#author("2023-11-08T09:46:02+09:00","","")
*着地置換効果 [#b39ff74c]
[[置換効果]]の1つ。「バトルゾーンに出るかわりに」別のゾーンに送る効果の俗称。

初出は[[DM-26]]の[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]。

|聖鎧亜キング・アルカディアス SR 光/闇文明 (7)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000|
|進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|相手は、多色以外のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、かわりに墓地に置かれる。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

|「修羅」の頂 VAN・ベートーベン SR 無色 (11)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 14000|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。|
|相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。|
|エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)|

|悪魔神バロム・クエイク P 闇/自然文明 (10)|
|進化クリーチャー:デーモン・コマンド 13000|
|マナ進化:デーモン・コマンドを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、デーモン・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。|
|相手のクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出る時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに置くかわりに自身のマナゾーンに置く。|

対象となる[[クリーチャー]]は実質[[バトルゾーン]]に出すことができなくなる。
[[召喚]]のみならず、[[コスト踏み倒し]]で出すこともできなくなる。

この効果の対象となっているカードがこれを掻い潜るわずかな方法は、[[退化]]や後述の[[置換効果]]で出すなどだが、本来なら普通に使える[[クリーチャー]]をそれらの方法で出すようにデッキを組むのは実践的ではないため、効果の対象外のカードを使うか、その効果を発生させているカードを除去するのが現実的。
回避する方法がある点では「[[出せない]]」[[ロック]][[効果]]に劣るものの、実戦ではほとんど気にならない差であり、基本的には同等に強力な効果とされる。

**ルール [#x1fadad5]
-[[置換効果]]は連鎖しないという[[ルール]]から、[[置換効果]]によって[[バトルゾーン]]に出るクリーチャーには無力。
--わかりやすい例として[[旧式マッドネス>マッドネス]]がこの効果を発生する。特に、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]は[[バウンス]]までしてくるため注意。

-手札からバトルゾーンに出そうとしたクリーチャーが、着地置換効果によって墓地に置かれた場合、それは手札から''「捨てた」扱いにはならない''。

-クリーチャーを[[リアニメイト]]しようとしたが、着地置換効果によって墓地に置かれる場合、そのクリーチャーは墓地から離れずに''とどまったままの状態''になる。そのため、[[《一なる部隊 イワシン》]]のような「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしない。
//-一方で、クリーチャーを[[墓地]]から[[召喚]]しようとした際には、そのクリーチャーは1度墓地を離れ、[[どこでもないゾーン]]を経由して''再び墓地に置かれる''。そのため、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力がトリガーする。
//(2023年現在はルール変更(保留状態など)により、このルールは消滅したため、このルールを隠しました)

-通常の[[進化]]クリーチャーをバトルゾーンに出そうとして、着地置換効果によってバトルゾーン以外の場所に置かれる際、その進化元にしようとしていたクリーチャーは[[バトルゾーン]]に残る。これは、バトルゾーンに出して、そのクリーチャーに重なる前に着地置換効果の影響を受けるため。
-一方で、[[マナ進化]]、[[墓地進化]]などのテキストに、''重ねつつバトルゾーンに出す。''とある進化クリーチャーは、出す際に選択した進化元も着地置換効果の影響を受ける。これは、バトルゾーンに出る前に既に進化元のカードが重なっており、1番上の進化クリーチャーの移動先に進化元も移動するようになるため。

-召喚自体を止めることはできないのはもちろんのこと、それに伴う効果の発生も止めることはできない。着地置換効果が発生する場合でも、[[O・ドライブ]]は問題なく使うことができ、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]は自分のクリーチャーを破壊して[[コスト軽減]]が可能。他にも、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の封印外しや、[[《真理銃 エビデンス》]]の龍解条件も、召喚のみに効果が発生するので、着地置換効果の管轄外。
--[[《剛勇霊騎エシャロット》]]の[[O・ドライブ]]等「[[墓地]]に置く」事に対する置換効果は、《聖鎧亜キング・アルカディアス》の[[ロック]]能力が[[置換効果]]であるが故に連鎖できないため、普通に[[墓地]]行きとなる。
--ただし、「召喚した時」「召喚してバトルゾーンに出た時」もトリガーする能力も、バトルゾーンに出ていないので、やはりトリガーしない。

-着地置換効果の対象外のクリーチャーを[[墓地進化]]、[[マナ進化]]などでバトルゾーンに出す際に、進化元に着地置換効果の対象となるクリーチャーを選んだ場合、問題なく進化してバトルゾーンに出せる。これは、[[墓地進化]]、[[マナ進化]]によって進化元になったクリーチャーは、バトルゾーンに出た扱いにはならないという裁定から。
-逆に着地置換効果の対象となっている[[墓地進化]]、[[マナ進化]]などを持つクリーチャーをバトルゾーンに出す時、進化元が着地置換効果の対象外のクリーチャーでも、進化してバトルゾーンに出そうとしてクリーチャーは置換されて指定のゾーンに置かれる。この際、進化元に選んだクリーチャーも指定のゾーンに置かれるのは先述した通りである。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]等、[[コスト]]の支払いを別のものに置き換えて[[召喚]]する[[効果]]の場合、''召喚する事自体は置換効果の影響がないため、この着地置換効果に引っかかる''裁定となっている。(事務局確認日:2016/08/19)

