#author("2021-10-26T12:47:43+09:00","","") *《ミラクルとミステリーの&ruby(とびら){扉};》 [#x3bab51b] |ミラクルとミステリーの扉 C 水/自然文明 (5)| |呪文| |S・トリガー| |自分の山札の上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から進化クリーチャー以外のクリーチャーを1体相手に選ばせ、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''| [[DM-26]]で登場した[[水]]/[[自然]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。 自分の[[山札の上]]4枚の中から[[進化]]でない[[クリーチャー]]を1体選ばせて、それを[[バトルゾーン]]に出す。[[コスト踏み倒し]]の対象に[[コスト]]や[[文明]]等の指定は無いが、相手が選ぶためランダム要素の強い[[カード]]となっている。 [[軽量級]]・[[重量級]]が入り交じった普通の構成の[[デッキ]]では使い勝手が悪い。そのため、序盤の動きは[[呪文]]に任せた、[[重量>重い]][[クリーチャー]]を多数搭載する[[専用デッキ>【ミラクルとミステリーの扉】]]で使われていた。 前述のように[[コスト踏み倒し]]対象の指定が無く、[[非進化]][[クリーチャー]]であればどんな[[クリーチャー]]でも呼び出しうることこそ最大の強みだろう。[[ゲーム]]中盤での[[《光神龍スペル・デル・フィン》]][[《偽りの王 ヴィルヘルム》]][[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]等の大型[[クリーチャー]]の登場に成功すれば、そのまま勝ちに繋げることもできる。 [[マナコスト]]制限のない[[コスト踏み倒し]]は強力な[[効果]]とされるが、この[[カード]]はそれを如実に物語る1枚と言えるだろう。 **環境において [#l01e272b] 現在は強力な踏み倒し呪文として知られるこのカードだが、かつてはこのカード1枚で状況をひっくり返せるような大型[[クリーチャー]]が少なかったため、あまり目立たないカードだった。 特に[[《エンペラー・キリコ》]]は目の上のたん瘤であり、そちらが現役であった頃は[[コスト踏み倒し]]ならそちらで十分という見方が一般的であった。 しかし、[[エピソード2]]に入ってから、[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]][[《「祝」の頂 ウェディング》]][[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]など相性の良い[[ファッティ]]が登場したことで一気に注目され、[[《エンペラー・キリコ》]]が[[プレミアム殿堂]]したこともあり[[【ミラクルとミステリーの扉】]]は一気に[[トップメタ]]へと上り詰めた。まさに大器晩成となった一枚。 通常、こういった[[コンボデッキ]]は「コンボ完成前に殴りきられて負ける」と弱いため[[【速攻】]]が天敵となる場合が多い。だが、前述の[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]の存在により「[[S・トリガー]]で踏んだら[[覇>《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]が出て次のターンで負ける」という風潮まで作り上げるほどで、むしろ[[【速攻】]]の方が分が悪いという状況であった。 その後[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]の登場でやや弱体化するが、2013年3月15日付で[[殿堂入り]]となった。&br;やはり(不安定ながらとはいえ)容易に[[コスト踏み倒し]]を行えるカードは[[殿堂入り]]する運命にあるようだ。その後の[[コスト踏み倒し]]の主流は[[《獰猛なる大地》]]に移り、相性のいい[[《セブンス・タワー》]]を[[殿堂入り]]で没収されたにもかかわらず活躍、そちらも後を追うように殿堂入りした。 そして、2014年3月15日付で遂に[[プレミアム殿堂]]に昇格。[[コモン]]としては初の[[プレミアム殿堂]]。 [[エピソード2]]以前は低めの[[カードパワー]]だったことを考えると、ある意味[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]らの被害者と言えるかもしれない。