#author("2020-05-12T12:07:41+09:00","","")
*ジョークカード [#i021337d]

開発者達が意図して作成した、プレイヤーの笑いを誘う冗談みたいな特徴を持つカードのこと。[[ネタカード]]とは若干意味合いが違う。

**ジョークカードの目的 [#yb9585b3]
金属で作られた[[メタルカード]]や、香り付き[[プロモーション・カード]]として登場した[[《遊びだよ!切札一家なう!》]]などは、他のカードゲームでも類を見ないギミックとして、[[プレイヤー]]の注目を浴びた。
これらは明らかに話題性を狙った仕様であり、作為的に作られた[[ネタカード]]と言える。

一方、話題性とは関係なくしれっと他作品の明らかなパロディが[[カード名]]や[[イラスト]]、[[フレーバーテキスト]]になっているものもある。[[《熱血戦士バギャーン》]]、[[《光線人形ストリウム》]]、[[《大冒犬ヤッタルワン》]]など枚挙に暇がない。
それらは開発陣や[[イラストレーター]]間で楽しみ、果ては[[プレイヤー]]まで楽しませるサービスの一つとなりえる。パロディ元を知っている人にとっては思わずニヤリとさせられるカードであり、このようなカードに期待するプレイヤーも存在する。

-ジョークカードの一部にはネタのためだけに作られた[[特性]]を持つものが存在する。例えば、[[スペシャル・クライマックス]]等の[[サブタイプ]]、[[U・ソウル]](''ウルトラソウル'')等の[[ソウル]]、[[プラチナ・ドライブ]]といった[[能力語]]など。
--一方、実戦で[[ゲーム]]を左右するようなネタ[[能力]]もある。[[ドキンダム・ガチャ]]/[[ドギラゴン・ガチャ]]や[[でんぢゃらスイッチ]]などがその例。

**ジョークカードの特徴の一例 [#y1f2c820]

-[[プレイヤーが心配になるほどパロディがきわどい>《トランプ・だいとうりょう》]]
-[[カードの素材が紙ではない>メタルカード]]
-カードに香りが付いている
-[[使っても何も起こらない>《偉大なる無駄》]]
-[[イラストのモデルが>《デュエマの鬼!キクチ師範代》]][[デュエマに関わる実在の人物>《松本大先生》]]
-能力宣言とは別の、必要性が疑わしい何らかの言葉や動作が要求される
-[[カード名が単なる一般名詞>《1月》]]
-[[カード名が長すぎで、まともに全部読んでいると『寿限無』と同様の状態になりかねない>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]
-[[イラストの代わりに開発陣のペットの写真が印刷されている>《素晴らしい犬 ワンワンワン》]]
-[[イラストがない>《超越男》]]
-プレイ時の[[曜日>《ロックマンエグゼ&勝太》]]・[[時間帯>《開発部の守護者 ミッチー》]]・[[気象情報>《鋼龍 クシャルダオラ》]]が重要なファクターになっている
-[[使ったときの効果が哲学的>《結婚してくれやぁ!!》]]
-[[イラストと能力が完全に『デュエマ』の世界観の外から来ている>《スーパーしりとりガー》]]
-[[同型再販の意味がない、まさに「はずれ」>《夜のポンの助》]]
-[[カワイさが重要なステータスである>《ちょっと☆きゃわ☆じょらごん》]]

**ネタカードとの違い [#r41601f8]

基本的にはジョークカード=[[ネタカード]]になるが、ネタカードには「真面目に開発されたカードを、''プレイヤー側の解釈で''ネタ扱いしている」ものも含まれている。

例えば[[DM-01]]で登場した[[《暗黒の騎士ザガーン》]]なら、(当時の基準としては)他の生半可なクリーチャーを寄せ付けない圧倒的な[[コスト]]・[[パワー]]の[[スーパーレア]]であり、開発者側はウケ狙いでこのようなカードを作ったわけではない。
しかしあまりにも淡白な性能に反し、仰々しい[[フレーバーテキスト]]を与えられてしまったがためにネタとして扱わるようになってしまった。

仲間内で誰にも迷惑をかけないでまともなカードをネタカードだと煽って楽しむ分には何も問題はないが、その身内ノリを「ネタだから」と外部に持ち込んで周りの人を不愉快にさせないようくれぐれも気をつけたい。

-ただし、プレイヤー間でネタにしていたカードが、後天的に公式でネタとして採用されたケースもある。[[己が弱かった>《アクア・マスター》]]、[[シザー・愛>《シザー・ラヴ》]]、[[誰とも>《残虐覇王デスカール》]][[拳で語る>《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]、[[一方的>《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]

**その他 [#pc5aa4d7]
[[デュエル・マスターズ]]は歴史が長いカードゲームである為、中には''他作品の非公式パロディカードが出た後、その元ネタとの公式[[コラボカード]]が出てしまったなんて例まである。''
例:[[《常勝ディス・オプティマス》]]→[[《時空の司令 コンボイ・トレーラー》]]/[[《司令官の覚醒者 コンボイ》]]、
  [[《正々堂々 ホルモン》]]→[[《暴君憑依:マキシマムザ亮君》]][[《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》]]

一部のジョークカードは、その[[スペックの低さ>《奇跡の長男 おそ松》]]や[[実用性の乏しさ>《結婚してくれやぁ!!》]]、[[公認大会]]で使えないこと等が理由で、しばしば批判の的となる事もある。しかし、ただ「弱いから」「実用性がないから」という理由で頭ごなしに批判するのは、ジョークカードとしての本質を捉えていない事となってしまうので注意。[[競技性>ガチデッキ]]との棲み分けを意識することが大切である。

**参考 [#e2c2cef6]
-[[用語集]]
-[[イラスト]]
-[[能力]]
-[[フレーバーテキスト]]
-[[ネタカード]]
-[[コラボカード]]
-[[使用禁止カード]]
-[[ジャンボカード]]
-[[ホリデーカード]]
-[[デンジャラス・カード]]
-[[非売品カード]]
-[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]
-[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]