#author("2020-09-12T02:46:05+09:00","","") *《&ruby(ひ){引};き&ruby(さ){裂};かれし&ruby(えいごう){永劫};、エムラクール》 [#h10cb7bb] |引き裂かれし永劫、エムラクール P 無色 (15)| |クリーチャー:エルドラージ/ゼニス 15000| |飛行(このクリーチャーは、飛行を持たないクリーチャーから攻撃もブロックもされない)| |T・ブレイカー| |このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このターンの後もう1度自分のターンを行う。| |このクリーチャーが攻撃する時、相手はバトルゾーン、シールドゾーン、マナゾーンにある自身の表向きのカードを合計6枚選び、墓地に置く。| |エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)| [[DMEX-08]]で登場した[[エルドラージ]]/[[ゼニス]]。 [[Magic:The Gathering]]との[[コラボカード]]である。 15[[コスト]]という途方もないコストをしているが、その能力は強力で、ほぼすべてのクリーチャーに[[攻撃]]も[[ブロック]]もされない能力を持つ。[[アタックトリガー]]で[[破壊]]、[[シールド焼却]]、[[ランデス]]を相手に選ばせる形で合計6枚行う[[能力]]も強力(本家の「滅殺」の再現)。ただし、[[裏向き]]の[[カード]]は選べないので、[[バトルゾーン]]と[[マナゾーン]]が空でも[[シールド]]を燃やし尽くしていきなり[[ダイレクトアタック]]…とはいかないので注意。 そして、何と言っても[[召喚]]時限定[[cip]]による[[エクストラターン]]獲得が魅力。事実上の[[スピードアタッカー]]としても使える。 召喚さえすれば無条件でエクストラターンを得ることができるのは[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]にはない持ち味。 問題は15コストという莫大なコスト。あらゆる[[マナブースト]]を駆使しても、普通にコストを支払って召喚するのは[[オーバーキル]]だろう。そのため、「[[召喚]]」扱いになる[[コスト踏み倒し]]の[[《イッツ・ショータイム》]]や[[《天運ゼニスクラッチ》]]などから出すことを考えたい。 仮に召喚したとしても1体でフィニッシュに持って行くことは難しい。例えば、相手の[[クリーチャー]]が4体以上あり、[[シールドゾーン]]に[[表向き]]のカードがない場合、残りの枠の分で[[ランデス]]を浴びたとしても、[[S・トリガー]]を踏ませて[[ターン]]を凌ぎ、返しに[[スピードアタッカー]]で返り討ちにする、と言う負け筋が考えられる。 また、[[【サッヴァーク】]]など[[シールドゾーン]]に大量のカードを蓄えるデッキなどでは延命されやすい。 そしてさらに、後述のルールで詳しく述べるが、[[アタックトリガー]]による[[除去]]は、相手側に[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]、[[《滅亡の起源 零無》]]、[[《零龍》]]のいずれかがバトルゾーンにあると、[[墓地送り]]にするカードを1枚に抑えられてしまうという大きな弱点も抱えている。 ロマン性は光るが「''それだけの[[マナ]]があるなら他の現実的なフィニッシュ手段が豊富''」という[[オーバーキル]][[カード]]特有の難点を抱えている。 単純に、過剰なマナブーストができるデッキならフィニッシャーは[[《水上第九院 シャコガイル》]]で事足りてしまう。 [[【ターボゼニス】]]全盛期とは異なり「[[マナブースト]]からの[[フィニッシャー]]展開」という[[ビッグマナ]]のスタイルが下火になってしまっているのも向かい風。 とはいえ本家《エムラクール》の根強いファンによる[[ファンデッキ]]間では需要があり、封入率がかなり低い事もあって[[シングルカード]]における相場もかなり高め。 [[環境]]で通用する[[ガチデッキ]]として、[[チャンピオンシップ]]等で結果を出そうとする動きも細々とではあるが存在している。 [[カード]]の魅力は決して[[環境]]での活躍とイコールではない事を教えてくれる1枚である。 扱いやすい[[召喚]]扱いの[[コスト踏み倒し]][[能力]]を持つ[[《キング・マニフェスト》]]の登場以降、評価が上昇。