#author("2023-03-11T10:24:01+09:00","","")
#author("2023-03-11T10:51:18+09:00","","")
*《ガル・ラガンザーク》 [#x2eec896]

|ガル・ラガンザーク P 水/闇文明 (8)|
|クリーチャー:ドルスザク/マフィ・ギャング 9000|
|''夢幻無月の門'':自分の魔導具クリーチャーを出した時、または自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。|
|''ブロッカー''|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーは、呪文の効果によって相手に選ばれない。|
|相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※2023年3月20日付で殿堂入り''|

[[DMEX-16]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[ドルスザク]]/[[マフィ・ギャング]]。

[[虚無月の門]]に「自分の[[魔導具]][[クリーチャー]]を出した時」という誘発条件を加えた新能力、[[夢幻無月の門]]を持つ。

[[呪文]]に対する[[アンタッチャブル]]能力に加え、9000という高めの[[パワー]]を持つ。
クリーチャーの[[召喚]]以外の[[コスト踏み倒し]]を[[着地置換効果]]で阻害する[[コスト踏み倒しメタ]]能力を備える。

踏み倒しメタ能力は、[[除去]]能力を持った[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の[[侵略]]や[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]の[[革命チェンジ]]も封じてしまう。呪文に対するアンタッチャブル能力も相まって、序盤でこのクリーチャーをどかされることはそうそうないだろう。
たとえ[[コスト踏み倒し]]を使ってこない相手にも[[呪文]]に強い[[ブロッカー]]として十分に働いてくれる。

[[踏み倒し]]条件も特定のカード4枚と比較的易しく、[[墓地]]の[[カード]]のみでも[[夢幻無月の門]]を起動できる。
そのため、[[無月の門]]や[[虚無月の門]]と比べれば3~4ターン目に召喚しやすい。
序盤にこのサイズの[[コスト踏み倒しメタ]]が出てくると処理が難しい。対象を選ぶ呪文は効かず、仮にクリーチャーの[[cip]]などで破壊された(=まとめて墓地に置かれた)としても[[夢幻無月の門]]により[[魔導具]]1枚で一瞬で墓地から再着地ができてしまう。
[[構成カード]]が多いため[[マナ送り]]や[[シールド送り]]をされても逆に[[アドバンテージ]]になりうる長所もある。

登場時の[[環境]]を考えると[[【5色コントロール】]]に劇的に刺さる。[[除去]]が[[呪文]]主体である上に、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]による[[全体除去]]は無効。[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]自体も[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]を使った[[ソリティア]]に劇的に刺さる。

-[[コスト踏み倒しメタ]]効果で妨害できる範囲は[[《異端流し オニカマス》]]と同じ。自分のターン中の[[革命0トリガー]]などには無力である点には注意。どちらのターンであっても召喚扱い([[S・トリガー]]、[[無月の門]]など)では反応しない点も注意。

-能力が[[無月の門]]の1種を持つことから本来の使用者は[[ゼーロ]]になる筈のカードだが、登場がEX弾かつ時期的に、現状の主人公側の一員として息子の[[ゼーロJr.]]のカードとなっている。
--何気に闇文明で「使用キャラが親族関係を持ち、明確に能力を受け継いで使われるカード」としては初。ちなみに火文明は切札家の[[ボルシャック]]または[[ボルメテウス]]、光文明では輝家の[[チーム銀河]](正確には前身の光の騎士団)。能力ではなく共通種族として水文明には[[ギャップ]]、[[キャップ]]兄弟の[[トリックス]]がある。
--なお補足として、自然文明の親族関係はキーワード能力を持っていない上に使用カードが無い女王とももしかおらず、多色と無色は勝太とジョーという親族関係を持つが能力の受け継ぎと取れるか怪しい革命0と革命チェンジ(両者1例のみ)しか確認されていない。

-[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]の[[無月の門・絶]]は、《ガル・ラガンザーク》を出すための墓地肥やしで自然と条件を達成しやすいので相性が良い。

-[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と8枚体制にすることで、早期に[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]の[[メガメテオバーン]]元を用意できるようになった。構築次第では比較的安定して5ターン目に[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]での[[エクストラウィン]]を狙える。[[《卍月 ガ・リュザーク 卍》>《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]ではそちら1体を立てるだけで[[墓地]]の[[リソース]]を激しく消費してしまい[[メガメテオバーン]]元を早期に用意し切るまでにはならないため、この点は大きい。

