#author("2020-01-25T00:14:06+09:00","","")
#author("2024-10-26T23:51:29+09:00","","")
*《&ruby(ケシキング){消王};ケシカス》 [#u0294f78]

|消王ケシカス P 無色[ジョーカーズ] (5)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 5000|
|相手のクリーチャーがバトルゾーンに出て、その能力がトリガーする時、かわりに「ノーン!!」と叫びながらこのクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、その能力はトリガーしない。(例えば、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力はトリガーしない)|

月刊コロコロコミック2017年9月号付録で登場した[[ジョーカーズ]]。

相手[[クリーチャー]]の[[cip]]を[[トリガー]]させないという、かの[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]と同じ[[能力]]を持つ。
ただし[[cip]]をトリガー阻止するには、「ノーン!!」と叫んだ上で[[自壊]]しないといけないので使用できるのは一回限りである。

一回限りとは言え、相手[[クリーチャー]]の強力な[[cip]]をトリガー阻止できるのは言うまでもなく強力。相手の[[コンボ]]や[[ループ]]を邪魔するのは勿論、[[ダイレクトアタック]]の障害となる[[S・トリガー獣]]も封じれるところは流石はなんでもできる[[ジョーカーズ]]と言ったところか。[[能力]]も[[強制]]でなく[[任意]]なので[[クリーチャー]]の[[cip]]によってはスルーしても良く、[[《洗脳センノー》]]のような[[ターン]]の制約がある訳でもないので腐りにくいのもポイントが高い。
一回限りとは言え、相手[[クリーチャー]]の強力な[[cip]]をトリガー阻止できるのは言うまでもなく強力。相手の[[コンボ]]や[[ループ]]を邪魔するのは勿論、[[ダイレクトアタック]]の障害となる[[S・トリガー獣]]も封じられるところは流石はなんでもできる[[ジョーカーズ]]と言ったところか。[[能力]]も[[強制]]でなく[[任意]]なので[[クリーチャー]]の[[cip]]によってはスルーしても良く、[[《洗脳センノー》]]のような[[ターン]]の制約がある訳でもないので腐りにくいのもポイントが高い。

[[パワー]]も5000あるので生半可な[[火力]]では死なないが、[[呪文]]までは流石に[[打ち消し]]できないので過信は禁物である。

何より種族が[[ジョーカーズ]]と優秀なので、[[【ジョーカーズ】]]では溢れんばかりの手札と2体以上並べた[[《ヤッタレマン》]]を活かして3[[コスト]]でポンと出すことも容易であり、[[コントロール]]に寄せたタイプではその傾向に拍車がかかる。
何より種族が優秀なので、[[【ジョーカーズ】]]では溢れんばかりの手札と2体以上並べた[[《ヤッタレマン》]]を活かして3[[マナ]]で出すことも容易であり、[[コントロール]]に寄せたタイプではその傾向に拍車がかかる。

**ルール [#vb9499e0]
-無効にできるものとできないものは、[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]と同じ。詳しくはあちらの頁で明記されている。[[環境]]でよく見かけるものの中で無効化できない例としては、[[《ガイアール Re:》]]と[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]が挙げられる。一方で[[《勝利のガイアール・カイザー》]]は無効化できるが、《ケシカス》1体分の犠牲に見合うかは判断に困るところ。

-この[[能力]]は[[置換効果]]を生成する。以前は置換効果ではないと見なされていたが、不明瞭なテキストを明瞭化するために「''かわりに''」の一節を追加する[[エラッタ]]が出され、置換効果と明示された。[[《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》]]や[[《天光の精霊ミハイル》]]とのコンボは現在不可能である。収録時のテキストは以下。
|相手のクリーチャーがバトルゾーンに出て、その能力がトリガーする時、「ノーン!!」と叫びながらこのクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、その能力はトリガーしない。(例えば、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力はトリガーしない)|

-[[《龍覇 M・A・S》]]や[[マナ武装]]を満たした[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]等、[[cip]]を二つ以上持つ[[クリーチャー]]の[[cip]]を全てトリガー阻止できる(2017/08/12事務局暫定回答)。
-[[《龍覇 M・A・S》]]や[[マナ武装]]を満たした[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]等、[[cip]]を二つ以上持つ[[クリーチャー]]の[[cip]]をすべてトリガー阻止できる(2017/08/12事務局暫定回答)。

