#author("2020-09-07T17:45:52+09:00","","") *《&ruby(ようえん){陽炎};の&ruby(しゅごしゃ){守護者};ブルー・メルキス》 [#db6fde6a] |陽炎の守護者ブルー・メルキス SR 光/水文明 (6)| |クリーチャー:ガーディアン 8500| |このクリーチャーが相手のシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。その中の「S・トリガー」を持つ呪文をすべて、自分がコストを支払わずに唱え、その後持ち主の墓地に置く。それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。| |W・ブレイカー| [[DM-10]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[ガーディアン]]。 [[ブレイク]]する[[シールド]]を[[置換効果>ブレイク置換効果]]で[[表向き]]にし、それが[[S・トリガー]]の[[呪文]]ならば自分が使用できる[[能力]]を持つ。相手の[[S・トリガー]][[呪文]]を逆利用しつつ、それが[[手札]]に加えられることも防げる。初の[[呪文横取り]][[能力]]を持ったクリーチャーである。 強力な[[S・トリガー]][[呪文]]には[[《地獄門デス・ゲート》]][[《デーモン・ハンド》]][[《ドンドン吸い込むナウ》]][[《グローバル・ナビゲーション》]]、各種[[スパーク]]などがあり、それらを横取りして使用を封じつつ、[[アドバンテージ]]を得ることができる。 使い勝手は[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]に近い。[[シールド焼却]]に比べて相手に[[手札]]を与えてしまうのはネックだが、そちらには無い[[メリット]]もあると言える。それらよりも[[マナコスト]]が若干[[軽い]]のも嬉しい。 欠点は[[呪文]]以外の[[S・トリガー]]には無力なこと。使用率の高い[[《アクア・サーファー》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]は普通に使用されてしまう。また、[[呪文]]の[[S・トリガー]]ならば[[強制]]で使用しなければならないため、[[《アポカリプス・デイ》]]を踏んで[[クリーチャー]]が全滅してしまう場合もある。 また、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]同様に[[召喚酔い]]するため、相手の[[ブロッカー]]や[[除去]]はしっかり対策しておくべき。 [[【ガーディアン】]]の[[フィニッシャー]]というよりは、[[【ボルメテウスコントロール】]]のような[[デッキ]]で使っていくのがいいだろう。 **ルール [#a8527aa2] -相手の呪文を唱える処理については、[[呪文横取り]]を参照。 -[[《アクア・サーファー》]][[《アクテリオン・フォース》]]などの呪文でない[[S・トリガー]]が出た場合、相手はそれを使用することができる。以前は、[[ブレイク]]ではないため相手は[[S・トリガー]]を使えないことになっていたが、裁定変更により[[ブレイク]]でなくても[[S・トリガー]]を使えるようになった。(→[[エラッタ]]) -[[ブレイク置換効果]]なので、[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]などの[[置換効果]]を持った[[城]]でも剥がすことが可能であり、[[ブレイク]]時に誘発する[[能力]]はトリガーしない。 -[[2017年3月25日ルール改訂]]によって、シールドは同時にブレイクできるようになったが、[[ブレイク置換効果]]は1つずつ処理される点には注意。そのため、複数のシールドを同時に全部見ることはできない。シールドを1つずつ見て、その都度[[S・トリガー]]呪文を唱える、またはそれ以外のカードを手札に加えるという挙動になる。 --[[ブレイク置換効果]]で見たシールドが手札に加わる時でも、[[S・バック]]や[[サバキZ]]を発動できる。 --シールドをW・ブレイクする時に、1つ目のシールドで捲れた[[S・トリガー]]呪文を唱えたり、相手の[[S・バック]]や[[サバキZ]]が発動するなどして、《ブルー・メルキス》がバトルゾーンから離された場合、2つ目のシールドは通常ブレイクになる。 --[[トリガー能力]]はシールドのブレイクの最中に割り込めないので、[[cip]]持ちの[[S・トリガー獣]]などが出ても、その能力が解決するのは、すべてのブレイク処理が済んでから。 -「相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。」までが[[置換効果]]。「それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。」は置換効果ではないため、表向きの[[シールド・ゴー]]を持ったクリーチャーは自身の置換効果で墓地に送られる。 -[[《星龍パーフェクト・アース》]][[《天雷龍姫エリザベス》]][[《星龍の記憶》]][[《「俺」の頂 ライオネル》]]などは、全て「自分の[[手札]]に加えられる」[[シールド]]のみに[[効果]]を及ぼす。よって、それらの[[能力]]が有効であっても、元々[[S・トリガー]]を持っていない[[呪文]]は唱えられない。 -バトルゾーンに相手の[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などがいると唱えられなくなる。ただし、できることは全て行われるため、たとえ唱えなかったとしても、「その後持ち主の[[墓地]]に置く」の[[テキスト]]に従って[[呪文]]は持ち主の[[墓地]]に置かれる。 -[[《神人類 ヨミ》]]の[[能力]]で[[ブレイク]]が封じられている場合、そもそも[[ブレイク置換効果]]が発生しないため、[[シールド]]が[[表向き]]になることもない。 -「唱えても良い」ではなく「[[唱える]]」なので、[[S・トリガー]]であれば[[《アポカリプス・デイ》]]など自分に被害が加わる[[呪文]]であっても必ず唱えなければならない。 **その他 [#z73115c1] -[[《パクリオ》]]で相手の[[S・トリガー]][[呪文]]を[[シールド]]に埋め込み、それをこの[[カード]]でプレイするという荒業も。 -呪文を墓地に置く効果は置換効果ではないため、[[チャージャー]]は墓地に置くかわりに持ち主の[[マナゾーン]]に置かれる。呪文を墓地に置く部分を含め置換効果である[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]とは挙動が異なる。 --TCG版では[[《龍素記号Cg ダイシャリン》]]ぐらいでしかチャージャーと《ブルー・メルキス》の踏み倒しを両立する方法がない。