#author("2024-03-24T23:01:20+09:00","","")
*《&ruby(しゅうぎ){祝儀};の&ruby(だてん){堕天};チャーマジュン》 [#d5ca8458]

|祝儀の堕天チャーマジュン　UC　闇文明　(4)|
|クリーチャー：エンジェル・コマンド/アンノイズ　3000|
|バトルゾーンに出た時、自分のシールド1つを墓地に置いてもよい。そうした場合、カードを2枚引く。|
|自分の光以外のエンジェル・コマンドの召喚コストを1、アンノウンの召喚コストを1少なくする。ただし1より少なくならず、かつそのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。|

[[DMPP-19]]で登場した[[闇]]の[[エンジェル・コマンド]]/[[アンノイズ]]。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[ゲームオリジナルカード]]。

[[シールド]]1枚の[[スーサイド]]で2[[ドロー]]できる[[cip]]と、光以外の[[エンジェル・コマンド]]および[[アンノウン]]の召喚コストをそれぞれ1軽減する能力を持つ。

[[マナカーブ]]的には次のターンに[[《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》]]や[[《偽りの星夜 ブラック・オブ・ライオネル》]]に繋がり、いずれもこのクリーチャーの[[コマンド]]やセルフ[[シールド焼却]]とシナジーを形成する。
[[《ウェディング・ゲート》]]や[[コスト踏み倒し]]先を引き込みつつ、[[コスト軽減]]によって5コストで上記2体を出せるようになるので、[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]の難点である《ウェディング・ゲート》を打つ前の5マナ帯の動きの乏しさを解消できる優秀な潤滑油となる。
一方、コスト帯とパワーの都合上、遭遇率の高い[[《ドンドン吸い込むナウ》]]の[[バウンス]]や[[《超次元リュウセイ・ホール》]]の[[火力]]に狙われやすい点には留意したい。
とはいえ、2つの能力はいずれも無駄がなく、マナカーブ上の隙も埋めてくれることから、[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]では必須級の存在と言える。

-[[cip]]でドローを行いつつ、召喚後は[[エンジェル・コマンド]]に対して最大2コスト分の軽減を行うという性質から、[[闇]][[エンジェル・コマンド]]用の[[《聖騎士ヴォイジャー》]]のようなスペックと言える。
違いは以下の表の通り。

||《ヴォイジャー》|《チャーマジュン》|h
|~手札|無条件だが[[キャントリップ]]なので手札を増やせない|シールドを犠牲にしなければならないが、そうした場合は純粋に手札を増やせる|
|~軽減|エンジェル・コマンドすべてで2下げる|光ではないエンジェル・コマンドのみ1下げ、アンノウンすべてで1下げる&br;（両方を兼ね備えている場合、重複して2下がる）|
|~種族|サポートがほぼ皆無の[[レインボー・ファントム]]|光ではない[[エンジェル・コマンド]]/[[アンノイズ]]&br;[[《ウェディング・ゲート》]]で踏み倒したり2枚目以降の同名カードも1軽減する事が出来る|

-[[アンノウン]]に対してのコスト1軽減は文明を問わない。

-[[カード名]]は沖縄の方言である「ちゃあまじゅん」に由来しているものと思われる。
「ちゃあ（＝ずっと）」「まじゅん（＝一緒）」、つまり「ずっと一緒にいようね」というプロポーズを意味する。

-[[DMPP-19]]時点では未登場だが、[[シールド]]を犠牲に2枚[[ドロー]]を行う4コストの[[闇]][[エンジェル・コマンド]]/[[アンノイズ]]という点が共通する[[《礼装の堕天チュラロリエス》]]がTCG版に存在している。
こちらはパワーが1000低いものの、ドロー能力に関しては[[アタックトリガー]]故のタイムラグという弱点を抱えていた《チュラロリエス》に対して、[[cip]]なので能力の即効性で大きく勝る。更にコスト軽減能力も有しており、《チュラロリエス》と比べ使い勝手が格段に良いカードである。

