#author("2023-01-04T00:57:37+09:00","","")
#author("2024-10-10T04:17:51+09:00","","")
*《イッスン・スモールワールド》 [#ca0c2612]

|イッスン・スモールワールド SR 火/自然文明 (5)|
|クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札 1000+|
|<キリフダッシュ>[火/自然(4)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(4)]支払って召喚してもよい)|
|相手のクリーチャーの、カードに書かれた一番大きいパワーを、このクリーチャーのパワーに追加する。|
|スピードアタッカー|
|マッハファイター|
|パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)|

[[DMRP-14]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[ジョーカーズ]]/[[チーム切札]]。

[[キリフダッシュ]]4を持ち、[[スピードアタッカー]]に[[マッハファイター]]といった即攻撃できる能力に加え、相手のカードに書かれた一番[[パワー]]が大きいクリーチャーのパワーを追加する独特な[[パンプアップ]]能力と[[パワード・ブレイカー]]を持つ。

パンプアップ能力は、''相手のクリーチャーの素の状態で一番大きいパワーを上回る''ため、[[マッハファイター]]と併せて[[除去]]性能は高い。
しかし、あくまでもカードに''書かれている''パワーを参照するのであって、[[パンプアップ]]や[[パワー低下]]などで実際に変動した時のパワーまでは参照されない。
つまり、相手のパワーの一番大きいクリーチャーが、[[パンプアップ]]されていたら、そのクリーチャーとバトルする時、[[相打ち]]またはバトルに負けることになってしまいかねない。[[《ドンジャングルS7》]]のような「バトル中にパワーが上がるクリーチャー」がパワー最大だった場合は、パワー負けしてしまう。
パワーラインの低い[[GRクリーチャー]]に大幅なパンプアップをかけるのが基本の[[オレガ・オーラ]]なども天敵となる。特に、デッキの大半が[[オレガ・オーラ]]で構成された[[【黒単ド・ラガンザーク】]]には要注意。

また、[[マッハファイター]]の効果が解けた次ターン以降は、ただのファッティになり腐りやすくなるのもネック。ただ敵クリーチャーをバトルで除去したいだけなら[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]などで事足りることも多い。
折角の[[パワード・ブレイカー]]も、相手依存なので大量ブレイクは狙いにくく、そもそも相手の大型クリーチャーの除去を狙うのであれば大きなパンプアップ自体が望めなくなるので、この点でもアンチシナジーとなる。

当然ながら、[[すべてのバトルに勝つ]]クリーチャーを倒すことはできず、[[スレイヤー]]相手でも[[相打ち]]となる。

タイムラグがない事、[[パワー]]、[[打点]]、[[殴り返し]]以外に長所が無いのも弱点。デッキの潤滑油として利用するなら近いコスト帯のマッハファイターに他に適したカードがある。ビートダウン性能を活かさなければ[[《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》]]や[[《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》]]には敵わないだろう。

総じて能力のシンプルさに反して、出すタイミングが盤面や環境に大きく作用される、非常に癖の強い玄人好みのカードと言えよう。

コスト5以上で[[スピードアタッカー]]を持ち、[[キリフダッシュ]]で[[コスト軽減]]できる[[ジョーカーズ]]として、[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]の[[革命チェンジ]]元としての活躍が期待できる。同じ条件のクリーチャーには[[《ゴールド・キンタックス》]]と[[《切札ジョー&モモキング》]]が存在するが、このカードは[[マッハファイター]]も持つので相手の動きに対して柔軟に対応できる点で勝る。

-[[《大樹王 ギガンディダノス》]]に対しては、パンプアップによって《ギガンディダノス》の攻撃制限を受けなくなり、50000もパワーが上がるため[[パワード・ブレイカー]]が実質[[ワールド・ブレイカー]]になる。しかし、[[《大樹王 ギガンディダノス》]]のハンデス効果の影響でメタとしては機能しづらい。
--[[背景ストーリー]]でも、[[《大樹王 ギガンディダノス》]]相手に攻めあぐねていた[[《勝熱英雄 モモキング》]]の元に駆けつけており、共に《ギガンディダノス》を見事に打ち倒すなどの活躍をしている。この点から見ても、明らかにメタとして製作された可能性が高い。

-他にも[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]筆頭に、パワーの大きい超大型クリーチャーは出された時点でほぼ負けというものが多いため、[[フィニッシャー]]をターゲットにするための運用には案外向かない。

-実際のパワーではなく、「カードに書かれたパワー」を参照しているのは、《スモールワールド》同士の[[ミラーマッチ]]になった場合、お互いの能力でパワーが無限に上がっていくことを防ぐためだろう。

-バトルに強く出れることには変わらないので、殴り返しには的確。マッハファイターが解けたら[[タップキル]]戦略と組み合わせたい。

-モチーフは「一寸法師」。手には打ち出の小槌らしきハンマーが握られている。名前は楽曲『It's a small world』+『一寸法師』となっている。

**環境において [#e3a04927]
超・十マーク2ブロック構築環境では[[【赤緑バーンメアジョーカーズ】>【バーンメアジョーカーズ】#m044ba30]]の肉弾戦要員として使われる。

**ルール [#f7a65090]
-パンプアップは[[常在型能力]]であり、相手の[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出るあるいは[[離れる]]、もしくは[[裏返す]]、[[退化]]するなどいかなる方法であっても、素の最高[[パワー]]が更新されればその瞬間にこの[[クリーチャー]]の[[パワー]]も変化する。

-相手の表記されているパワーが0より小さいクリーチャーが一番パワーが高い場合、このクリーチャーのパワーにそのマイナス分が引かれる。[[《ゾンビポンの助》]]がそれに該当する。((「カードに書かれたパワー」を参照するため、総合ルール108.1bは適用されないと思われる))

