#author("2021-06-01T05:38:59+09:00","","")
#author("2021-06-07T17:06:26+09:00","","")
*《「&ruby(いわい){祝};」の&ruby(いただき){頂}; ウェディング》 [#o557bd3c]

|「祝」の頂 ウェディング SR 無色 (11)|
|クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手はバトルゾーンの自身のクリーチャーまたは自身の手札を合計4枚選び、新しいシールドとして裏向きにし、シールドゾーンに加える。|
|このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。|
|エターナル・Ω|

[[DMR-06]]で登場した[[無色]]の[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。

[[召喚]]時に相手の[[カード]]4枚を[[シールド送り]]にする[[能力]]と、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]と同等の[[シールド焼却]][[能力]]を持った[[T・ブレイカー]]。

11[[マナ]]と[[重い]]が、[[召喚]]さえすれば相手の[[手札]]か[[クリーチャー]]を4枚も[[シールド送り]]にする。埋める対象は相手が選択するが、[[アンタッチャブル]]に引っかからない利点でもあり、4枚ともなれば問答無用で全部の[[カード]]ということも多い。

通常、相手の[[シールド]]を増やすのは利敵行為となり止めを刺すまでの手間を増やしてしまうのだが、増えてしまった[[シールド]]も自身の[[能力]]により安全に処理できるため無駄が無い。[[召喚]]時に相手の[[除去]][[カード]]や[[ブロッカー]]をまとめて消し去り、あとは毎[[ターン]]確実に[[シールド]]を3枚[[墓地]]に送る事ができる。

この[[能力]]はこれまでに登場した[[ゼニス]]と違い直接相手[[クリーチャー]]に干渉できる効果なので、[[エターナル・Ω]]の恩恵を活かすことが出来る。下手に[[除去]]すれば新たに[[カード]]を4枚も[[シールド]]にされ、[[除去]]しないと3枚も[[シールド焼却]]される…と相手からすればたまったものではない。

欠点はやはり[[マナコスト]]が[[重い]]こと。どんな[[デッキ]]でもおいそれと出せる[[カード]]ではないので、[[《セブンス・タワー》]]や[[《ガチンコ・ルーレット》]]などを駆使して速やかに必要な[[マナ]]を捻出したい。

逆に言えば、出すまでにはどうしても時間がかかるため、この[[カード]]が出てくる前に決着を付けてしまうような戦い方が求められる。

ド派手な[[召喚]]時限定の[[cip]]を持つ[[ゼニス]]の中でも特に強力な一枚であり、[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]とともに[[フィニッシャー]]としての性能は一級品である。

[[マナ]]の伸びる[[コントロール]]を相手にした時はこの[[カード]]の存在に警戒したい。

-[[シールド追加]]は[[強制]]だが、[[除去]]および[[ハンデス]]に繋がることや、[[シールド焼却]]を持つことを考えればほとんど問題にはならない。ただし、相手が5枚以上の[[手札]]を溜めこんでいる状況では逆に時間稼ぎとなってしまうこともあるため、[[ハンデス]][[能力]]を持つ[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]と併用することで対処したい。

-非常に[[重い]]ため、[[《無敵剣 カツキングMAX》]]や[[《偽りの名 ハングリー・エレガンス》]]などで[[マナ召喚]]できるようにすると効率が良い。[[召喚]]扱いなので[[シールド送り]]の[[cip]]も利用できる。

-[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]と異なり[[スピードアタッカー]]を持たないので、当然というか[[除去]]されると[[バトルゾーン]]に出し直さなければならない。だが[[召喚]]時限定[[cip]]が強力なので、[[除去]]されると逆に助かる場面もある。
--[[《メッサダンジリ・ドラゴン》]]を横におけば[[スピードアタッカー]]となるため、かの凶悪[[クリーチャー]]、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]すら霞んでしまう脅威の[[クリーチャー]]と化す。

