#author("2023-02-05T19:30:41+09:00","","")
*《&ruby(がっこうおとこ){学校男};》 [#n896e193]

|学校男 R 闇文明 (2)|
|クリーチャー:ヘドリアン/エイリアン 8000|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|
|このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを2体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。|

[[DMR-07]]で登場した[[ヘドリアン]]/[[エイリアン]]。

[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]を逆にしたような[[能力]]を持つ。

[[cip]]でこちらの[[クリーチャー]]を2体[[破壊]]しなければならない[[デメリット]]を持つが、[[コスト]]に対して[[パワー]]が非常に高く、ついでのように相手の[[クリーチャー]]も1体[[破壊]]できる。

[[闇]][[文明]]の十八番である[[スーサイド]]戦術にはよく[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]が用いられるが、この[[カード]]は非常に[[軽い]]ため、序盤から使っていくことができる。

自分の[[クリーチャー]]を残すことにこだわらなければ、[[コスト]]2の[[《死の宣告》]]と同じ。その軽さを活かし、[[ハンデス]]の天敵である[[《墓守の鐘ベルリン》]]、こちらが[[召喚]]以外で出した[[クリーチャー]]を[[バウンス]]させられる[[アンタッチャブル]]の[[《異端流し オニカマス》]]、優秀な[[闇]]の[[超次元]][[呪文]]を妨害する[[《封魔ゴーゴンシャック》]]、[[《爆鏡 ヒビキ》]]など軽量[[システムクリーチャー]]の対策としてしばしば用いられる。

弱点は[[バウンス]]。[[軽い]]故に[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]]などで簡単に[[除去]]され、[[デメリット]]を再び被ることになる。また、[[《父なる大地》]]も要注意。不用意に[[マナゾーン]]に置くと、引っ張り出されて自軍に壊滅的な打撃を与える恐れがある。

[[DMBD-12]]で[[オーラ]]であり[[GR召喚]]ができる上に4コスト支払って自軍1体破壊で打ち止めることか、2コストで出して同じように使うことが選べる[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]が登場。こちらは[[ターンエンド]]時に[[無月の大罪]]の破壊コストを要求するあちらと異なり[[cip]]の[[解決]]以降に出したクリーチャーが破壊されない、本体が[[《ドドド・ドーピードープ》]]よりパワーで1000勝りアタックトリガーによるデメリットも無いという差別化点はある。

**環境において [#gbda14e4]
効果判明当初から自軍のクリーチャーがいない時に使えば2コストで相手1体を破壊できるクリーチャーとして認識されていたが、当時[[《父なる大地》]]が流行していたため、[[エピソード2環境]]では「個性的なカード」止まりであった。当時これでなければどうしても破壊できないコスト踏み倒しメタが存在しなかったのも向かい風であった。

ところが[[エピソード3環境]]になると、[[墓地]]に[[クリーチャー]]を貯めると強くなる[[【墓地ソース】]]で需要を得た。

横並びしやすい[[【ヒラメキドレーン】]]ではデメリットを相殺しやすく、相手の盤面を処理して[[ワンショット]]失敗時の保険を掛ける用途でも使われた。【ヒラメキドレーン】はパワーの低いクリーチャーが多かったため、ソリティアをいったん中断してターンを1回返すと除去による頭数減らしが怖かったが、それを見越して(頭数の得失差などを総合的に考慮し、自軍に対する被害を承知で)これを立てる場合もあった。

[[革命編環境]]では[[【墓地ソース】]]や[[【黒単ヘルボロフ】]]における必須級の[[【赤単レッドゾーン】>【レッドゾーン】#o0b3a240]]対策として重宝した。後攻でも相手の[[《一撃奪取 トップギア》]]に間に合う上に、事前に[[除去]][[S・トリガー]]を踏ませて相手のクリーチャーを1体のみにしておけば、当時としては凶悪な[[進化]][[ソニック・コマンド]]を僅か2コストで処理でき、そのままジリ貧に追い込めた。[[【黒単ヘルボロフ】]]ミラーマッチにおいては[[《一撃奪取 ブラッドレイン》]]への対策としての性質もあった。

