逆転を許さず事実上の[[フィニッシャー]]として機能する。[[《ヘル・スラッシュ》]]などの狙った[[カード]]を[[墓地]]に落とせる[[山札破壊]]が[[プレミアム殿堂]]になっている現状、どれだけ[[ハンデス]]や[[除去]]で[[コントロール]]していても相手の[[今引き]]までは対策できないため、この点は注目に値するだろう。

[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]との相性はよく、[[エクストラウィン]]までの時間を短縮することができる。

誘発条件が「自分の他の[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出した時」であるため即効性がなく、[[パワー]]も貧弱なため[[除去]]されやすいが、2[[マナ]]と[[システムクリーチャー]]にしては[[軽い]]ため、[[除去]]の的になってくれるだけでも十分な働きになる。また、その[[マナコスト]]の低さゆえに[[《有象夢造》]][[《湧水の光陣》]]で[[リアニメイト]]できる。

[[デュエル]]終盤に十分な[[マナ]]がたまっている時なら、この[[クリーチャー]]の後に続けて[[クリーチャー]]を出すことにより、相手に邪魔されずに[[能力]]を使うこともできる。

総じて軽量ながら優秀なクリーチャーである。[[デッキ]]の潤滑油として[[クリーチャー]]主体の[[デッキ]]には投入が検討できるだろう。
[[ガチンコ・ジャッジ]]や[[マジボンバー]]の補助としても投入したくなる。

**ルール [#vcef8526]
-相手の[[山札]]を見る時であっても、[[山札操作]]の実行者は《アクア・ベララー》側の[[プレイヤー]]である。そのため、自分の[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいても[[山札操作]]できる。
--ただし、[[《巡霊者メスタポ》]]がいる場合は[[山札操作]]はできない。(([[山札]]を見ることができなかった場合、その[[山札の上]]のカードを[[山札の下]]に送ることはできない。[[山札の下]]に送る処理は、このクリーチャーの[[効果]]で実際に見たカードに対して行う処理であるため。[[《ダラク 丙-二式》]]の公式Q&A参照。))
-相手の[[山札]]を見る時であっても、[[山札操作]]の実行者は《アクア・ベララー》側の[[プレイヤー]]である。そのため、自分がバトルゾーンに[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]と《アクア・ベララー》を出していても相手の[[山札操作]]ができる。

-[[連鎖]]などの[[cip]]持ち[[クリーチャー]]を出した場合、この[[クリーチャー]]の[[能力]]と[[cip]]のどちらを先に[[解決]]するかを選択できる。 ただし、「出た時」ではなく「出す時」に処理する[[デッキ進化]]や[[EXライフ]]は例外で、このクリーチャーの能力を先に[[解決]]する必要がある。
-[[《巡霊者メスタポ》]]はすべてのプレイヤーに影響する効果の為その持ち主に関係なく[[山札操作]]はできない。(([[山札]]を見ることができなかった場合、その[[山札の上]]のカードを[[山札の下]]に送ることはできない。[[山札の下]]に送る処理は、このクリーチャーの[[効果]]で実際に見たカードに対して行う処理であるため。[[《ダラク 丙-二式》]]の公式Q&A参照。))

-[[連鎖]]などの[[cip]]持ち[[クリーチャー]]を出した場合、この[[クリーチャー]]の[[能力]]と[[cip]]のどちらを先に[[解決]]するかを選択できる。よって、この[[クリーチャー]]で[[山札操作]]してから[[連鎖]]を処理することができる。

-「出す時」に処理する[[デッキ進化]]や[[EXライフ]]は、そちらが最優先で処理される。よってこの[[クリーチャー]]で[[山札操作]]したい場合はあらかじめ別の[[クリーチャー]]を出して[[解決]]しておく必要がある。

**環境において [#kc60314a]
登場後しばらくすると[[《ローズ・キャッスル》]]が登場し、如何に場に維持するかが課題となった。
[[戦国編]]の[[DM-28]]で登場。当時この種の能力のカードは類を見ないものであったため使い方が未開拓な部分が多く、評価を上げるまでに時間がかかった。

