#author("2020-03-18T23:12:19+09:00","","")
#author("2020-03-23T13:08:32+09:00","","")
*《「&ruby(むじょう){無情};」の&ruby(きわみ){極}; シャングリラ》 [#w2de01f8]
 
|「無情」の極 シャングリラ VIC 無色 (11)|
|進化クリーチャー:ガーディアン/ゼニス 17000|
|超無限進化・Ω−ガーディアンを1体以上自分の墓地、マナゾーン、またはバトルゾーンから選び、このクリーチャーをそのカードの上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがタップされている時、相手のクリーチャーは攻撃できない。|
|エターナル・Ω|
[[DMR-08]]で登場した[[ビクトリー]]を持つ[[無色]]の[[超無限進化・Ω]][[ガーディアン]]/[[ゼニス]]。
[[メテオバーン]]による[[山札]]への[[確定除去]]と、[[タップ]]されている時相手の[[クリーチャー]]を[[攻撃]]不可能にする[[常在型能力]]を持つ。

[[進化元]]は[[墓地]]、[[マナゾーン]]、[[バトルゾーン]]から好きな数選べるので、[[メテオバーン]]の弾切れは考えにくい。そうそう追い越されることのない高い[[パワー]]と[[攻撃]]を封じる[[常在型能力]]があるため、[[制圧]]力は非常に高い。[[攻撃]]する度に[[クリーチャー]]を[[除去]]され、[[タップ]]状態ならば一切の[[攻撃]]が封じられるため、これ一枚で詰みに近い状況になることも多い。

仮に[[除去]]されても、[[ゼニス]]の御多分にもれず[[エターナル・Ω]]を持つので、[[進化元]]ごと[[手札]]に戻る。そのため、[[進化クリーチャー]]としては再度[[召喚]]するのは容易である。

流石に[[置換効果]]による[[除去]]には無力だが、[[《神羅スカル・ムーン》]]や[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]は[[アタックトリガー]]で[[除去]]でき、[[攻撃]]を[[ロック]]する[[能力]]で[[殴り返し]]を禁止できるので、この点についてはほとんど気にならない。さらに、2体目以降の《「無情」の極 シャングリラ》の[[進化元]]となってしまう可能性があるため、[[除去]]したからといって必ずしも安泰とは言えず、非常に厄介である。 

最大の欠点は11と非常に重い[[コスト]]。[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]と組み合わせることを前提としており、[[墓地]]に落としておけば9マナで出せる。だが、やはり[[重い]]ことには変わらないので[[マナブースト]]は必須だろう。幸い、[[ゼニス]]でありながら[[召喚]]限定の[[cip]]を持たないため、[[コスト踏み倒し]]で出しても[[能力]]をフルに活用する事ができる。

また、[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]はこの[[クリーチャー]]を条件とした[[アタック・チャンス]]を持つため、[[メテオバーン]]で落とした《シャングリラ》をさらに展開することができる。[[墓地]]から[[呪文]]を[[回収]]できる[[《神託の守護者ミント・シュバール》]]や[[《墓地の守護者メガギョロン》]]が[[ガーディアン]]なのはありがたいところだろう。

コストの重さと[[進化元]]の縛りという欠点を持つが、その分出した時の強さは強烈である。専用デッキについては「[[【シャングリラ】]]」を参照。

**背景ストーリーでの活躍 [#i9b10fa0]

[[背景ストーリー]]では最初に生み出された[[ゼニス]]とされ、[[ガーディアン]]の「文明を問わずみんなを守る心」と「外敵を排除する心」の2つの矛盾した心から生み出され、その矛盾を無くすために[[ゼロ>無色]]の力に目覚めたという。

伊原しげかつ氏によって描かれた[[背景ストーリー]]漫画『STORY OF DUEL MASTERS』のうち、エピソード2に相当する「〜覇王鬼丸伝編〜」では、最終話にて登場。崩壊を始めたゼニス本拠地、ニルヴァーナ・ゼニシアからその正体である「ゼニスそのもの」として現れた。「戦争と平和、 2つの願いを叶える方法。それはすべての破壊」と判断し、絶大な力で総てを無へと消し去ろうとするも、修羅丸の魂と共に新たなるゼニス、[[鬼羅丸>《超絶奇跡 鬼羅丸》]]となった鬼丸が[[プリン>《逆転王女プリン》]]の助けを借りて放った一撃「超絶 鬼羅の奇跡」により、打ち砕かれた。しかし、魂は残り「みんなの願いから生まれた自分はみんなが死なぬ限り死なぬ」事を鬼羅丸に告げるも、「今まで、みんなの願いを一身に背負ってつらかったろう」とシャングリラの魂を受け入れた鬼羅丸と共に消え去り、超獣世界の一部として合一した。
-倒された後も、[[オラクル]]によって至高神として崇拝され、[[エピソード3背景ストーリー]]においても影響力は健在である。
-名前にある「無情」は普段は「思いやりが無い」という意味で使われるが、仏語で「心の働きが無い様子」という意味もあり、おそらくここから取られている。ちなみに、同音異義語に「無常」という言葉があるが、これは《シャングリラ》の思想とは真逆の「万物が常に流転し、変化する」状態を意味する。