[[【イメンループ】]]の現役時代、これと[[《天真妖精オチャッピィ》]]などを使って[[《黒神龍ザルバ》]]を循環させるループが使われることがあった。

[[革命ファイナル環境]]では除去力を高めた[[【白青黒超次元】]]に[[《オリオティス・ジャッジ》]]や[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]などと共に採用されるケースが目立った。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[《異端流し オニカマス》]]対策として既存のデッキでの需要が増した。ただ、[[【白青黒超次元】]]では《オニカマス》の天敵であると同時に、《オニカマス》を巻き込むことが珍しくないため併用が難しいカードでもあった。実際のところ、フィニッシャーである[[《ヴォルグ・サンダー》]]はcipさえ使えれば良い(その点寧ろ《オニカマス》で手札に戻された方が好都合)、《学校男》がなくとも《オニカマス》があれば十分守りを固められるなどの理由により、何が何でも入るという訳ではなかった。

[[DMRP-04魔]]で同型再販の[[《堕魔 ドゥポイズ》]]が登場し、[[墳墓避け]]できるようになった。

ところがより大きいアドバンテージ量を稼ぐことができる[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]が登場してからは型落ちのような存在となった。

それでも、[[王来篇環境 (オリジナル)]]では[[【ゼロ・ルピアループ】]]で軽量除去兼[[ソリティア]]パーツの再利用手段として利用されている。

[[【青黒タマシードハンデス】]]が確立されると、そのパーツとして利用されるようになった。

[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]でも主要軽量除去として使われており、[[《堕魔 ドゥポイズ》]]、[[《コオニ弁天》]]と共に[[1枚積み]]の[[墳墓避け]]採用がされている。何と言っても[[《有象夢造》]]での[[リアニメイト]]範囲内であるのが大きく、[[《悪臭怪人ゴキーン》]]を再利用するために自ら破壊する役割も持っている。[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]では[[除去]]として費用対効果が悪い、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]に侵略しようにもコスト踏み倒しメタが厄介、といった場合に素出しが楽でメタに掛かりにくいこれらの2コスト軽量除去の出番がやってくるという事である。

その後、[[《学校男/ゾンビ・カーニバル》]]が登場して以降はそちらが優先されている。[[《ゾンビ・カーニバル》]]自体は強力とは言えないが汎用性が高い[[S・トリガー]]なので、よほど強力なツインパクトメタが環境で流行らない限り、今後もあちらが優先されていくだろう。
**他のカード・デッキとの相性 [#dda597c4]
-[[能力]]の性質上、[[破壊]]を受け付けない[[クリーチャー]]とは相性が良い。具体的には[[《光器パーフェクト・マドンナ》]][[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]][[《不死身のブーストグレンオー》]]など。逆に、[[バトルゾーン]]に相手のそうした[[クリーチャー]]がいたら活躍するのは難しい。

-2体[[破壊]]することで一気に[[墓地]]が肥える点で[[アウトレイジ]]と相性が良い。無駄に[[パワー]]が高いので[[《暴走龍 5000GT》]]と組んでも、[[《暴走龍 5000GT》]]の対策としても有効である。

-自軍のクリーチャーを[[墓地]]に送ることと汎用[[除去]]を1枚でやってのける低[[コスト]][[クリーチャー]]なので、闇系の[[ループ]][[デッキ]]では需要の高い1枚。[[【ガシャゴズラループ】]]などが活躍の好例である。

-[[速攻]][[デッキ]]の天敵である[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]と[[相打ち]]をとれる。だが、強烈な[[デメリット]]のため[[速攻]]には入らないか。

-[[《零龍》]]との相性がよく、[[コスト]]2とこのカード1枚で[[《破壊の儀》]]の条件を満たせる。[[零龍卍誕]]後は[[破壊]]に[[耐性]]を持つ[[《零龍》]]を[[破壊]]対象に選ぶことで自軍の損失を防げる。