登場後しばらくすると[[パワー]]1000以下を継続的に[[除去]]してしまう[[《ローズ・キャッスル》]]が登場。如何に場に維持するかが課題となった。

折角相手の山札事故を誘発しても[[ブレイク]]で増えた[[手札]]で解決されれば意味が無かったが、[[《ヴォルグ・サンダー》]]という[[ブレイク]]をする必要を無くしてくれる相方が登場するとその評価は鰻登りとなった。以降、[[【青黒ハンデス超次元】]]を中心に活躍。
せっかく相手の山札事故を誘発しても[[ブレイク]]で増えた[[手札]]で解決されれば意味が無かったが、[[《ヴォルグ・サンダー》]]という[[ブレイク]]をする必要を無くしてくれる相方が登場するとその評価は鰻登りとなった。以降、[[デックトップ>山札の上]]を操作することで[[フィニッシャー]]とする使い方で[[【青黒ハンデス超次元】]]を中心に活躍。その頃になると[[《ローズ・キャッスル》]]の採用率も落ちていたので問題なかった。

新章デュエル・マスターズ環境のトップメタに[[【青黒ハンデス超次元】]]が君臨すると、一時期[[チャンピオンシップ]]の対戦で見かけない日はない程のメジャーカードとなった。[[《異端流し オニカマス》]]で相手のコスト踏み倒しを縛れば、案外このカードを活かしたロックが成立しやすいものであった。
[[新章デュエル・マスターズ環境]]のトップメタに[[【青黒ハンデス超次元】]]が君臨すると、一時期[[チャンピオンシップ]]の対戦で見かけない日はない程のメジャーカードとなった。[[《異端流し オニカマス》]]で相手のコスト踏み倒しを縛れば、案外このカードを活かしたロックが成立しやすいものであった。

ところが[[《ヴォルグ・サンダー》]]が殿堂入りに指定されて以降は、対戦であまり見かけないカードとなっていた。

しかし、[[《有象夢造》]]が登場すると評価は一変。
[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]や[[《特攻人形ジェニー》]]と同時に出すとハンデスに加え相手の山札をロックできることから[[【青黒緑ハンデス】]]を成立させ、[[DMEX-16]]環境の一角へと躍り出た。
[[十王篇]]で[[《有象夢造》]]が登場すると評価は一変。
[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]や[[《特攻人形ジェニー》]]と同時に出すと[[ハンデス]]に加え相手の山札をロックできることから[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]を成立させ、[[DMEX-16]]環境の一角へと躍り出た。

しばらくすると不採用のレシピも目立つようになったが、[[DMRP-22]]で【青黒緑ハンデス有象夢造】が[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]と[[《若き大長老 アプル》]]、(当時)稀に使われるレアケースの[[《星空に浮かぶニンギョ》]]と、続々メタカードを獲得したことでデッキのロック力が増したため、再び積極的に使われるようになった。
**他のカード・デッキとの相性 [#xeee0edc]
-やはり色々な[[ハンデス]]デッキに使われる。最近は[[【オカルトリンネ】]]等に使用されたりする。
-やはり色々な[[ハンデス]]デッキに使われる。[[【白青黒超次元】]]や[[【青黒ハンデス超次元】]]、[[【青黒緑有象夢造】]]等、環境において使用されたデッキは数知れない。
-[[《時空の賢者ランブル》]]とは好相性。ランブル自身を出した時に[[カード]]を[[山札の下]]に送り、簡単に[[覚醒]]条件を満たすことができる。&br;欲しい[[カード]]が[[山札の下]]に行ってしまっても、どうせ[[覚醒]]時に[[山札]]は[[シャッフル]]されるので大きな問題はない。

-[[《アクア忍者 ライヤ》]]との相性は抜群。自身の[[能力]]で[[手札]]に戻す事で、1[[マナ]]で延々と自分と相手の[[山札]]を操作できる。[[リキッド・ピープル閃]]は[[リキッド・ピープル]]でもあるので、比較的すんなり[[デッキ]]に組み込めるのも利点。

-この[[カード]]で相手の[[トップデック]]を操作した後に安易に[[《ヴォルグ・サンダー》]]の[[cip]]で[[山札破壊]]を行うのは考え物である。[[《ヴォルグ・サンダー》]]を出した時にこの[[カード]]の[[能力]]で気に入らない[[カード]]を相手の[[デッキボトム]]に送っても、相手が[[今引き]]で[[切り札]]を引き込んだらそれまでだからである。
--相手のトップデックが呪文や切り札の場合は《ヴォルグ・サンダー》が刺さるので[[《ヴォルグ・サンダー》]]を打つことが勧められる。逆に、[[《霞み妖精ジャスミン》]]などの終盤で腐る[[クリーチャー]][[カード]]をこのカードで見た場合はそのままにしておくべきであり、そうすることで[[ロック]]をかけている間にドローソースなどを使って体制を整えることができる。

