#author("2020-01-19T13:50:26+09:00","","")
*《アクアン》 [#f1cd250c]

|アクアン R 水文明 (4)|
|クリーチャー:サイバーロード 2000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を表向きにしてもよい。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを自分の墓地に置く。|
|''※プレミアム殿堂''|

[[DM-04>DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]]で登場した[[サイバーロード]]。

驚異的な[[手札補充]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]である。

[[《アストラル・リーフ》]]無き後の[[メタゲーム]]の中心を担い、その後も[[《無双竜機ボルバルザーク》]]などの強豪[[カード]]と渡り合ってきた実力者である。

[[山札の上]]から5枚を[[表向き]]にし、[[光]]と[[闇]]の[[カード]]をすべて[[手札]]に加えられる。さすがに5枚すべてというわけにはいかないが、[[デッキビルディング]]を工夫すれば[[コスト論]]を上回る[[手札補充]]が可能。

[[光]]か[[闇]]あるいは両方の[[カード]]と、[[マナ]]として必要な[[水]]の[[カード]]の[[デッキ]]内での比を3:1ほどにすることで、ほぼ確実に3枚から4枚の[[手札補充]]ができる爆発力を持っている。

4[[マナ]]で3枚引く[[《サイバー・ブレイン》]]が[[プレミアム殿堂]]になっていると考えると、その[[スペック]]は恐るべきものがあり、4[[ターン]]目にこの[[カード]]を[[召喚]]されると一気に[[ハンドアドバンテージ]]差が開く。

現在の[[手札補充]][[カード]]の中で白眉の性能を持つ[[《ストリーミング・チューター》]]と比べても、引ける[[カード]]の[[色]]こそ違えど1[[マナ]]軽く、さらに2000の[[クリーチャー]]が付くという破格の[[スペック]]である。

**ルール [#xd99a92a]
-[[表向き]]にした[[カード]]を[[手札]]に加える[[能力]]なので、厳密には[[ドロー]]ではない。つまり「カードを引く」わけではないので、一部[[ドロー]]によって誘発する他の[[クリーチャー]]の[[能力]]は使えない。

-[[山札]]からめくった[[カード]]は相手にも見せなければならないが、大した[[デメリット]]ではないだろう。

**テクニック [#ofd0ac63]
-本来の役割は[[手札補充]]だが、外れた[[カード]]が[[墓地]]に落ちることを生かし、[[《ダイヤモンド・ブリザード》]]や各種[[返霊]]持ちと組む使い方もある。 

**環境において [#f1f2b491]
登場以来、[[【速攻】]]型の[[【アクアンブラック】]]、[[【準黒単】]]、[[コントロール]]型の[[【アクアンホワイト】]]、[[【アクアンホワイトブラック】]]などの強力な[[デッキ]]の中核となってきた。[[聖拳編]]で[[水]]の[[マナ]]としても使える[[闇]]、[[光]]との[[レインボーカード]]が登場すると、さらに[[デッキ]]内の引けるカードの比率が上がって使いやすくなった。登場初期の環境では[[準バニラ]]の[[ファッティ]]であってもこのカードで回収できるだけで十分採用に値し、そのことからこのカードの影響力が分かるだろう。

2004年12月15日より、殿堂入りカードに指定された。ところが「1枚になってしまったことでかえって4[[ターン]]目に使えるかどうかの[[運ゲー]]感が強まってしまった」との声もあった。[[《サイバー・ブレイン》]]と同じく、余りに強力な[[手札補充]]はそれを引けるかどうかで勝敗が大きく左右されるため、[[ミラーマッチ]]では[[運ゲー]]のような展開になりやすい。

殿堂入り後、[[転生編]]から[[極神編]]にかけては[[【ボルメテウスコントロール】]]や[[【ヘブンズ・ゲート】]]、[[【イニシエート】]]を中心に利用された。

[[戦国編]]では[[【ナイト】]]や[[【マルコビート】]]を中心に使われ、[[神化編]]では[[【サイバー青単】]]が主な就職先となった。ここに来て、種族が重要視されるようになったということである。

最後の活躍は[[覚醒編]]における[[【ヴィルジニアリアニメイト】]]、[[【ドロマー超次元】]]での使用実績である。

「1枚引ければ勝負が決まる運ゲーを助長する」という批判から、2011年1月15日より、《サイバー・ブレイン》と共についにプレミアム殿堂入り。

そう言った意味では[[プレミアム殿堂]]となったのも頷けるだろう。[[白青黒]]の[[デッキ]]にはほぼ確実に採用され続けてきた彼も、[[コレクション]]の中で隠居生活を送ることとなった。現在では[[調整版]]の[[《セブ・コアクマン》]]がいるので、そちらを使うと良い。

[[殿堂解除]]という制度が生まれたものの、純粋な[[ドローソース]]の評価が落ち続けている昨今でもこのカードはなお破格のスペックであり、[[《ヘブンズ・フォース》]]とのコンボは[[殿堂入り]]であっても[[《セブ・コアクマン》]]と合わせて[[白青]]系[[デッキ]]にすんなり入ってしまうため、解除は難しいだろう。

**他のカードとの関係 [#j7ec7fbb]
-[[カード]]の[[調整版]]が[[《エリアス》]]と[[《セブ・コアクマン》]]。いずれも表向きにする枚数が3枚に減っている。ちなみに[[《セブ・コアクマン》]]は[[《エリアス》]]が5[[マナ]]と重すぎて使われなかったために再度調整されたそちらの[[完全上位互換]]である。