**その他 [#obd52055]
-[[《ギガベロス》]]の[[上位互換]]である。

-[[エピソード2]]期には学校生活に関連したモチーフを持つ[[ヘドリアン]]がフィーチャーされていたが、このカードはその典型。

-[[カードイラスト]]には[[《消男》]]も描かれており、初収録時の[[フレーバーテキスト]]もそちらのものと対になっている。

-[[DMX-22]]では[[Dramatic Card]]として[[再録]]され「起立!礼!着席!!」という文字が書かれている。また、[[フレーバーテキスト]]は映画「バトル・ロワイアル」のパロディとなっている。

**[[相互互換]] [#ze049e99]
|''《学校男》''|[[ヘドリアン]]/[[エイリアン]]|
|[[《堕魔 ドゥポイズ》]]|[[マフィ・ギャング]]/[[魔導具]]|

**関連カード [#kd4d6e7e]
-[[《学校男/ゾンビ・カーニバル》]]

**主な亜種 [#db97b6f9]
自分の[[クリーチャー]]を破壊して1:2交換となるコスト2の[[除去]]カード。
-[[《デッドリー・ラブ》]]…[[呪文]]。自分のクリーチャーを破壊しないと相手のクリーチャーも破壊できない。呪文の使用者が相手の[[クリーチャー]]も選ぶ。[[S・トリガー]] 付き。
-[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]([[無月の大罪]]使用時)…[[オレガ・オーラ]]。つけた時に1体、[[無月の大罪]]でもう1体自分の[[クリーチャー]]を破壊する。
-[[《クリティカル・ラブ》]]…[[呪文]]。[[S・トリガー]]付き。
-[[《シャドウ・ラブ》]]…[[呪文]]。[[クリーチャー]]または[[タマシード]]が破壊対象。[[S・トリガー]]付き。
-[[《コオニ弁天》]]…自分の[[クリーチャー]]または[[タマシード]]と、相手の[[クリーチャー]]が[[破壊]]対象。
-[[《制服槍 ブータン》]]…[[エグザイル・クリーチャー]]版。
**[[フレーバーテキスト]] [#d879f317]
-[[DMR-07]]&br;'''丸ごと綺麗にしゃちゃえばいいんだー!ヘドゥルー!――学校男'''
-[[DMX-16]]&br;'''命を投げ出すことすら楽しむ魂無き者たち。人はそれを、[[ファンキー・ナイトメア]]と呼んだ。'''
-[[DMD-24]]&br;'''その身を犠牲にしても護るべきものがある。そのことを、誰しもいつかは学ぶ。'''
-[[DMX-22]]&br;'''今からちょっと殺し合いをしてもらいます。---学校男'''
-[[DM22-SD1]]&br;'''このデッキの切り札、[[ジャシン>《深淵の支配者 ジャシン》]]は[[タマシード]]として置いておくだけでも毎ターン[[墓地]]が増やせる!早めに出しておけば間違いなし!!'''

**収録セット [#mf2e8e7b]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Sato Masanori]]
--[[DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」>DMR-07]]
--[[DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」>DMX-16]]
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]
--[[DM22-SD1 「スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス」>DM22-SD1]](9/14)

**参考 [#caa02553]
-[[ヘドリアン]]
-[[エイリアン]] 
-[[cip]]
-[[スーサイド]]
-[[除去]]
-[[W・ブレイカー]]

----
[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について

>Q.''《学校男》''の能力で、''《学校男》''自身を破壊してもいいですか?
A.はい。''《学校男》''の能力で自身も破壊できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36716]](過去のよくある質問より)

>Q.''《学校男》''の能力を使う時、バトルゾーンに自分の他のクリーチャーが1体もなければどうなりますか?
A.''《学校男》''しかバトルゾーンに出していない状態でこの能力を使った場合、''《学校男》''を破壊して、その後、相手が自身のクリーチャーを1体破壊します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36717]](過去のよくある質問より)

&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト2,ヘドリアン,エイリアン,パワー8000,cip,スーサイド,除去,単体除去,選ばせ除去,破壊,単体破壊,両者破壊,W・ブレイカー,R,レア,Sato Masanori);