しかし、TCGを長年続けていけば、商業的な都合から[[インフレ]]によって[[パワーカード]]が増加していくことは必然なことであるとも言えるので、将来の見通しを立てれなかったことによる調整ミスという見方もできる。 **その他 [#t7b31c25] -[[DMR-09]]で派生である[[《ミステリー・キューブ》]]が登場。このカードの[[殿堂入り]]の穴を埋める形で、[[ファッティ]]の[[コスト踏み倒し]]戦術の中核を担い活躍したが、後に[[殿堂入り]]した。そちらの方は[[コスト踏み倒しメタ]]が充実したことで、2019年1月21日に[[殿堂解除]]され、以降は目立った活躍は出来ていない。 --比較した場合、《ミラクルとミステリーの扉》は4枚めくるため圧倒的に不発が少なく、少ない[[ファッティ]]で安定した[[コスト踏み倒し]]が狙える。結果[[デッキ]]に入れる[[ファッティ]]も厳選出来るため、より致命的な[[フィニッシャー]]の[[コスト踏み倒し]]が狙いやすい。残りの枠に[[コスト踏み倒しメタ]]を[[除去]]するための[[呪文]]をある程度投入できる点も見逃せない。 [[《ミステリー・キューブ》]]はどんなに[[ファッティ]]を詰めても一定数の不発が起こり、狙った[[クリーチャー]]を出すのはほぼ不可能だが、不発時[[マナブースト]]することで、順当に[[コスト]]を支払って[[召喚]]出来るようデザインされている。 -[[クリーチャー]]が[[表向き]]にした4枚の中に無ければ不発となり、なにも起こらない。それでも[[山札操作]]はできる。 -[[《大河聖霊エル・ドラード》]]とは好相性。この[[呪文]]で踏み倒すのに向いた高[[コスト]]域であり、またその[[効果]]によりまたこの[[呪文]]を唱えるチャンスを得られる。 -[[フレーバーテキスト]]の「善なる神」とは同弾の[[《超絶神ゼン》]]の事であり、[[《リアルとデスの大逆転》]]と対になっている。[[DMX-08]]版の[[フレーバーテキスト]]は後に登場する[[アンノウン]]/[[ゼニス]]の事を表しているようだが、[[ゼニス]]は[[召喚]]限定のcipを持つ[[種族]]であるためそれほど相性がいい訳ではない。 -漫画「SX」では[[天地 龍牙]]が[[サドネス]]戦で使用。[[《維新の超人》]]を呼び出してゲームエンドに持ち込んだ。また、天地は番外編でも使用しており、[[勝舞>切札 勝舞]]戦では[[《万象の超人》]]を呼び出したり、最後の[[シールド]]から[[《スペース・クロウラー》]]を呼んで守りを固めるなど活躍した。 --ただし、全ての戦いで望んだ切り札が当たり前の様に出現していたことから、''「好きな[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]できる[[呪文]]である」と読者に誤解された面もあった。''それだけ天地の運が良かったということだが、あまり褒められた演出とは言えないだろう。[[ファッティ]]だらけの[[デッキ]]でこそ光る[[カード]]ということは覚えておきたい。 **関連カード [#se929045] -[[《ミステリー・キューブ》]] -[[《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#g5a26cc7] -[[DM-26]]、[[DMC-61]]&br;'''[[善なる神>《超絶神ゼン》]]は秩序を守るために、新たなる世界の創造を望んだ。''' -[[DMX-08]]&br;'''天頂から[[真に知られざる存在>ゼニス]]が降臨する。''' **収録セット [#dc73c8bf] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Iron Pot]] --[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」>DM-26]](48/55) --[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]](90/92) --[[DMX-08 「激熱!ガチンコBEST」>DMX-08]](36/37) **参考 [#p97e5207] -[[S・トリガー]] -[[山札の上]] -[[見せる]] -[[非進化]] -[[クリーチャー]] -[[コスト踏み倒し]] -[[リクルート]] -[[山札の下]] -[[ミステリー]] -[[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]] -[[【ミラクルとミステリーの扉】]] -[[【扉ロマネ】]] -[[【扉ランデス】]] -[[【ミラミス転生】]] &tag(呪文,水文明,自然文明,青緑,多色,コスト5,S・トリガー,コスト踏み倒し,ミステリー,元殿堂入り,プレミアム殿堂,C,コモン,Iron Pot);