-[[召喚]]限定[[cip]]や[[ファイナル革命]]も無効化できる。1体の犠牲で[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]を完全無効化できると考えると強力である。

**他のカード・デッキとの関係 [#o27f37c6]

-[[【モルト NEXT】]]と[[【ジョーカーズ】]]との対戦では[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]とこのカードの能力の応酬になることがあるが、素引きで勝負するしかない前者と手札に全く不自由しない後者とでは、どちらが能力の打ち合いに勝つかは明白であろう。

-[[【ブライゼシュート】]]など踏み倒したクリーチャーによる[[cip]]の嵐がどっと押し寄せるタイプのデッキではこのカードが2枚3枚とあろうと捌き切れないこともある。この手のデッキに対しては[[《ファイナル・ストップ》]]を使って踏み倒し元となる[[スーパー・S・トリガー]][[呪文]]を根本から封じる必要がある。

-このカードと[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]を合わせると、[[革命0トリガー]]以外の[[呪文]]によるカウンターを封じた上で[[クリーチャー]]によるカウンターもこのカードの枚数分阻止できた。
この「ケシカスマキシマム」は一見[[要求値]]が高いが、[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]の早打ちを補助する[[《夢のジョー星》]]や打った次のターンにさらに必要パーツを集める[[《ヘルコプ太》]]の存在により、比較的手軽な[[カウンター]]封じとして利用できた。

**環境において [#j913350d]
このカードの登場がきっかけとなって[[【ジョーカーズ】]]はコントロール型へとシフトし、コントロール系[[【ジョーカーズ】]]の生命線として活躍。
このカードの登場がきっかけとなって[[【ジョーカーズ】]]はコントロール型へとシフトし、[[新章デュエル・マスターズ]]におけるコントロール系[[【ジョーカーズ】]]の生命線として活躍した。

このカードと[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]によって、[[呪文]]によるカウンターをほぼ封じることができ、[[クリーチャー]]によるカウンターもこのカードの枚数分阻止できる。この「ケシカスマキシマム」は[[《夢のジョー星》]]によって[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]の早打ちが補助され、打った次のターンの[[《ヘルコプ太》]]によってさらに必要パーツを集めることができるからこそ、比較的手軽な手段として利用可能なのである。
しかし、[[新章デュエル・マスターズ]]から[[双極篇]]への移行前後の環境では、カウンター札をほぼ持たない[[【赤青ドギラゴン剣】]]や高速[[チェイン・コンボ]]の[[【白緑メタリカ】]]の台頭により「ケシカスマキシマム」の優位性が低下。封殺するカウンター札が存在しないという身も蓋もない事態になってしまった。

概ね隙のないカウンター封じである上に順当なところで4ターン目から5ターン目に実現可能な手段なので「ケシカスマキシマム」は一見強力だが、実はそれほどこれは実際の[[新章デュエル・マスターズ]]から[[双極篇]]への移行前後の環境では流行していなかった。原因は[[【赤青ドギラゴン剣】]]のようなカウンター札をほぼ持たない[[【速攻】]]や[[【白緑メタリカ】]]などの高速[[チェイン・コンボ]]などが主流であったことにある。そもそも話として、封殺するカウンター札が中々存在しないという身も蓋もない事態になってしまったのである。
また、新たに登場した[[《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》]]や[[《ガンバトラーG7》]]などの自己[[コスト軽減]]を持つ[[フィニッシャー]]によって[[【ジョーカーズ】]]は3ターンキル型の[[【速攻】]]にシフトした。それがそのまま双極篇最初期の環境上位に躍り出たため、結局は5マナで出てくるやや重めの[[システムクリーチャー]]に過ぎないこのカードは主流の座を降りた。