-プレートアーマー型の外見を持つ点から、元になった[[エンジェル・コマンド]]は[[《光輪の精霊 ピカリエ》]]と思われる。コストも同じで、[[ドロー]]を行う[[cip]]を持つ点も共通している。
--《ピカリエ》はTCG版では[[革命編]]の[[クリーチャー]]のため、過去の光エンジェル・コマンドを元にデザインされる[[エピソード2]]の[[闇]][[エンジェル・コマンド]]には縁が無かった。このクリーチャーは、《ピカリエ》が[[DMPP-01]]から登場していたデュエプレ独自の歴史を体現する1体と言えるだろう。

**環境において [#ta0bba55]
登場直後は[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]と同じく自らの[[シールド焼却]]が首を絞めるため過小評価されており、使うにしても[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]ぐらいだろうと考えられがちだった。

しかし、その[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]の使用感から、環境的に[[【カイザー「刃鬼」】>【カイザー「刃鬼」】 (デュエプレ)]]のような相手には自分のシールドを1つ失った程度では自分が負けてしまうまでのターンには何ら影響を与えないということが判明。
それどころかコスト4クリーチャーが2ドローという即効性を持ちながら[[コスト軽減]]の[[システムクリーチャー]]でもあるという長所でリスクよりリターンが上回っている。
根本的に、[[闇文明]]単色でありながら、[[水文明]]の[[《セブ・コアクマン》]]でめくりが悪かった場合（2枚手札補充）相当の仕事を行うという時点でも破格だった。

また、環境が成熟するにつれて[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]の厄介さも知られていく。[[マナブースト]]環境で手札が枯渇しやすいので《チャーマジュン》で手札を増やせるのはありがたく、さらには[[アンノウン]]の1軽減により《ヴィルヘルム》を相手より先に出すことができれば試合の主導権を握れることから[[【青黒赤緑ヴィルヘルムコントロール】>【ヴィルヘルムコントロール】 (デュエプレ)]]での採用も見られるようになった。

変わったところでは、[[《偽りの名 ハングリー・エレガンス》]]の持つ自己軽減と《チャーマジュン》を重複させると、5マナで《エレガンス》が召喚できるため[[【アンノウン】>【アンノウン】 (デュエプレ)]]にも採用できる。

その他、[[《聖隷王ガガ・アルカディアス》]]の進化条件が「エイリアンまたはエンジェル・コマンド」に拡大していたことから、《チャーマジュン》の上に《ガガ・アルカディアス》を重ねるプレイングも可能である。
[[【メンチ斬ルゾウ】>【メンチ斬ルゾウ】 (デュエプレ)]]が減り、それに伴い[[《希望の親衛隊ファンク》]]も減ったことからバトルゾーンに[[エイリアン]]不在ということが珍しくなくなったため、環境的に不意に進化したこれでゲームセットということも少なくない。

[[DMPP-20]]では[[《一撃奪取 ブラッドレイン》]]が登場し、自然文明を採用しなくても3ターン目に召喚できるようになった。
並べやすいエンジェル・コマンドである点が[[《聖霊王アルファリオン》]]の[[G・ゼロ]]にも貢献できるようになった。
その他では[[《聖騎士ヴォイジャー》]]が再録されたことで[[New Division]]での同時採用が可能となり、あちらのコスト軽減によって自身も軽減能力を持つクリーチャーでありながら2～1コストでの召喚が現実的となっている。

[[DMPP-25]]にて[[ゲームオリジナルカード]]の闇単色[[エンジェル・コマンド]]に[[《夢幻大帝ネロ・ソムニス》]]が追加された。[[アンノウン]]ではないため1軽減しかできないが、《チャーマジュン》を進化元にできる。進化クリーチャーなので[[《ウェディング・ゲート》]]で出すことはできないので注意。

**関連カード [#card]
-[[《光輪の精霊 ピカリエ》]]

-[[《礼装の堕天チュラロリエス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMPP-19]]&br;'''[[ライオネル>《真実の名 ラララ・ライオネル》]]と[[ウェディング>《「祝」の頂 ウェディング》]]の戦いは文字通りの死闘となったが、最後に立っていたのはライオネルだった。戦いを終えたその場には、[[ギロチン>《ギロチン・チャージャー》]]だけが残されていた。'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#eb75675f]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」>DMPP-19]]

**参考 [#reference]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[アンノイズ]]
-[[cip]]
-[[シールド焼却]]
-[[ドロー]]
-[[アンノウン]]
-[[コスト軽減]]
-[[ゲームオリジナルカード]]

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