-バトルゾーンではない特定のゾーンにいる時は着地置換効果の対象外だが、バトルゾーンにいると着地置換効果の対象となるクリーチャーが、そのゾーンからバトルゾーンに出る時は、着地置換効果は発生しない。
--例えば、[[バトルゾーン]]に相手の[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と自分のマナゾーンのカードを多色にする[[《薫風妖精コートニー》]]がいる状態で、[[《母なる紋章》]]や[[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]]などで[[マナゾーン]]から元が[[単色]]の[[クリーチャー]]を召喚したり出す場合、[[マナゾーン]]では多色なため、《キング・アルカディアス》の着地置換効果は発生せずにバトルゾーンに出る((かつては、マナゾーンを離れてからバトルゾーンに出るまでの間に一旦単色に戻るため、着地置換効果が発生してしまう裁定だった。))。[[参照>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33268/]]
//---ただし、マナゾーンから元が単色のクリーチャーを''[[召喚]]''する場合は、召喚は一旦[[どこでもないゾーン]]に行く、すなわち[[《薫風妖精コートニー》]]の効果の範囲外に行ってからバトルゾーンに出るため、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の[[着地置換効果]]が発生して墓地に置かれる。
//↑2022年9月14日のルール改定により、ゾーンを離れずに召喚処理を行うことになったため、CO

-逆に、バトルゾーンでは着地置換効果の対象外だが、バトルゾーン以外で着地置換効果の対象となるクリーチャーが、そのゾーンからバトルゾーンに出る時は着地置換効果が発生してしまう。
--[[バトルゾーン]]に相手の[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]がいる時に、[[《黒染妃ゼノビア》]]やなどの[[文明追加]]で[[多色]]になるクリーチャーがバトルゾーンに出る場合、[[バトルゾーン]]に出るまでは[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[効果]]を受けていないため、[[墓地]]行きとなる。[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]は、墓地にいる間は5色レインボーであるため、墓地からバトルゾーンに出す場合のみ《キング・アルカディアス》のロックを突破してバトルゾーンに出ることが可能。

-入れ替えを妨害する効果にあたるため、[[革命チェンジ]]や[[Jチェンジ]]などに関してはこの着地置換効果が存在するだけで失敗し、入れ替え自体が発生しない。そのため攻撃クリーチャーが場を離れることはなく、チェンジ対象が他のゾーンに移動することもない。

**早見表 [#z1281390]

防げる[[使用宣言]]能力
||[[S・トリガー]]など召喚が伴う能力|[[侵略]]など召喚を伴わないもの|
|[[召喚ロック]]|〇|×|
|[[出せない]]|×|〇|
|着地置換効果|×|×|

解決時に防げる着地を防げる能力
||[[S・トリガー]]など召喚が伴う能力|[[侵略]]など召喚を伴わないもの|
|召喚ロック|〇|×|
|出せない|〇|〇|
|着地置換効果|〇|〇|
**参考 [#y72df957]
-[[用語集]]
-[[着地]]
-[[置換効果]]
-[[ロック]]
-[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-[[《悪魔神バロム・クエイク》]]

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[[公式Q&A]]

>Q.自分のマナゾーンにカードが8枚あり、相手の[[《ベイB セガーレ》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分の[[《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]の「バトルに勝った時」の能力で、自分はコストが8である[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]をマナゾーンからバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、バトルゾーンに出せません。[[《ベイB セガーレ》]]の置換効果により[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]は自分のマナゾーンにとどまり、[[《ベイB セガーレ》]]は自身の効果で相手のマナゾーンに置かれます。&br;効果によってマナゾーンからバトルゾーンに出そうとしているカードは、マナゾーンにあるカードの枚数としては数えません。マナゾーンのカードが7枚の状態で[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]を出そうとしていることになり、[[《ベイB セガーレ》]]の置換効果が適用されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40543]](2021.11.19)

>Q.自分の闇のクリーチャーとタマシードがバトルゾーンに1つもない状況です。&br;[[《深淵の支配者 ジャシン》]]をバトルゾーンに出す際、相手の''[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の「ドラゴンではないクリーチャーが出る時」の置換効果''や[[《アルカディアス・モモキング》]]の「各ターン、はじめて出る相手のクリーチャーは、タップして出る。」は適用されますか?
A.はい、適用されます。[[《深淵の支配者 ジャシン》]]はバトルゾーン以外ではタマシードでありクリーチャーですので、バトルゾーンに闇のクリーチャーや闇のタマシードがない状況でも、''クリーチャーを出すことを置換''する効果や、クリーチャーに対する状態定義効果が適用されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41990]](2022.9.9)

>Q.相手の '''[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]'''がいる状況で自分は[[《絶望神サガ》]]Aを出し、「出た時」の能力でカードを1枚引き、手札を1枚捨てました。その後、墓地にある[[《絶望神サガ》]]Bを出そうとした際、''[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]の置換効果''によってかわりに墓地に残ったのですが、この場合でも[[《絶望神サガ》]]Aは破壊されますか?
A.はい、破壊されます。出そうとしたクリーチャーが結果的に出なかった場合でも、「そうしたら」以降の効果は解決されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42847]](2023.3.17)

&tag(用語集,着地置換効果,置換効果,コスト踏み倒しメタ,タグ未整備);