#author("2021-12-31T15:09:52+09:00","","") *《アクア・マスター》 [#nb38fd24] |アクア・マスター SR 水文明 (6)| |クリーチャー:リキッド・ピープル 4000| |このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のシールドをひとつ選び、表向きにする。(シールドゾーンにある間、そのシールドは表向きのままプレイする)| [[DM-09]]で登場した[[リキッド・ピープル]]。 相手プレイヤーを攻撃して[[ブロック]]されなければ、[[シールド]]を[[表向き]]にするという珍しい[[能力]]を持つ。 [[シールド]]を永続的に表向きにするという能力自体は面白いが、直接[[アドバンテージ]]が取れない効果であり、[[コスト]]に対して[[パワー]]がかなり低いこのクリーチャーが[[プレイヤー]]に攻撃を通すという難易度に全く釣り合っていない。 一応「表向きにしたシールドが[[S・トリガー]]なら別のシールドをブレイク」「S・トリガー以外ならそのシールドをブレイク」というプレイングでS・トリガーを踏みにくくできるが、S・トリガーの把握だけが目的ならば[[《リキッド・スコープ》]]、[[《処罰の精霊ウラルス》]]等、[[cip]]能力や[[呪文]]などの即効性・確実性に優れる選択肢がある。 おまけにパワーが低く[[W・ブレイカー]]も無い為、生存力・決定力ともに低い。[[アドバンテージ]]が取れない[[能力]]で[[コスト論]]的に3000もの[[パワー]]を失っているこの[[カード]]よりは、6コストパワー7000のW・ブレイカー持ち[[準バニラ]]の方がまだ使いやすいだろう。 そもそも[[シールド確認]]をするならささやかながら[[S・トリガー]]対策にもなる上に[[キャントリップ]]まで付いている[[《堕呪 ウキドゥ》]]で十分。 [[デュエル・マスターズ]]史上最弱の[[スーパーレア]]との呼び声も高く、「デュエル・マスターズでは[[レアリティ]]と強さが必ずしも一致しない」という教訓を体現した、別の意味で貴重な存在である。 このように[[デュエル]]での性能は散々ではあるが、そのお陰で[[ネタカード]]としての立場を確立するに至った。 -「シールドを表向きにする」能力を持った初のカードだが、前述の通り使い勝手は非常に悪い。それを反省したのか、その後は[[《処罰の精霊ウラルス》]]や[[《捜索甲冑ゴロンガー》]]など、同系統の能力持ちでこのカードの使い勝手を大きく上回るカードが登場している。 -「相手のシールドを表向きにしてゲームを続行する」ので、[[シールド・プラス]]などで多重化されているシールドを指定した場合には、そのすべてを表向きにすることが可能(多重化したカードの束を1枚のシールドとみなす為)。ただし「本来は相手にも非公開のシールドが公開情報になる」ので、相手側が[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]などのカードをデッキに入れていた場合、シールド操作などの手助けをしてしまうなど裏目に出ることもある。 -この[[クリーチャー]]によって[[シールド・ゴー]]を持つシールドが表向きにされた場合、そのシールドをブレイクすることでそのまま墓地に置ける。 -[[アタックトリガー]]ではなく[[サボタージュ能力]]のため、このカードを侵略元にした場合はシールドを表向きにする能力はトリガーしない。 -長所と言えるのは精々[[種族]]ぐらいで、それも同種族同コストの[[《アクア・サーファー》]]などには遠く及ばない。[[リキッド・ピープル]]統一[[ファンデッキ]]のネタ枠として1枚入れるのも一興か。 -[[《メテオレイジ・リザード》]]、[[《ハビエルネイチャー》]]、[[《ファンタジー・フィッシュ》]]といった(最弱争いの)強豪と十二分に争えるスペックを持ったカードだが、''スーパーレア''というレアリティ設定がこのカードの凶悪ぶりに拍車をかけており、そのことがこのカードの存在感をよりいっそう際立たせている。&br;[[スーパーレア]]欲しさに[[9弾>DM-09]]を[[箱買い]]し、このカードを引いた時のプレイヤーの落胆ぶりは想像に余るものがある。 -[[《アストラル・メデューサ》]]、[[《エンペラー・アクア》]]、そしてこのカード。[[闘魂編]]の水のスーパーレアは、意図的に弱い[[スペック]]の[[カード]]を揃えた感がある。もっとも、この当時は[[水]][[文明]]が異常なまでに強すぎたせいもあり、これ以上の強い[[フォイル]]は作りにくかったという事情もあるのだろう。 -あんまりな性能に反比例するがのごとく、[[Toshiaki Takayama]]氏による[[イラスト]]は秀逸。また、[[フレーバーテキスト]]では[[プレイヤー]]に戒めの台詞を発しているが、自身の弱小スペックに対する自虐ともとれる。 --それが縁か[[DMX-12]]にて[[《残虐覇王デスカール》]][[《暗黒の騎士ザガーン》]]等、共にフレーバーテキストをネタ扱いされていた仲間と共に再録されている。 -このようにあまりに貧弱な性能をネタにされているが、開発段階ではなんと相手プレイヤーを攻撃して[[ブロック]]されなければ''[[追加ターン]]''を得る能力だった(([[参考>https://twitter.com/syaba3/status/1476750937691922436]]))。これはデュエル・マスターズの前身である[[Magic:The Gathering]]において追加ターンが[[水文明]]に相当する青の能力とされていたためだが、前述の通り登場当時に既に強かった[[水文明]]に[[追加ターン]]を与えるのは危険すぎたために変更されたとのこと。 結果、[[追加ターン]]を得る[[能力]]は同弾収録の[[《聖剣炎獣バーレスク》]]に移され、このクリーチャーには「せめてデュエル・マスターズ史上初の何かをしよう」ということでデュエル・マスターズ史上初の[[シールド]]を表向きにする能力が与えられた。 -アニメ「ビクトリーV」での「切札 勝太VS亜部 真理亜」ではなんと主人公の[[勝太>切札 勝太]]が使用。[[《スローリー・チェーン》]]を表向きしたことにより、後に[[《お騒がせチューザ》]]で安全に[[ブレイク]]することができた。どんなに能力が残念なカードでも、使ってみれば思わぬ活躍をすることがあるということを証明したといえる。だがその際のブレイクで[[《デーモン・ハンド》]]を踏み[[《爆竜 GENJI・XX》]]が破壊されてしまうという、[[サボタージュ能力]]であるこのカードの弱みも露呈する形になったが…。 --さらに言うと出す際に[[勝太>切札 勝太]]に「''弱いけどとりあえずこいつだ''」と言われており、ついに公式でも弱い[[クリーチャー]]認定されてしまった。この[[DMX-12]]でもスーパーレアなのだが…。 -別冊コロコロコミックで連載されていた「D・M激王伝 ゲット」では敵キャラクターの一人として登場。負傷しない液体の身体を活かして[[《特攻隊長マイキー》]]を始めとする火属性のクリーチャー達を襲撃した。その後ゲットと戦闘し彼を苦しめるも、雷が弱点である事を見抜かれて倒された。 **関連カード [#pa6fc293] -[[《アクア・マイスター》]] **[[フレーバーテキスト]] [#ada0f905] -[[DM-09]]&br;'''「己の弱さが敗北させるのだよ!」 ――アクア・マスター''' -[[DMX-12]]&br;'''相手が強かったのではない。己が弱かっただけだ!――アクア・マスター''' **収録セット [#i795e82a] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Toshiaki Takayama]] --[[DM-09 「闘魂編 第4弾 覇道帝国の絆(インビンシブル・ブラッド)」>DM-09]](S2/S5) --[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](35/???) **参考 [#wca97b35] -[[リキッド・ピープル]] -[[サボタージュ能力]] -[[攻撃]] -[[ブロック]] -[[シールド]] -[[表向き]] -[[地雷]] -[[ネタカード]] &tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト6,リキッド・ピープル,パワー4000,サボタージュ能力,表向き,・,SR,スーパーレア,Toshiaki Takayama);