-速ければ4[[ターン]]目に「[[VAN>《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]][[モアイ>《古代楽園モアイランド》]][[ワルド>《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]」によるロックや大量の[[ゼニス]]で盤面を制圧できる[[【ゲイル・ヴェスパー】]]の成立によってこのカードは、[[革命ファイナル]]期に環境落ちした状況から救われて環境でも採用される見込みを持ったと言える。

-焼却[[効果]]は[[召喚]]した時の[[能力]]とは別なので、[[コスト踏み倒し]]でも使える。単に[[シールド焼却]]持ちの[[T・ブレイカー]]クリーチャーとして使う分にも十分に強力。

-この[[クリーチャー]]が[[アタック]]する時、[[《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》]]から[[《「呪」の頂 サスペンス》]]を召喚すると、一気に相手のシールドを5枚焼く事が出来る。

-性質上[[《時空の雷龍チャクラ》]]や[[《光霊姫アレフティナ》]]とは相性が悪い。とはいえ、前者は[[サイキック・クリーチャー]][[メタ]]の増加で一時期ほどの使用率はなく、後者は、過度に警戒するほどの使用率ではない上に、[[コンボ]]を決めようとすればするほど[[手札]]と[[バトルゾーン]]の質が重要になる場面がほとんどであるため、[[S・トリガー]]がほぼ使えない(=[[コスト踏み倒し]]による逆転もない)ことを勘案しても、この[[クリーチャー]]を[[召喚]]した時点で勝ちは決まったも同然であろう。

-[[《超銀河剣 THE FINAL》]]との相性は抜群。[[オーバーキル]]にもほどがあるが狙ってみるのも一興。のちに、[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]が登場し、[[G・ブレイカー]]と[[ワールド・ブレイカー]]の違いこそあるが、[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]も真っ青な[[シールド]]吹き飛ばしが格段に狙いやすくなった。

-この[[クリーチャー]]同士がかち合うと、双方共に[[手札]]・[[バトルゾーン]]共に空となり、どちらかが[[ライブラリアウト]]となるまでウェディングの投げあいとなる可能性がある。特に[[【ターボゼニス】]]の[[ミラーマッチ]]ではありえない話ではない。

-[[召喚]]するだけで相手のシールドが4枚も増えることから「祝」の字を当てられたのだろうが、相手からしてみれば出しただけで4枚の[[手札]]・[[フィールドアドバンテージ]]を吹き飛ばすこの[[クリーチャー]]のどこが「祝」なのかはわからなくなるだろう。又、同弾の[[《「呪」の頂 サスペンス》]]との対比でもある。ちなみに、召喚でしか発動しないため[[《父なる大地》]]で引っ張り出されて相手にシールドを回復された、ということもない。

-「祝」の字が当てられた理由として、同弾の[[カード名]]に結婚式に関連する言葉が含まれる[[闇]]の[[エンジェル・コマンド]]を誕生させた主である([[《善良なる堕天キャンドル・サービス》]]の[[フレーバーテキスト]]より)ことも絡んでくるだろう。このカードの名前にもウェディング(結婚式)が含まれている。

-元になった[[エンジェル・コマンド]]は、[[カードゲーマー]]のビクトリーラッシュ記事に、ウェディングの隣にウルスの画像があったことや、見た目もどことなく似ていることから[[《浄化の精霊ウルス》]]だと思われる。

-[[DMR-06]]のテキストでは「[[バトルゾーン]]の自分の[[クリーチャー]]または自身の[[手札]]から」となっているが、相手が選ぶ[[クリーチャー]]は相手自身のクリーチャーである。
--[[DMBD-06]]で「自身のクリーチャー」に修正された。