**背景ストーリーでの活躍 [#saac4391]
-[[プレミアム殿堂]]となりゲームから姿を消した後も、[[《コアクアンのおつかい》]]や[[《クアトロ・ブレイン》]]の[[フレーバーテキスト]]で再登場しており、[[背景ストーリー]]では未だに現役である。
--《アクアン》や《クアトロ・ブレイン》のフレーバーテキストから察するに、《アクアン》は[[光]]文明や[[闇]]文明に武器を卸している武器商人であると考えられる。しかし、《クアトロ・ブレイン》から読み取るに光と闇がメインの[[オラクル]]の思想には反対であり(平和では武器が売れないため)、[[アウトレイジ]]に協力しているようだ(彼の子供である[[《セブ・コアクマン》]]も[[《紺碧術者 フューチャー》]]に協力的である)。これは《アクアン》を 光と闇の入っていないデッキに入れると墓地肥やしとなり、墓地戦略を得意とする[[アウトレイジ]]に有利になるからであろう。
現に[[《セブ・コアクマン》]]は[[【メルゲループワンショット】]]などに採用されている。

-[[背景ストーリー]]で強調されていた守銭奴キャラが極まり、[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]ではついに[[デュ円]]バージョンが収録された。事務局の回答によると、このカードは''2000万デュ円として実際に使用できる''とのことで、[[フレーバーテキスト]]はそのことを現した言葉遊びとなっている。ちなみに[[息子>《コアクアンのおつかい》]]も同じく[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]に[[再録]]されている。

**漫画での活躍 [#h66b3da6]
-漫画「FE」では[[W(ホワイト)>白凰]]がベルベル戦で使用している。[[《鎧亜の邪聖ギル・ダグラス》]]の能力で[[破壊]]された。
「SX」番外編でも[[白凰]]が使用し、[[勝舞>切札 勝舞]]にとどめをさした。なお、[[《奇跡の精霊ミルザム》]]の[[ウルトラシールド・プラス]]によって増えた[[シールド]]の中に明らかに「2枚目」の《アクアン》が入っていた。連載当時は[[殿堂入り]]していたため、おそらくはミスだろう。(そもそも向こうの世界に殿堂ルールがあるのかは不明だが。)

-漫画「覇王伝ガチ!!」では、[[赤星 大虎]]が[[神鷹]]戦で使用。実際に能力が使われる描写は無かったが、おそらく大量の[[ドロー]]で試合に貢献したのだろう。最終的にとどめを刺したのもこの1体。

**その他 [#lb3e42a4]
-横須賀市上下水道局のイメージキャラクター「アクアン」はこのクリーチャーと同じく水をモチーフにしたキャラクターであり、あちらは1998年度に横須賀市上下水道局が開局90周年を記念して製作したため、一見すると公開時期の近いこちらとは縁がありそうだが、全く無関係。

-海外版の[[Kaijudo]]では、日本版の[[リキッド・ピープル]]達のイラストを持つクリーチャーが「Aquan」という種族を持っている。当の《アクアン》のイラストを持つクリーチャーの種族はCyber Lordであり、性能としては[[《トロン》]]と全く同じカードになっている。

-このような[[能力]]で[[表向き]]にした[[カード]]が[[墓地]]に置かれる事を俗に「[[落ちる]]」、逆に[[手札]]に加えることを「拾う」という。

**関連カード [#k5944905]
-[[《エリアス》]]
-[[《セブ・コアクマン》]]
-[[《ストリーミング・シェイパー》]]
-[[《ストリーミング・チューター》]]
-[[《コアクアンのおつかい》]]
-[[《アクアン・メルカトール》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#gd8924b6]
-[[DM-04>DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]]、[[DMC-17>DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」]]、[[プロモ>プロモーション・カード]](P16/Y1)&br;'''にひひひ。中立が一番儲かるのさ。'''
-[[DMC-13>DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」]]&br;'''敵の敵は、友。でも、味方の味方は、お客様。'''
-[[DMC-37>DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」]]&br;'''[[光]]に売れるものは[[闇]]にも売れる、誰だって自分に向けられる刃は気になるもんさ。――アクアン'''
-[[DMC-38>DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」]]&br;'''今日も世界は事件だらけ。結構結構。――アクアン'''
-[[DMC-50>DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」]]&br;'''儲かりすぎるのも[[考えもの>プレミアム殿堂]]だな。――アクアン'''
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]&br;'''にひひひ。このデュ円は本当に使えるのさ。 ---アクアン'''

**収録セット [#j3cab7b3]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部に
デュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Katsuya]]
--[[DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]]
--[[DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」]](新規イラスト)
--[[DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」]]
--[[DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」]]
--[[DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」]]
--[[DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]](2000万デュ円版)
--[[プロモーション・カード]](P16/Y1)([[アルトアート]])(月刊コロコロコミック2003年1月号付録)

**参考 [#sd97a0ce]
-[[サイバーロード]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[光]]
-[[闇]]
-[[カード]]
-[[手札補充]]

-[[プレミアム殿堂]]
--[[殿堂入り]]

-[[デュ円]]

-[[【アクアンブラック】]]
-[[【アクアンホワイト】]]
-[[【アクアンホワイトブラック】]]