**その他 [#w3e1617c]

-「《「無情」の極 シャングリラ》以外の」という注釈はないので、別の《シャングリラ》も[[進化元]]にできる。前述の通り、[[メテオバーン]]と[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]を同時に使用して増殖することも可能である。

-何らかの[[アタックトリガー]]で相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]中にこのクリーチャーが[[タップ]]されても、その[[攻撃]]は中止されない。一度[[攻撃]]が宣言されたら[[攻撃]]はそのまま続行される。

-この手の[[ロック]][[能力]]全般に言えることだが、[[《ダイヤモンド・ソード》]]や[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]を使われると簡単に突破されてしまう。そうなると、この[[クリーチャー]]が[[タップ]]状態でも普通に[[プレイヤー]]を[[攻撃]]されてしまうので注意。また、[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]]は天敵。出てきたターンにアタックが出来なくなるので実質、能力が使えなくなってしまう。先に出てきてしまっていた場合、前もって除去するのが好ましい。

-[[エターナル・Ω]]によって、[[除去]]されると[[進化元]]ごとまとめて[[手札]]に戻る。[[進化元]]を何枚も重ねれば、[[除去]]された時に大量の[[手札補充]]が可能。

-[[【シャングリラ】]]での運用以外にも、[[汎用性]]の高い[[ガーディアン]]である[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《閃光の守護者ホーリー》]]を[[進化元]]にできるので、それらを使用する[[デッキ]]にピン挿しされる事もある。

-実は[[《守護聖天タース・ケルケルヨ》]]の[[アタックトリガー]]でも出せる。[[《時空の庭園》]]や[[《クレスト・EVOチャージャー》]]で仕込んで射出するのも一興か。

-シャングリラとは、『理想郷』または『桃源郷』という意味。[[《「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー》]]と似ている。しかし、このクリーチャーの目的が『全てを無に帰す』なのは『理想郷』の名に対して皮肉としか言いようがない。

-アニメ「ビクトリーV」で[[南藻 奈已]]が[[切札 勝太]]戦で使用。[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]の[[効果]]によって、[[《白骨の守護者ホネンビー》]]、[[《迎撃の守護者エビンビー》]]、[[《曙の守護者パラ・オーレシス》]]、[[《埋葬の守護者ドルル・フィン》]]、[[《真実の名 ワクワク・チャップルン》]]、[[《蔵禄の守護者カメンビー》]]、[[《献身の守護者ヤーラ・セ・ナイス》]]、[[《漆黒の守護者ハラッカダン》]]を[[進化元]]にして[[リアニメイト]]された。&br;[[メテオバーン]]で[[《鬼無双 カイザー「勝」》]]や[[《宿命のディスティニー・リュウセイ》]]を山札に戻し、[[タップ]]時の[[ロック]]で勝太のクリーチャーの攻撃を封じていたが、[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]の[[ガチンコ・ジャッジ]]でめくられた[[《逆転王女プリン》]]の能力により[[アンタップ]]された。

-[[DMBD-06>DMBD-06 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿」]]の収録カードの[[フレーバーテキスト]]によれば、シャングリラは[[ドラゴン・サーガ]]次元には存在自体していなかった模様である。この為、[[ゼニス]]そのものの出自が[[エピソード3]]世界とは異なるものとなっている。

**関連カード [#o90bbb47]
-[[《無情秘伝 LOVE×HATE》]]
-[[《「理想」の極 シャングリラ・エデン》]]

***[[背景ストーリー]]のラスボス的存在 [#dcbb6fac]
-''Prev'':[[エピソード1>エピソード1背景ストーリー]]
--[[《偽りの名 シャーロック》]]

-''Next'':[[エピソード3>エピソード3背景ストーリー]]
--[[《無法神類 G・イズモ》]]


**収録セット [#lb00a167]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMR-08 「エピソード2 グレイト・ミラクル」>DMR-08]]
--[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」]]

**参考 [#z9012d86]
-[[ガーディアン]]
-[[ゼニス]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[超無限進化・Ω]]
-[[メテオバーン]]
-[[アタックトリガー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札送り]]
-[[シャッフル]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[タップ]]
-[[攻撃制限]]
-[[エターナル・Ω]]
-[[ビクトリー]]
-[[【シャングリラ】]]

&tag(進化クリーチャー,ゼロ文明,無色,コスト11,ガーディアン,ゼニス,パワー17000,超無限進化・Ω,メテオバーン,山札送り,確定除去,T・ブレイカー,ロック,攻撃制限,エターナル・Ω,ビクトリー,MITSUAKI MATSUMOTO);
&tag(進化クリーチャー,ゼロ文明,無色,コスト11,ガーディアン,ゼニス,パワー17000,超無限進化・Ω,メテオバーン,山札送り,確定除去,T・ブレイカー,ロック,攻撃制限,エターナル・Ω,背景ストーリー:ラスボス,VIC,ビクトリー,MITSUAKI MATSUMOTO);