しかし効果が変更されたデュエプレ版ではチャージャーと《ブルー・メルキス》の踏み倒しが両立する機会が容易に発生する。これに伴い[[FAQ>https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-0026]]にも回答が書かれることになった。 -[[ツインパクト]]の登場によって呪文面を逆利用できるケースが増えた。 -[[《超銀河剣 THE FINAL》]]を[[クロス]]すれば、相手と自分の[[S・トリガー]][[呪文]]をすべて唱えられる。[[オーバーキル]]すぎて実用性は皆無だが。 -登場当初は[[ネタカード]]扱いされていた[[《無双竜機ボルバルザーク》]]とは対照的に[[DM-10]]で1番の大当たりという評価であり、[[シングルカード]]のレートもこのカードが1トップであった。 --登場以来シングルカードのレート1位を死守していた[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]のそれを越えた初めてのカードともいわれる。 -「陽炎」は一般的に「かげろう」と読まれるが、この[[カード]]では「ようえん」と読む。 -相手のカードを扱うため取り扱いには気をつけなければいけない。カードの扱いのトラブルには気を付けよう。 -水文明に相当する種族を持っていない。 -漫画「デュエル・マスターズ」では[[勝舞>切札 勝舞]]戦でヤカンマンが使用。先に[[《電脳聖者エストール》]]で勝舞の[[シールド]]を確認し、[[S・トリガー]]の[[《幻竜砲》]]で[[《沈黙するバックラー・ホーン》]]を焼いた。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#a325d735] |陽炎の守護者ブルー・メルキス SR 光/水文明 (6)| |クリーチャー:ガーディアン 8500| |このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに公開する。その中の呪文をすべて自分が唱え、持ち主の墓地に置く。それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。| |W・ブレイカー| 能力で[[横取り>呪文横取り]]できる呪文に制限がなくなり、[[《ロスト・ソウル》]]のような[[S・トリガー]]を持たない強力な呪文も横取りできるようになった。 「コストを支払わずに」という記述が能力から抜け落ちているが、TCG版同様コストを支払わずに唱えられる。 TCG版同様、呪文の横取りは[[強制]]で、唱えないという選択はできない。[[S・トリガー獣]]がめくれた場合は、相手がそのS・トリガーを使用できる点もTCG版同様。 基本的に大幅な強化を受けたと言っていいが、[[《サウザンド・スピア》]]のような自滅に繋がりかねない呪文を唱えるリスクも増えた。 ***環境において [#g91cba43] このカードそのものは[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]のような汎用的なフィニッシャーではないが、最低限中型〜大型クリーチャーの殴り返し性能は担保されている。 パワーも[[《二角の超人》]]や[[《バザガジール・ドラゴン》]]などでは対処できない値があるため、相手が温存している[[《デーモン・ハンド》]]などを使わせる役割も果たせる。 環境に呪文が増える時期が来るとこのカードの評価も高くなる。 [[《ロスト・ソウル》]]、[[《英知と追撃の宝剣》]]などの奪えれば勝敗に直結しうる呪文や[[《ヘブンズ・ゲート》]]など相手に[[S・トリガー]]で使わせたくない呪文の採用率が流行している間は特に顕著。 一方、環境がビート寄りになると、このカードでは奪えない[[《アクア・サーファー》]]が増えるため、鳴りを潜めることになる。 ***TCG版との処理の相違点 [#o4612797] -デュエプレでは、シールドを複数ブレイクする場合、その複数のシールドをすべて見て、その中の呪文を唱える順番をプレイヤーが選ぶことができる。 -このクリーチャーの攻撃がブロックされずにシールドを減らした場合でも、シールドをブレイクした扱いとなり、[[ターボラッシュ]]等の能力が誘発する。これはブレイクするシールド全てが呪文で、実際に手札に加わるカードがない場合でも同様。 ***その他 [#cc8c6529] -ブレイクしたシールドの中身は確認することができる。[[非公開ゾーン]]である手札を参照する能力を持ちながら[[ピーピング]]ができなくなった[[《根絶のデクロワゾー》]]と比較すると、やや優遇されていると言えるかもしれない。 -インフレの進んだ本家の環境に於いても十分通用するスペックへと強化されているため、[[超次元呪文]]や[[ツインパクト]]などのような今後登場する[[呪文]]に多大な影響を与える可能性のあるカードといえる。 **関連カード [#qc8053b9] -[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]] -[[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]] **[[フレーバーテキスト]] [#x3a116c6] -[[DMPP-03]]、[[DMPD-04]] '''[[光]][[文明]]と[[水]][[文明]]の技術の叡智の結晶。[[反撃>S・トリガー]]を許さない究極の兵器。''' **収録セット [#vf508ad2] ***[[デュエル・マスターズ]] [#pf329d71] -illus.[[Tsuu]] --[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]] --[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」>DMC-66]] ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#g53be743] -illus.[[Tsuu]] --[[DMPP-03 第3弾「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]] --[[DMPD-04「天使と悪魔の鎮魂歌」>DMPD-04]] **参考 [#p365a470] -[[ガーディアン]] -[[タップイン]] -[[シールド]] -[[ブレイク]] -[[手札]] -[[置換効果]] -[[呪文横取り]] -[[見せる]] -[[S・トリガー]] -[[呪文]] -[[コスト踏み倒し]] -[[唱える]] -[[W・ブレイカー]] &tag(クリーチャー,光文明,水文明,多色,コスト6,ガーディアン,パワー8500,パワーの最後の三桁が「500」,W・ブレイカー,ブレイク時,置換効果,呪文横取り,・,SR,スーパーレア,Tsuu);