-アニメ「ビクトリーV」では[[久保 聖也]]が切り札として使用しているが、漫画「ビクトリー」では使用されなかった。

-[[背景ストーリー]]では[[《ウェディング・ゲート》]]を作り出して、闇[[エンジェル・コマンド]]を作った[[ゼニス]]として[[《「呪」の頂 サスペンス》]]と共に登場。裏切った[[ライオネル>《「俺」の頂 ライオネル》]]を[[処刑>《ギロチン・チャージャー》]]する為にライオネルと戦うが、戦いに敗れて姿を消す。ライオネルは様々な姿がある為、どの姿のライオネルと戦ったのかははっきりしないが、どのライオネルと戦ったとしても召喚時の能力によって除去され、さらに[[S・トリガー]]になったり仕込んだシールドもそのまま墓地に置かれてしまう為、こちらの方が有利なはずである。
--その後[[DMR-11]]の[[《氷河妖精アイス》]]の[[フレーバーテキスト]]にて「絶望こそが祝福であることを知らしめる神」という、まさに漫画「ビクトリー」およびアニメ「ビクトリーV」での使い手である[[久保 聖也]]の様な[[クリーチャー]]であることが書かれた。
--その後[[DMR-11]]の[[《氷河妖精アイス》]]の[[フレーバーテキスト]]にて「絶望こそが祝福であることを知らしめる神」という、まさにアニメ「ビクトリーV」での使い手である[[久保 聖也]]の様な[[クリーチャー]]であることが書かれた。

**関連カード [#t2e24eae]
-[[《浄化の精霊ウルス》]]
-[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]

**収録セット [#cbe4ed68]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[boyaking]]
--[[DMR-06 「エピソード2 ビクトリー・ラッシュ」>DMR-06]]
--[[DMBD-06 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿」>DMBD-06]]

**参考 [#rdd87a0d]
-[[アンノウン]]
-[[ゼニス]]
-[[召喚]]
-[[cip]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[手札]]
-[[シールド送り]]
-[[シールド]]
-[[ブレイク]]
-[[置換効果]]
-[[墓地]]
-[[シールド焼却]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[エターナル・Ω]]

-[[DASHゴールデンリスト]]

-[[【ターボゼニス】]]

**ルール [#j2bf4a26]
テキスト上では、「合計4枚」と書かれているため分かりづらいが、選んだバトルゾーンのクリーチャーは[[カード指定>カード指定除去]]ではなく、クリーチャーとしての[[シールド送り]]になる。以下の公式Q&Aでもこのような記載がされている。
>Q.''《「祝」の頂 ウェディング》''の「このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力で進化クリーチャーを選んだ場合はどうなりますか? 「合計4枚」とテキストにあるので、進化クリーチャーの一番上のカードだけがシールドに置かれますか?
A.カード単体ではなくクリーチャーを対象とした効果なので、進化クリーチャーを選んだ場合は進化元のカードも一緒にシールドゾーンへ移動します。それらのカードは重ねず、それぞれ新しいシールドとして置きます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33266]]

>Q.相手の''《「祝」の頂 ウェディング》''の「出た時」の能力で、自分は「無月の門」状態の[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を選びました。クリーチャーとしては1体ですが、カードとしては5枚なので、バトルゾーンや手札から残りの3枚をシールドに置かなくてもいいですか?
A.いいえ、[[《「祝」の頂 ウェディング》]]の「出た時」の能力はカード指定ではありません。5枚で構成された「無月の門」状態のクリーチャーを4体選んだ場合、シールドは20枚増えることになります。(総合ルール 109.2)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34392]]

つまり、[[G・リンク]]したクリーチャーを選んだ場合はシールド送りにできるカードを選べるのは持ち主の方であり、[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]を選べば当然[[リンク解除]]は発生する。

&tag(クリーチャー,無色,コスト11,アンノウン,ゼニス,パワー13000,T・ブレイカー,召喚限定cip,cip,除去,ハンデス,セルフハンデス,シールド送り,ブレイクする時,置換効果,シールド焼却,エターナル・Ω,SR,スーパーレア,boyaking);