#author("2024-02-18T15:30:20+09:00","","") *《ブルー・インパルス/「&ruby(しんじつ){真実};を&ruby(み){見};&ruby(きわ){極};めよ、ジョニー!》 [#top] |ブルー・インパルス SR 水文明 (10)| |クリーチャー:スプリガン/ムートピア 12000| |相手のターンの終わりに、その相手のクリーチャーが自分より4体以上多く、自分の《ブルー・インパルス》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。| |''T・ブレイカー''| |''スマッシュ・バースト''(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)| |BGCOLOR(#ccd):| |「真実を見極めよ、ジョニー!」 SR 水文明 (7)| |呪文| |''S・トリガー''| |クリーチャーを3体まで選び、持ち主の手札に戻す。| [[DM23-BD7]]で登場した[[水]]の[[スプリガン]]/[[ムートピア]]と[[呪文]]の[[ツインパクト]]。 クリーチャー側は相手の[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]に、相手が自軍よりもクリーチャーを4体多く立てており、自分の《ブルー・インパルス》がないという条件付きで[[召喚]]での[[コスト踏み倒し]]ができる10[[コスト]]12000[[スマッシュ・バースト]]。 呪文側は敵味方問わず[[クリーチャー]]を3体まで選んで[[バウンス]]する[[S・トリガー]]。 クリーチャー側から見ていくと、この[[コスト踏み倒し]]が刺さる条件は以下のようになる。 +「自分のクリーチャー数≦相手のクリーチャー数-4」になっていて、《ブルー・インパルス》が出せるタイミングの前に負けてしまわない +《ブルー・インパルス》を出せたとして、そこからの3体バウンスの[[テンポアドバンテージ]]がクリティカルな一撃になる +[[《飛翔龍 5000VT》]]と差別化できている 1.について、1ターンの間にクリーチャー数を大量に増やすデッキはそのターン中の[[ワンショット]]もつきものである。 もちろん[[S・トリガー]]で延命を狙うのは当然だが、《ブルー・インパルス》との併用を考えるとそのカードにも制約がかかる。「相手のターンの終わりに」と相性が良い[[《終止の時計 ザ・ミュート》]]や[[《ピース・盾・ルピア》]]などを防御札に使っていると、必然的に自分の頭数が1体増える。さらに[[非クリーチャー]]の受け札でも[[《デーモン・ハンド》]]のように相手のクリーチャーを減らすものではクリーチャー数の差を縮めてしまう作用をする。それらのカードは《ブルー・インパルス》と相性が悪く、現環境ではピンポイントメタの[[《極閃呪文「バリスパーク」》]]などの併用が要求されてしまう。 とりあえず、相手の盤面で5体、自分は《ザ・ミュート》1体のみで延命に成功したとして、 ''自分の盤面が《ザ・ミュート》と《ブルー・インパルス》2体、相手は「クリーチャーを5体並べて[[ワンショット]]しようとした盤面(例:[[《弾丸超邪 クロスファイア》]]が走り出した後)」という潤沢な盤面、果たして自分は勝てますか?'' ……という状況をイメージすると、《ブルー・インパルス》のおかげで逆転するビジョンは見出しづらいと言わざるを得ない。 根本的に、[[ワンショット]]されそうでも「自分のクリーチャー数≦相手のクリーチャー数-4」を満たしているとも限らない。 [[【青赤マジック】]]対面を想像して、3ターンキル時には[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]によるコスト3以下踏み倒しを加味しても3体程度あれば[[《芸魔王将 カクメイジン》]]経由で[[ワンショット]]ができる。自分0体でも相手が3体では延命できた場合でも《ブルー・インパルス》を出す条件を満たせない。 次に2.の[[テンポアドバンテージ]]の問題について。 話をわかりやすくするために、相手が[[【鬼羅.Star】]]だったとする。相手が大量にクリーチャーを並べて、カウンターで《ブルー・インパルス》を1体出したとする。《ブルー・インパルス》1体のみでは[[T・ブレイカー]]で[[リーサル]]が足りず、かといって[[バウンス]]の盤面処理に回ったとしても手札に戻す除去では[[進化速攻]]など次のターンの再展開が容易で、本質的にカウンターには力不足ではないかということ。 [[スピードアタッカー]]を多用する相手には、単なる[[バウンス]]は、除去したターンに[[ダイレクトアタック]]を決めてしまい使うターンを与えないか、それこそ[[《飛翔龍 5000VT》]]のように出させないようにするかをしないと効き目が薄い。 [[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]も一緒に[[使用宣言]]し先に《ブルー・インパルス》を出してから《ガイアッシュ・カイザー》を出す((出す順番を間違えるとクリーチャーの数がズレて《ブルー・インパルス》の着地が不発になる可能性がある。))というプレイングは必須だろう。 3.はそもそも[[ウィニー]]を大量に並べるゲームは[[《飛翔龍 5000VT》]]で咎められるため、[[オリジナル]]環境ではウィニー横並べをコンセプトにしたデッキの絶対数が少なく、大量展開可能なデッキであっても《VT》ケアを意識して[[ワンショット]]に移るまでは無闇にクリーチャーを展開しないプレイングがされる傾向が強い。 《VT》ケアが必然的に《ブルー・インパルス》ケアになってしまっては使おうにも使えない。 //[[アドバンス]]では[[【4色万軍投】]]のように[[GR召喚]]で頭数を並べるデッキへの[[カウンター]]としても役立つ。[[《飛翔龍 5000VT》]]での[[打点]]形成と[[ロック]]との相乗効果で、相手を縛りつつ[[ビートダウン]]するというのも1つの手。 //アドバンスでも《VT》がきつく【4色万軍投】はやや下火なはず。 総じて、クリーチャー側の性能は、[[召喚酔い]]を消す手段がなく出したターン中に[[ワンショット]]を叩き込めないが、盤面は溜める手打ち[[《ヘブンズ・ゲート》]]始動、[[《スターゲイズ・ゲート》>《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》]][[《真実の名 タイガー・レジェンド》]]始動デッキあたりが仮想敵に定めやすいと言える。 他に、[[ボードアドバンテージ]]の化身である[[【黒緑アビスロイヤル】]]も、勝手に相手が4体以上クリーチャーを出してくれている状況が発生しやすいと考えられる。もっとも[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]の[[ピーピングハンデス]]には致命的に弱いので完全に刺さるとは言い難い面もある。 クリーチャーとしての運用は上の通りだが、[[防御札]]としては[[S・トリガー]]を持ちながら、[[バウンス]]とはいえ3体を除去できる。 特に[[《ボント・プラントボ》]]などの[[パワー12000以上]]のラインや、[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]の[[コスト10]]以上のラインに対応したクリーチャー側を持つ[[S・トリガー]]としては最高クラスの防御力を誇る。 また、[[クリーチャー]]としか指定されていないので自分のクリーチャーも[[バウンス]]でき、様々な利用法が考えられる。 例えば、攻撃中の[[《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》]]を対象に含めることで相手クリーチャーを2体[[バウンス]]しつつアタックキャンセルできる。 総合的には、基本は呪文側の防御性能を目当てに採用し、クリーチャー側は「手札に来ても最低限腐りにくい」といった感覚で見るべきか。 [[《巨大設計図》]]や[[《ジャンボ・ラパダイス》]]によって他のカードのついでで手札に加わり、その気がなくとも相手の展開を抑制できることもあるだろう。 防御札として信頼性が高い上に[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]の下にカードを一気に3枚も仕込めることから、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]にも適していると言える。 基本的に《ブルー・インパルス》そのものはコスト踏み倒し条件が厳しい上に劣勢を跳ね返せるスペックではないため、このカードの評価はほぼ呪文側のみの評価である。 ただし、エレメントとして使う気がなくても[[ツインパクト]]として[[《巨大設計図》]][[【10軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】]][[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]など一部のカードでさらに汎用呪文として評価が上がる一面もある。 **ルール [#uba294aa] -クリーチャーの数は「相手」という指定で見る。[[デュエパーティー]]であっても自分以外の各プレイヤーが出しているクリーチャーを合算して差を見ることはできない。この時、見ることのできる相手のクリーチャーは[[ターンプレイヤー]]のものに限定される(類似例:[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]((デュエパーティールール300. 1b 誘発型能力の誘発条件に「相手」と記載されていて、その効果中にも「相手」と記載がある場合、能力を誘発させた対戦相手を指定する必要があります。