-[[フルクリーチャー]]の[[【マグマ・ムーン】]]では「[[攻撃]]するたび[[クリーチャー]]が出せる」状態になる。

**その他 [#n7ba7d8e]
-[[《アクア・ビークル》]]の[[上位互換]]である。
-MtGでは、いずれかのプレイヤーの山札の上から1枚を見て、上か下に戻すキーワード処理は「[[消術1>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%B6%88%E8%A1%93]]」が存在している。(後ろの引数は山札の上から見る枚数を決めている。)
よく似た「[[占術>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%8D%A0%E8%A1%93]]」というのは、自分に対してだけ山札操作できるもので消術の下位互換である。
--余談だが、+2の忠誠度能力で《アクア・ベララー》の誘発型能力の効果を使えていたのが本家の[[《精神を刻む者、ジェイス》]]である。

-[[バニラ]]サポートを考慮しない場合、[[《アクア・ビークル》]]の[[上位互換]]の1つとなる。

-モデルは間違いなく漫画に登場するデュエリスト、[[邪藩 牛次郎]]。&br;[[カード名]]の「ベララー」は彼の口癖であり、実際、作中でも対戦前に相手の[[デッキ]]を盗み見ていた。[[ヒーローズ・カード]]に描かれているキャラも彼で、[[フレーバーテキスト]]も[[効果]]にちなんだものになっている。

-[[DM-28]]で初収録以来14年間一度も再録されたことがなかった。[[勝舞編]]の時期に登場したカードであるにもかかわらず、次の再録ははるか未来である[[ウィン編]]の[[DM22-EX1]]である。
//殿堂入りに指定されていないカードかつ多くのプレイヤーに有用とされるカードがこれほど長い間再録されていなかったのも珍しい。
//《マナ・クライシス》はDM-18から再録なし。《深緑の魔方陣》も「https://twitter.com/syaba3/status/1502250796540252160」と理由でわざと再録が避けられていた。

**関連カード [#u462144f]
-[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#s52fbe1e]
-[[DM-28]](通常版)&br;'''わかる、俺とお前の未来が手に取るようにわかるぞ!――アクア・ベララー'''
-[[DM-28]](通常版)&br;'''わかる、俺とお前の[[未来>山札の上]]が手に取るようにわかるぞ!――アクア・ベララー'''
-[[DM-28]]([[ヒーローズ・カード]])&br;'''ボクこそが天才!お前の戦略なんて、全部ぶっ壊してやる!ベララァー!――[[牛次郎>邪藩 牛次郎]]'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''第1回『[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(背景ストーリー)]]』で[[ツインパクト]]計画の成果を見た[[アカシック・ゼノン>《アカシック・ゼノン》#story]]は、審判の日に向けた更なる計画のために[[遺跡>《Dの天災 海底研究所》]]を後にした。ランド大陸を追放された[[ギュウジン丸>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]がその遺跡にたどり着くのは、そのさらに後の話である。'''


**収録セット [#q7ac4ca5]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Atsushi Kawasaki]]
--[[DM-28 「戦国編(バトル・ギャラクシー) 第1弾」>DM-28]]
--[[DM-28 「戦国編 第1弾」>DM-28]]
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超45/超50)

**参考 [#u47ac9e7]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[クリーチャー]]
-[[cip]]
-[[プレイヤー]]
-[[山札の上]]
-[[見る]]
-[[山札の下]]
-[[山札操作]]

-[[ヒーローズ・カード]]
-[[邪藩 牛次郎]]

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公式Q&A
>Q.自身の場に[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいる状態で''《アクア・ベララー》''などの「いずれかのプレイヤーの山札を見る」効果で相手を指定した場合、相手の山札を見ることはできますか?
[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.自身の場に[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]がいる状態で''《アクア・ベララー》''などの「いずれかのプレイヤーの山札を見る」効果で相手を指定した場合、相手の山札を見ることはできますか?
A.はい、[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない効果は相手が使用するカードのみが対象になります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31786]]
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31786]](2019.7.2)

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