その上でそうした速攻に対抗するには防御札が薄い点を突いてそれらと同速かそれ以上の速攻で対処しなければならず、直後に登場した[[《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》]]や[[《ガンバトラーG7》]]などの自前で[[コスト軽減]]をもつ御誂え向きのカードの登場によって、[[【ジョーカーズ】]]が3ターンキル型の[[【速攻】]]にシフトしてしまった。それがそのまま双極篇最初期の環境上位に躍り出てしまい、結局は5コストで出てくるやや重めのシステムクリーチャーに過ぎないこのカードは主流の座を得られない事態となった。
[[DMRP-05]]でクリーチャーによるカウンター封じとして役割が被る上により[[汎用性]]の高い[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]が登場。あちらはクリーチャーの召喚により場に出るということそのもの、呪文にも対応しており、[[宣言]][[コスト]]通りであれば止められる回数の制限もない。

[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]でクリーチャーによるカウンター封じとして役割が被る上により[[汎用性]]の高い[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]が登場。あちらはクリーチャーの召喚により場に出るということそのもの、呪文にも対応しており、[[宣言]][[コスト]]通りであれば止められる回数の制限もない。結局は[[クリーチャー]]の[[cip]]を1回止めるだけのこのカードは過去のカードとなってしまった。
後に[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]が[[殿堂解除]]されて[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]が環境に復帰するが、やはりこれを普通に[[召喚]]して立てると1ターンフィニッシュが遅れる上に[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]で捨てても[[cip]]を持たず疑似[[ジョラゴン・ビッグ1]]の役に立ちづらいため、しばらく採用はまばらであった。

[[《ベイビーポンの助》]]が登場した辺りから、こちらが[[着地]]して[[ワンショット]]を開始するまでそちらで時間稼ぎしやすくなったことから、採用率が上向いた。[[カウンター]]封じとしては[[《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》]]とで粗方相手を封殺でき、そのような組み合わせも目立つようになった。

しかし[[《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》]]が登場した辺りから、クリーチャーによるカウンターを封じるのはそちらで十分なケースも目立つようになり、採用率が低下。一応[[《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》]]でカバーしきれない急所を守るために1枚積みする入賞レシピも無くはない。
**その他 [#w5b17481]

-元ネタは言うまでもなく[[ケシカスくん]]。[[イラストレーター]]も作者の[[村瀬範行]]氏が担当している。
--月刊コロコロコミック2017年9月号に掲載されたコラボ漫画「デュケシ・カスターズ」では[[デッキー]]にペタンコプレスされたケシカスくんが[[ジョーカーズ]]の[[カード]]となった姿。[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]の[[ブレイク]]時に[[S・トリガー]]で出てきた[[《アクア・サーファー》]]の[[バウンス]][[能力]]を消した。なお、この時は[[デッキー]]がケシカスくんを持ち上げて「ノーン!!」と叫んでいた。
--更なる余談だが書籍の登場時期の先輩後輩関係により、ケシカスくんは「デッキーくん」、デッキーは「ケシカスさま」と呼んでいる。

-アニメでも21話で登場。ただし[[能力]]はこちらと違い、[[cip]]どころかあらゆる[[能力]]を消してしまうというアニメオリジナルの[[能力]]であった。これにより[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]の[[エクストラウィン]]が無効にされてしまった。
このときの[[能力]]は後に[[《ケッシング・ゼロ》>《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》]]で再現されている。

**関連カード [#o71df11e]
-[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]

-[[《王来文具ケシキング》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#u074fbe5]
-[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]]、[[プロモ>プロモーション・カード]] (P42/Y16)&br;'''気に入らねえヤツは消す!! ― 消王ケシカス'''
-[[DMEX-08]]、[[プロモ>プロモーション・カード]] (P42/Y16)&br;'''気に入らねえヤツは消す!! ― 消王ケシカス'''


**収録セット [#b2ed1f0e]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[村瀬範行]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](152/???)
--[[プロモーション・カード]] (P42/Y16)

**参考 [#zc2cd154]
-[[ジョーカーズ]]
-[[自壊]]
-[[cip]]
-[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]
-[[自壊]]
-[[ロック]]

-[[コラボカード]]

-[[ケシカスくん]]

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&tag(クリーチャー,無色,コスト5,ジョーカーズ,パワー5000,cipメタ,言う,自壊,能力無視,無視,P,レアリティなし,村瀬範行);