-元ネタは、インド神話の神鳥であるガルラ([[ガルーダ>《超神龍スカイ・ガルーダ》]]、[[ガルダ>《火之鳥ガルダン》]]とも)+[[ド・ラガンザーク>《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》]]か。
--あるいは[[『ガ』・リュザーク>《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]+[[ギ・『ル』ーギリン>《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》]]+[[ド・『ラガンザーク』>《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》]]か。

-[[ドルスザク]]だが、何故かカード名に「卍」を含んでいない。

**環境において [#d7b9057a]
[[DMEX-16]]発売前は、効果そのものは強力であることを認められつつも、[[多色]]故のマナ[[タップイン]]により既存の[[【デ・スザーク】]]にも[[【青魔導具】]]にも相性が良くないと多くのプレイヤーの間で考えられていた。
しかし[[DMEX-16]]発売後は、[[チャンピオンシップ]]でこのカードを投入したデッキが数多く入賞。瞬く間に[[トップメタ]]の一角となった。

[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と併用するとデッキ構築が難しくなるため、主に[[【青魔導具】]]の新戦力として採用されている。また、そもそものコンセプトをこのカードを継続的に展開することに特化させ、[[《卍 新世壊 卍》]]を全く採用しない【ガル・ラガンザーク】とでも言うべきデッキタイプも開発された。劇的に刺さる対面では[[ワンショット]][[打点]]が揃わない内にこのクリーチャー+αでビートダウンして勝てるまである。

【ガル・ラガンザーク】は[[《堕呪 バレッドゥ》]]などの青の魔導具呪文+[[《堕魔 グリギャン》]]などの黒の魔導具クリーチャーといった形を取る。
バトルゾーンのリソースを必要としないため、4ターン目[[《追憶人形ラビリピト》]]を出し、5ターン目[[魔導具]]→[[夢幻無月の門]]を使った召喚で[[オールハンデス]]という動きも狙いやすく強力である。
[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]採用時は《ラビリピト》と魔導具クリーチャーの2体を出すことで《ラビリピト》が除去される隙を見せずオールハンデスも狙える。
一方で《ガル・ラガンザーク》に構築を寄せた[[【青魔導具】]]、[[【青黒ガル・ラガンザーク】]]がCSで優勝や準優勝した事例も報告された。

DMEX-18期になると純正の[[【青魔導具】]]に投入されるケースが目立った、これは、[[《卍 新世壊 卍》]]を引けない時のプランという側面が強い。

対処困難な[[コスト踏み倒しメタ]]であり環境の調整役どころか悪質なロックとして機能していたため、2023年3月20日付で[[殿堂入り]]。直近の環境で猛威を振るっていた[[【青魔導具】]]の弱体化調整の一環であろう。[[コスト踏み倒しメタ]]の殿堂入りは[[《単騎連射 マグナム》]]に続いて2例目、[[クリーチャー]]の[[ドルスザク]]としては初となる。
-しかし、当時の環境はそれ以上に悪質な[[【絶望神サガループ】]]が幅を効かせており、その真っ只中で明確な抑止力として機能していたこのカードの方を規制するという判断に【サガループ】規制を望んでいたプレイヤー達は騒然となった。
-しかし、当時の環境はそれ以上に悪質な[[【絶望神サガループ】]]が幅を効かせており、その真っ只中で明確な抑止力として機能していたこのカードの方を規制するという判断に【サガループ】規制を望んでいたプレイヤー達は騒然となった。時期が悪すぎたと言わざるを得ない。
さらに[[DMBD-20]] のコンセプトとして4枚再録してから1年も経過しない内に殿堂入りが決定した上、当の【サガループ】はリペアが容易な程度の規制で済まされた事でSNS上や公式生放送のコメント欄では当然の如く大炎上、非常に疑問の残る規制に終わった。

**ルール [#zb1ac97b]
[[夢幻無月の門]]については該当ページを参照のこと。

[[呪文]]の[[効果]]に[[選ばれない>アンタッチャブル]][[能力]]は[[呪文]]の[[G・ストライク]]にも選ばれなくなる([[類似例>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39637/]])

//**関連カード [#ze402c2f]
//-[[《》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#z1a84a15]
//-[[]]&br;''''''
**収録セット [#c7311e7c]
-illus.[[Futaro]]
--[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](61/100)
--[[DMBD-20 「開発部セレクションデッキ 水闇魔導具」>DMBD-20]] (1/12)
**参考 [#y7ecf13d]
-[[ドルスザク]]
-[[マフィ・ギャング]]
-[[夢幻無月の門]]
-[[ブロッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[呪文]]
-[[アンタッチャブル]]
-[[コスト踏み倒しメタ]]
-[[墓地送り]]
-[[【青黒ガル・ラガンザーク】]]