一度出せば[[エクストラターン]]と滅殺6で相手を蹂躙してしまえる。 -召喚時能力は使えなくなるが、[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]の[[踏み倒し]]対象として採用するのもあり。コスト15のため[[ガチンコ・ジャッジ]]に強く、[[エクストラターン]]を得られなくとも、あちらの[[スピードアタッカー]][[付与]]で[[アタックトリガー]]がすぐに使えるため、悪くはない組み合わせだろう。 -[[エルドラージ]]は《エムラクール》のような途方もないサイズの[[無色]]大型獣が多く、[[デュエマ]]の[[ゼニス]]をデザインする上での元とも言われている。 -元ネタは[[Magic:The Gathering]]の同名の伝説のクリーチャー《引き裂かれし永劫、エムラクール》。[[マナコスト]]、[[飛行]]、[[召喚]]時の[[エクストラターン]]と、[[除去]][[能力]]で滅殺6が再現されている。 元ネタではさらに「打ち消されない((MtGでは《対抗呪文》などのカードによってカードのプレイを阻止する事が可能。打ち消しとはそれの事である。))」「プロテクション(有色の呪文)((対象の色のカード効果で選ばれず、そのクリーチャーやエンチャントからのダメージも0にしてしまう能力。このエムラクールであれば有色の呪文がほぼ効かない))」も併せ持っていたが、[[無色]]の[[除去]]が少ない[[デュエマ]]では流石にプロテクションは再現されていない。また、元ネタにはあった「どこからでも墓地に置かれた」時の[[山札回復]]は、[[エターナル・Ω]]に変更されている。もっとも、この[[山札回復]]が[[エターナル・Ω]]の元ネタである。 その代わりに此方は展開数に制限がなく((本家は「伝説のクリーチャー」である為、ルールにより1枚しか存在できない。エグザイル・クリーチャーを想像するとわかりやすいだろう))。[[《無双と竜機の伝説》]]のような[[追加ターン]]での制限も存在していない。複数体を何度も[[召喚]]できれば、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]すらも真っ青の[[ソリティア]]に突入してしまう事だろう。 -[[飛行]]は[[キーワード能力]]となったが、[[エルドラージ]]が持つ最大の特徴である「滅殺」は[[デュエル・マスターズ]]においては[[キーワード能力]]としては設定されず、あくまでファンの俗称扱いとなっている。 **ルール [#j9361ae2] ***暫定回答 [#b3704427] [[両面カード]]は''どちらの面が表でも「表向きのカード」として扱われる''。そして、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]、[[《滅亡の起源 零無》]]、[[《零龍》]]は5枚のカードで構成されており、バトルゾーンを[[離れない]]ため、相手がこれらのカードをバトルゾーンに用意していた場合、[[墓地送り]]にするカードの枚数を1枚に抑えられてしまう。 ***暫定回答なし [#q8da0d83] バトルゾーンに自分の[[《煌龍 サッヴァーク》]]がいる状態で、自分のバトルゾーンにあるクリーチャーAと表向きのシールドカードBが墓地送りにする場合、《サッヴァーク》の置換効果でBを墓地送りにしてAをバトルゾーンに残せるかは暫定回答なしになっている。もし、置き換えられるのであれば、墓地送りになるカードの枚数を減らせる。 //**関連カード [#iaffd708] //**[[フレーバーテキスト]] [#abc4cb3d] **収録セット [#jdad9a50] --[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](91/???) **参考 [#d9c539cf] -[[無色]] -[[エルドラージ]] -[[ゼニス]] -[[召喚]] -[[cip]] -[[エクストラターン]] -[[飛行]] -[[破壊]] -[[選ばせ除去]] -[[シールド焼却]] -[[ランデス]] -[[T・ブレイカー]] -[[エターナル・Ω]] - [[【カリヤドネエムラクール】 >【カリヤドネループ】#pece0e0d]] &tag(クリーチャー,ゼロ文明,無色,コスト15,エルドラージ,ゼニス,パワー15000,cip,エクストラターン,飛行,アタックトリガー,破壊,ランデス,T・ブレイカー,エターナル・Ω,コラボカード,レアリティなし);