#author("2019-12-29T08:28:56+09:00","","") *&ruby(はかい){破壊}; [#q3dce1ef] [[キーワード処理]]の1つ。 [[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]である[[オブジェクト]]を[[墓地]]に移動させることである。 [[除去]]としては最もポピュラーな方法。 [[墓地]]に送られた[[クリーチャー]]は気軽に手出しできないので、破壊による[[除去]]は確実な妨害行動と言える。 ただし、[[墓地]]に送られた[[クリーチャー]]は、[[リアニメイト]]で[[バトルゾーン]]に戻されたり、[[サルベージ]]で[[手札]]に加えられることもある。[[闇]][[文明]]が主体の[[デッキ]]を相手にする場合は注意が必要である。 [[《デーモン・ハンド》]]や[[《めった切り・スクラッパー》]]など、対象を破壊する[[効果]]は一般的に[[闇]][[文明]]や[[火]][[文明]]に多く見られる。 ちなみにその中でも主に火文明が持つ一定のパワーやコスト以下のクリーチャーを破壊するものを[[火力]]と呼ぶ。 その他、[[タップ]]された[[クリーチャー]]を[[殴り返し]]するなどして相手[[クリーチャー]]を破壊することが可能。 もちろん、相手も自分の[[クリーチャー]]を破壊しようとしてくるので、あらかじめ[[ハンデス]]したり、[[ブロッカー]]を用意するなどして対策したい。 破壊は[[デュエル・マスターズ]]の基本的な[[ルール]]の1つなので、よく念頭に置くべきだろう。 **ルール [#bcba3019] -破壊された[[クリーチャー]]は持ち主の[[墓地]]に送られる。&br;ただし、[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]のような[[置換効果]]や、[[《不死身のブーストグレンオー》]]のような[[破壊されない]][[能力]]を持つものは[[バトルゾーン]]にとどまることができる。 このようにしてバトルゾーンにとどまったとしても、「破壊した」という事実は残る。そのため[[《邪魂転生》]]や[[《魔龍バベルギヌス》]]、[[《ヒラメキ・プログラム》]]などでコンボが可能となる。 -[[バトル]]に負けた[[クリーチャー]]や、[[パワー低下]]で[[パワー]]が0になった[[クリーチャー]]は破壊される。これは[[ルール]]による処理であり、[[カード]]の[[効果]]ではない。 -[[バトル]]に基づく破壊を、俗に戦闘破壊という。 -破壊という表現が使われていない場合でも、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]から[[墓地]]に移動しようとする行為は破壊として扱われる。 --[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]をはじめとした「カードを選び墓地に置く」タイプの[[カード指定除去]]でも、それが[[クリーチャー]]オブジェクトなら、もちろん破壊として扱う。 -[[バトルゾーン]]以外から[[墓地]]に移動することは破壊ではないので注意。[[ハンデス]]や[[ランデス]]は俗に[[手札破壊]]や[[マナ破壊]]と呼ばれることがあるが、[[バトルゾーン]]以外の[[クリーチャー]]が[[墓地]]に移動しても、破壊という扱いにはならない。 --よって、[[バトルゾーン]]以外の[[ゾーン]]から[[クリーチャー]]を[[墓地]]に送っても、[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]で[[ドロー]]することはできない。 -[[闘魂編]]の[[DMC-13>DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」]]まで「持ち主の墓地に置く。」という表現だったが、[[聖拳編]]以降は「破壊」に置き換わった。[[再録]]されたものは「[[破壊]]」という言葉に置き換えられているため、古いカードもそれに従う。 --ただし、''[[再録]]されず[[テキスト]]が変わっていないものについては元のテキストのまま解釈することになっている''。例えば[[《闇侯爵ハウクス》]]の[[pig]][[能力]]は「[[破壊]]されたとき」ではなくテキスト通りに解釈する。この場合、[[破壊]]としては扱われない、[[進化元]]や[[封印]]として[[カード指定除去]]された場合でも[[能力]]が使えるという違いが発生する。 ***コストとトリガー能力について [#iaee2ad7] -「破壊する」を[[コスト]]とする[[効果]]と、「破壊された」ことに誘発する能力は全く異なる。 --前者の分類される[[《邪魂転生》]]は選んだクリーチャーがバトルゾーンに留まろうが、墓地以外のどこに移動しようが[[ドロー]]できる。([[コスト]]参照) --後者の分類される[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]は直接墓地に置かれないとドローできない。([[トリガー能力]]参照) -上記二つはこのようにまとめることが出来る。 --「破壊する」は、「『バトルゾーンにあるクリーチャー(オブジェクト)を墓地に置く』を実行する」を意味し、「破壊される時」とテキストに書いてあるクリーチャーの効果が機能するタイミングは''墓地に置かれる直前''となる。(例:[[《威牙の幻ハンゾウ》]]の[[破壊置換効果]]) --「破壊された」は、「バトルゾーンからクリーチャー(オブジェクト)が墓地に置かれた」という意味なので、テキストに「破壊された時」と書いてあった場合は、「墓地に置かれた瞬間」がトリガーするタイミングとなる。(例:[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]の[[トリガー能力]]) -[[バトル]]に負けて墓地に置かれる場合も「''破壊''」に該当するため、「墓地に置かれる(た)時」「破壊される(た)時」の能力の誘発に関係してくる。 -[[バトル]]に負けて墓地に置かれる場合も「''破壊''」に該当するため、「墓地に置かれる(た)時」「破壊される(た)時」の能力の誘発に関係してくる。 **その他 [#g8921c93] -[[手札破壊]]、[[マナ破壊]]、シールド破壊、山札破壊など、[[バトルゾーン]]以外から[[カード]]を[[墓地]]に移動させるときにも「破壊」という語を使用することがあるが、これはあくまで俗語である。ルール上の破壊とは無関係であり、[[pig]]能力も誘発しないので、注意が必要。 -『デュエル・マスターズ 入門デュエマ 革命スタート完全ガイド』では手札破壊などと区別して「敵獣破壊」と表現されている。 -[[サイキック・セル]]と[[進化元]]は単体では[[クリーチャー]]として扱われない。そのため、見かけ上は[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]から[[墓地]]に送られた場合でも、破壊に該当しない場合がある。例えば、[[カード指定除去]]で[[進化元]]が抜き取られて[[墓地]]に置かれた場合、[[進化元]]は[[クリーチャー]]扱いではないので破壊されたことにはならない。詳しくは「[[カード指定除去]]」や「[[墓地送り]]」を参照のこと。 **参考 [#hc3837c5] -[[用語集]] -[[クリーチャー]] -[[バトルゾーン]] -[[墓地]] -[[除去]] -[[墓地送り]] -[[pig]] -[[マナ破壊]] -[[手札破壊]] -[[キーワード処理]]