#author("2020-06-14T02:46:15+09:00","","")
*《「&ruby(ち){智};」の&ruby(いただき){頂}; レディオ・ローゼス》 [#da6621eb]

|「智」の頂 レディオ・ローゼス SR 無色 (10)|
|クリーチャー:アンノウン/ゼニス 17000|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、カードを5枚まで引き、その後、相手は自身の手札を5枚選んで捨てる。|
|エターナル・Ω|

[[DMR-05]]で登場した[[無色]]の[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。

5枚まで[[ドロー]]し、相手の[[手札]]を5枚[[ハンデス]]する[[召喚]]時限定の[[cip]][[能力]]を持ち、この[[クリーチャー]]1枚で最大10枚という膨大な[[ハンドアドバンテージ]]を稼ぐことができる。

[[ファッティ]]に5枚の[[ドロー]]が付いてくることの強力さは[[《サイバー・A・アイアンズ》]]で実証済み。そちらに1[[コスト]]加えただけで5枚のハンデスが付いたと言えば、その強さがよく分かるだろう。捨てる[[カード]]は相手が選ぶものの、その枚数の多さからほぼオールハンデスとして機能する。

[[パワー]]17000の[[T・ブレイカー]]と[[サイズ]]も十分であり、仮に[[除去]]されても[[エターナル・Ω]]によって何度でも再[[召喚]]することができる。再召喚すればその度にハンドアドバンテージが開く事になるので、[[フィニッシャー]]として十二分な[[スペック]]と言えるだろう。

問題点は[[コスト]]10という重さ。[[《ホーガン・ブラスター》]]や[[《魔龍バベルギヌス》]]といった[[コスト踏み倒し]]で出したいところだが、そうした場合メインの[[能力]]が使えなくなってしまう。同弾収録の[[アンノウン]]/[[ゼニス]][[コスト軽減]][[サイクル]]や[[《フェアリー・ギフト》]]を使って[[召喚]]しやすくしたいところ。
また、[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]の[[cip]]や[[《蒼神龍スペル・サモニオン》]]等、[[コスト]]を支払わずに[[召喚]]する手段は少なからず存在する。

[[無色]]であるため、[[文明]]の枠に囚われず、自由に[[デッキ]]を構築することができるのも大きな[[メリット]]だろう。

登場当初は[[【ターボゼニス】]]の主要カードとして大会シーンでもしばしば見られたが、[[革命編環境]]から[[革命ファイナル環境]]にかけては[[侵略]]や[[革命チェンジ]]などによって大型クリーチャーによる【速攻】が全盛を極めていたことから【ターボゼニス】自体が下火になり、場に干渉せず勝利に直結しないこのカードは単体性能を買われてコントロールデッキに採用されることもなかった。

それでも[[新章デュエル・マスターズ]]期には[[【ゲイル・ヴェスパー】]]という活躍の場を見つけており、早ければ4ターン目には召喚できるためハンデスやドローが従来よりも遥かに役立ちやすくなった。
実際「デュエル・マスターズグランプリ-5th」でベスト32に入賞した【ゲイル・ヴェスパー】にはこのカードが3枚積まれており、【ゲイル・ヴェスパー】においては決して軽視できないデッキの潤滑油としての地位を持っていることが示されている。

-[[DMX-22]]で登場した[[《ニコル・ボーラス》]]には軽さと[[ハンデス]]量で劣る。あちらは[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]の範囲内なのでこちらより遥かに早出ししやすく、こちらは[[ドロー]]と[[ハンデス]]を一度にできる点で差別化しなければならないだろう。

-[[ドロー]]の方は「カードを5枚まで引く」なので、[[ライブラリアウト]]の心配がある場合は引かなくてもよいし、1枚や2枚で止めてもよい。&br;5枚の[[ハンデス]]は[[強制]]であるため、[[マッドネス]]持ちを多用する相手に使うと痛い目を見るが、大型[[ハンデス]]の宿命として諦めるしかないだろう。

-他の[[アンノウン]]/[[ゼニス]]にも言えることだが、[[《フェアリー・ライフ》]]→[[《黒神龍オンバシ・ラオーン》]]と繋ぎ、次の[[ターン]]に[[《フェアリー・ギフト》]]を使うことで、そこまで難なく4ターンで登場できる。この[[サイズ]]のクリーチャーがそんなターンに出てきたら、相手はひとたまりもないだろう。

-[[バトルゾーン]]には干渉できないが、この欠点は[[《「祝」の頂 ウェディング》]]と組み合わせることで容易に補える。&br;単純な[[マナブースト]]からこの2枚を出すだけで大方[[制圧]]できるため、ある意味生半可な[[コントロール]]デッキはこれを突きつけるだけで完全否定できてしまう。

-[[DASHゴールデンリスト]]に指定されているカードの一つだったが、[[DMX-19]]にて新規イラストでめでたく[[再録]]され、少しは入手が楽になった。&br;ちなみに、[[スーパーレア]]尽くしの当パックで唯一再録されたゼニスでもある。

-名前の由来は、イギリスのロックバンド「レディオヘッド」と「ストーン・ローゼズ」である。レディオ・ヘッドはオックスフォード出身で90年代前半から、ストーン・ローゼズはマンチェスター出身で80年代後半から活躍する、イギリスの音楽史を語る上で、共に欠かすことのできないロックバンドとして知られている。デュエマの対象年齢である10代にはあまり馴染み深くはないかもしれないが、これらもスタッフの遊び心が表れているといえるだろう。

-[[《「命」の頂 グレイテスト・グレート》]]にも言えることだが、このクリーチャーはどの[[フレーバーテキスト]]にも登場しておらず、[[背景ストーリー]]ではどのような活躍をしたか不明である。だが、ワールドMAPでは[[《愛々の守護者チョップルン》]]を[[破壊]]したり[[《オフコース・カイザー「龍」》]]へ[[攻撃]]する描写があり、[[ゼニス]]の中でも実力者であったことは確かであろう。[[DMX-13]]の[[《戦慄のプレリュード》]]では《「智」の頂 レディオ・ローゼス》を箱詰めしたイラストが登場し、E2終盤まで生きていたことがわかる。[[DMR-08]]に登場した似た容姿をしている[[《「終」の極 イギー・スペシャルズ》]]との関連性も気になるところ。


**収録セット [#of0a2622]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」>DMR-05]]
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」]](新規イラスト)
--[[DMBD-06 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿」]]

**参考 [#nd223e9e]
-[[アンノウン]]
-[[ゼニス]]
-[[召喚]]
-[[cip]]
-[[ドロー]]
-[[ハンデス]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[エターナル・Ω]]
-[[DASHゴールデンリスト]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);