***裁定不明 [#ec73d162]

-[[《あたりポンの助》]]の効果などで能力が[[無視]]されている相手の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がいる場合、このクリーチャーのパワーはどうなるか。
--[[無限]]は大きくなることも小さくなることもないという正式裁定があるが、逆に整数に無限を足した場合どうなるかは不明。
--[[パワード・ブレイカー]]が、実質的な[[ワールド・ブレイカー]]になることは間違いないだろう。

**アニメ・漫画などでの活躍 [#q21af39e]
-アニメ『デュエル・マスターズ キング』で[[切札 ジョー]]が生み出した[[ジョーカーズ]]。
-「相手のクリーチャーの、カードに書かれた一番大きいパワー」が、[[ハイパーモード]]のパワーだった場合、それを参照するかどうか。
--[[よくある質問>公式Q&A]]では「カードの左下に書かれた」数値とあるが、質問掲載当時(2020.6.26)はまだハイパーモードというシステムがそもそも存在していなかったため、右下にもパワーが書かれている状況は想定せずに回答されたものと思われる。
--[[総合ルール]]814.3では「([[ハイパーモード]]が解放されていない間は)持たないものとして扱い、参照されません。」とあるが、これが[[クリーチャー]]としての扱いなのか、あるいは[[カード]]としての扱いなのかが不明。前者であれば、「クリーチャーのパワーとしては参照できないが、カードに『書かれている』数値としては間違いなく存在するため有効」と解釈する余地がある。
---もし[[カード]]としての扱いであるならば、解放されていなければ通常のパワーを、解放されていれば[[ハイパーモード]]のパワーを参照することになると思われる。ただし、先述の「カードの左下に書かれた」という裁定が現在も有効だった場合、[[総合ルール]]814.2b「(解放されている間は)通常のパワーは参照されません。」より、ハイパーモードを解放している間はそのクリーチャーのパワーを一切参照できなくなる可能性がある。
**アニメ・漫画での活躍 [#q21af39e]
-アニメ『[[キング>デュエル・マスターズ キング(アニメ)]]』では[[切札 ジョー]]が生み出した[[ジョーカーズ]]として第13話から登場。声優は[[渡辺拓海]]氏。
ジョーのラーメン屋台のつまようじ係として活躍した。
カードイラストでは大きさがわかりにくいが、アニメで登場した際には一寸法師モチーフらしく「一寸=3センチ」ほどの大きさになっている。
「キング」14話では、[[大長老]]の[[《大樹王 ギガンディダノス》]]が出ている状態で召喚され、自身の[[能力]]で[[パンプアップ]]、[[マッハファイター]]で[[破壊]]して[[ジョー>切札 ジョー]]を勝利へ導いた。
--なお、巨大化する際は、[[お椀型のクリーチャー>《OH!ワンダフル》]]が打ち出の小槌を振り、巨大化させる手法となっている。
-アニメ「デュエル・マスターズ キング!」では序盤では登場していたがやがて登場しなくなった…と思いきや[[ジェンドル]]戦(4回目)で再登場。[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]をバトルで破壊した。
-漫画でも同じく大長老戦において《大樹王 ギガンディダノス》を倒す活躍を見せている。アニメでは自身を巨大化させて組み合っていたのに対し、こちらでは打ち出の小槌でダメージを与えて《ギガンディダノス》を小さくした。
デュエマシーンでの初登場は続く第14話の[[大長老]]で、[[《大樹王 ギガンディダノス》]]が出ている状態で召喚され、自身の[[能力]]で[[パンプアップ]]し、[[マッハファイター]]で[[破壊]]してジョーを勝利へ導いた。
これ以降も何度か使用した。
--なお、巨大化する際は、[[《OH!ワンダフル》]]が打ち出の小槌を振り、巨大化させる。

-続編の『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では序盤で登場していたが、やがて登場しなくなった…と思いきや第32話の[[ジェンドル]]戦(4戦目)で再登場を果たし、[[キリフダッシュ]]で召喚され[[マッハファイター]]で[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]をバトルで破壊した。

-漫画版でも同じく大長老戦において《ギガンディダノス》を倒す活躍を見せた。
なお、アニメ版では自身を巨大化させて組み合っていたのに対し、こちらでは打ち出の小槌でダメージを与えて《ギガンディダノス》を小さくした。

**関連カード [#se1246a5]
-[[《零》]]
-[[《OH!ワンダフル》]]

**収録セット [#h8de2f13]
-illus.[[Itadakumike]]
--[[DMRP-14 「十王篇 第2弾 爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!」>DMRP-14]](S11/S11)

**参考 [#r29ca355]
-[[ジョーカーズ]]
-[[チーム切札]]
-[[キリフダッシュ]]
-[[パンプアップ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[マッハファイター]]
-[[パワード・ブレイカー]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.''《イッスン・スモールワールド》''のテキストにある「カードに書かれた一番大きいパワー」とはなんですか?
A.クリーチャーカードの左下に書かれた、パワーを表す数字のことです。相手のクリーチャーのパワーが「パワーアタッカー」などの効果で追加されたとしても、''《イッスン・スモールワールド》''のパワーは追加されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33596]](2020.6.26)

>Q.バトルゾーンに自分の''《イッスン・スモールワールド》''のみがいる時に、相手が[[《ゾンビポンの助》]]をバトルゾーンに出しました。[[《ゾンビポンの助》]]のパワーは-5000ですが、''《イッスン・スモールワールド》''は自身の能力によってパワーが0以下になり、破壊されてしまいますか?
A.はい、破壊されます。[[《ゾンビポンの助》]]が出た場合、''《イッスン・スモールワールド》''はパワーが-5000されて破壊されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33597]](2020.6.26)

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