----
[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について
--[[無月の門]]、[[夢幻無月の門]]も参照のこと

>Q.相手の[[《とこしえの超人》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分の''《ガル・ラガンザーク》''を「夢幻無月の門」で墓地からバトルゾーンに出す際、下に重ねる4枚はどうなりますか?
A.''《ガル・ラガンザーク》''のみがマナゾーンに置かれ、下に重ねる4枚は、元あったゾーンに残ります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39947]](2021.7.16)

>Q.下にカードが4枚ある自分の[[《卍 新世壊 卍》]]がバトルゾーンにある状況です。自分が[[《堕魔 ヴォガイガ》]]を出した時、''《ガル・ラガンザーク》''の「夢幻無月の門」の使用の宣言をしました。下に置く魔導具を[[《卍 新世壊 卍》]]の下にあるカードから選べますか?
A.いいえ、選べません。カードの下にあるカードの特性は無視されていますので、[[《卍 新世壊 卍》]]の下にあるカードは魔導具として扱いません。
#region2((総合ルール 200.3a)){{
:200.3a |進化などによってカードの下に置かれているカードは通常のゲーム中は特性が無視されています。ただし、カードを指定する場合、特性は参照されます。カード以外を指定する場合は参照されません。&br;例:光と水文明を持つクリーチャーの上に進化した水のクリーチャーは水のクリーチャーであり、パワーも種族も下のカードから影響されません。ただし、《テック団の波壊 Go!》の効果を受けた場合、下のカードもコストを参照し、適正であれば効果を受けます。&br;例:《卍月 ガ・リュザーク 卍》の無月の門・絶は魔導具を参照しているため、《卍 デ・スザーク 卍》の下にあるカードは参照できません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40430]](2021.10.22)

>Q.自分は[[《堕呪 バレッドゥ》]]を唱えた時、手札にある''《ガル・ラガンザーク》''の「夢幻無月の門」の使用宣言をしました。カードを2枚引き1枚捨てる際、その使用宣言した''《ガル・ラガンザーク》''を捨てましたが、その''《ガル・ラガンザーク》''を「夢幻無月の門」によって墓地から召喚できますか?
A.いいえ、召喚できません。手札から「夢幻無月の門」の使用を宣言した''《ガル・ラガンザーク》''が解決の前に他のゾーンへ移動した場合、それは以前のゾーンでの状態を継続しません。「夢幻無月の門」の宣言をした''《ガル・ラガンザーク》''とは別のカードとして扱われてしまいますので、能力の解決はできません。
#region2((総合ルール 400.5)){{
:400.5. |カードが、あるゾーンから他のゾーンに移動する時、新たにそのゾーンに加わったものとして扱われ、以前のゾーンの状態を継続しません。
::400.5a |公開ゾーンから非公開ゾーンに移ったカードはそれ以上見ることができません。
::400.5b |マナゾーンでタップしていたカードをバトルゾーンに移動させる場合、それはアンタップ状態でバトルゾーンに出ます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41292]](2022.5.20)

>Q.相手の[[《ブラキオ龍樹》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分の魔導具クリーチャーがバトルゾーンに出た時、''《ガル・ラガンザーク》''の「夢幻無月の門」の使用宣言はできますか?&br;類似能力:「無月の門」
A.はい、使用宣言できますし、召喚もできます。[[《ブラキオ龍樹》]]の能力「相手のクリーチャーの能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。」は、バトルゾーンにクリーチャーとして出ているクリーチャーにしか影響しません。手札や墓地にある''《ガル・ラガンザーク》''の能力は通常通りトリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41293]](2022.5.20)

-4つ目の能力について

>Q.自分の''《ガル・ラガンザーク》''の下にあるカードを、相手の[[《堕呪 エアヴォ》]]の効果で選んで手札に戻せますか?
A.はい、戻せます。選ばれないクリーチャーの上下に構成されているカードは、カードを指定する能力や効果によって選べます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39946]](2021.7.16)

-5つ目の能力について

>Q.自分のターン中、相手の''《ガル・ラガンザーク》''がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《サイバー・I・チョイス》]]をバトルゾーンに出しました。「出た時」の能力で手札から「S・トリガー」クリーチャーを使う場合、''《ガル・ラガンザーク》''の置換効果によってかわりに墓地に置きますか?&br;類似例:[[《Disアイ・チョイス》]]
A.いいえ、バトルゾーンに出ます。カードを使うとは召喚したり唱えたりすることですので、[[《サイバー・I・チョイス》]]の能力で使うクリーチャーも召喚した扱いになります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41291]](2022.5.20)

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