&br;例:《流星のガイアッシュ・カイザー》の「相手のターンの終わりに」の能力は、ターン・プレイヤーである対戦相手がマナゾーンのカードをタップせずにクリーチャーを出すか呪文を唱えていた場合にのみ、コストを支払わずに《流星のガイアッシュ・カイザー》を召喚できます。)))。 **環境において [#u34c47cc] [[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]発売日当日、これを入れた[[【5色蒼龍】]]がオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞。ただし採用枚数は1枚にとどまり、[[水]][[単色]][[マナ]]枠運用であったと推測される。同日のオリジナルで、純粋な[[防御札]]枠として3枚投入した[[【アカシック3】]]がチャンピオンシップ(ただし39人参加)を優勝。このチャンピオンシップと同じ大会で3位入賞した[[【アカシック3】]]には[[1枚積み]]であった。採用枚数は一定しないが、それら以外にも[[【アカシック3】]]での採用が散見される。 単なる[[S・トリガー]]以上に、[[《完全水中要塞 アカシック3》]]を出してしまえば手札からノーコストで3面除去を飛ばせる呪文が[[《巨大設計図》]]でサーチできるという[[ツインパクト]]特有の利点もある。[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]など[[《H.D.2.》>《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]フィニッシュの邪魔になるクリーチャーを飛ばすといった用途で利用できる。 [[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]発売1週間後、これを[[水]][[単色]][[マナ]]として[[1枚積み]]した[[【青黒魔導具】]]がオリジナルのチャンピオンシップ(ただし実測参加者25人規模)で準優勝。 2024年1月の終わりのオリジナルではこれを入れた[[【白緑タッチ青巨大天門】>【白緑巨大天門】]]が実測参加者100人規模のチャンピオンシップで4位入賞。[[【青黒COMPLEXコントロール】]]での優勝報告もされている。 自分のクリーチャーも戻せる部分は用途が限定的だったが、[[《聖斬のコード アシッド》]]が[[【アカシック3】]]に組み込まれると、稀に受け札として使用済みの《コード アシッド》を[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]の弾として手札に回収するプレイングがされるようになった。 **その他 [#ibab32b9] -アタック時に[[スマッシュ・バースト]]を使うことで、3体バウンスしつつ[[T・ブレイカー]]を叩き込める。 この動きは呪文側のカード名でも触れられている[[ジョニー]]固有能力である、[[マスター・ブレイカー]]を水文明風に再現したものであると思われる。 //**[[サイクル]] [#cycle] **関連カード [#related] -[[《謎帥の艦隊》]] -[[《ジョリー・ザ・ジョルネード》]] //**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] //-[[DM23-BD7]]&br;'''''' **収録セット [#pack] //***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm] -illus.[[Murakami Hisashi]] --[[DM23-BD7 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」>DM23-BD7]](3/60) //***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp] //-CV:[[]] //-illus.[[]] **参考 [#reference] -[[スプリガン]] -[[ムートピア]] -[[ターン終了ステップ]] -[[手札誘発]] -[[コスト踏み倒し]] -[[T・ブレイカー]] -[[スマッシュ・バースト]] -[[S・トリガー]] -[[バウンス]] //-[[ジョニー]] &tag(ツインパクト,クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト10,スプリガン,ムートピア,パワー12000,相手のターンの終わり,ターン終了時,4体以上,手札誘発,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (召喚扱い),T・ブレイカー,スマッシュ・バースト,呪文,コスト7,S・トリガー,除去,複数除去,確定除去,バウンス,複数バウンス,自己バウンス,・,SR,スーパーレア,Murakami Hisashi);