- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
#author("2020-05-05T02:40:35+09:00","","")
#author("2020-05-05T02:49:16+09:00","","")
*《&ruby(せいがいあ){聖鎧亜};キング・アルカディアス》 [#pf83051f]
|聖鎧亜キング・アルカディアス SR 光/闇文明 (7)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000|
|進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。|
|W・ブレイカー|
|相手は、多色以外のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、かわりに墓地に置かれる。|
|''※プレミアム殿堂''|
[[DM-26]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[進化]][[エンジェル・コマンド]]/[[ロスト・クルセイダー]]。
[[《聖霊王アルカディアス》]]のバリエーションの一つで、相手の[[多色]]以外の[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す行為を[[墓地]]送りに[[置換>置換効果]]するという、凶悪な[[ロック]][[能力]]を持つ。
抜け道こそあるものの、早い話、相手は[[単色]]及び[[無色]]の[[クリーチャー]]を場に出す事が出来なくなる。
[[クリーチャー]]に対する[[ロック]]する能力は、[[デュエル・マスターズ]]の基本勝利条件が[[クリーチャー]]の[[攻撃]]によるものである以上、突破出来ないことは詰みを意味する。相手の勝利手段を奪う一種の特殊勝利みたいなものであり、解除が不可能になった時点で勝ちとなる。勝利工程を縮めて勝利条件を書き換えてしまう凶悪な性質であり、最終的に[[攻撃]]に帰結する[[呪文]][[ロック]]などとは一線を介した危険な効果なのである。
それを手軽で広範囲かつ強烈な内容で行う《聖鎧亜キング・アルカディアス》は、その一線を跨いでしまった存在であるといえるだろう。
長い歴史を誇る[[デュエル・マスターズ]]の中でも、[[《エンペラー・キリコ》]]や[[《邪神M・ロマノフ》]]と並ぶ史上最凶の[[進化クリーチャー]]といっても過言ではないクリーチャーである。
少々特殊な方法で[[ロック]]を行うが、内容的には「バトルゾーンに出す事が出来ない」の微劣化能力であり、かなり強烈なもの。
「[[バトルゾーン]]に出す」行為そのものが[[置換>置換効果]]されてしまうため、相手が出そうとする[[多色]]以外の[[クリーチャー]]は[[バトルゾーン]]を経由せずに直ちに[[墓地]]行きとなる。当然ながら[[cip]]や[[pig]]は発動しないし、「[[バトルゾーン]]に出た」「バトルゾーンにある[[クリーチャー]]が破壊された」事をトリガーとする[[起動型能力]]も同様。[[セイバー]]等の[[除去]]耐性も機能しない。
[[《聖霊王アルファディオス》]]等とは異なり、[[召喚]]以外での場に出す行為にも適応されるという徹底ぶり。[[《黒神龍グールジェネレイド》]]や[[サイキック・クリーチャー]]も当然[[ロック]]に引っかかる。
[[呪文]]に対する耐性はないが、相手[[単色]][[クリーチャー]]の能力による[[除去]]ができないため場持ちは良好。限られた[[除去]]札をもっているか、押し切るだけの盤面を維持できないなら相手の敗北は濃厚である。[[除去]]札を引けなければそのままゲームエンドであるし、引けたとしてもスキップしたターンの[[アドバンテージ]]は帰ってこない。
多くの[[S・トリガー]][[クリーチャー]]や[[ニンジャ・ストライク]]を封じるため、詰めの一手としても非常に優秀。下記の[[呪文]][[ロック]]と合わせて、後の「[[大王>《龍世界 ドラゴ大王》]][[VAN>《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]][[ナイン>《偽りの王 ナンバーナイン》]]」や「[[単騎>《単騎連射 マグナム》]][[ラフルル>《音精 ラフルル》]]」と呼ばれる領域に到達していたと考えると恐ろしい話である。
単体でも単色[[デッキ]]や[[多色]][[クリーチャー]]を採用していない[[デッキ]]は出されただけで頓死しかねない、非常に強烈な[[ロック]]である。
また、[[呪文]][[ロック]]と掛け合わればあらゆる行動をほぼシャットアウトできる。[[多色]][[クリーチャー]]による[[除去]]など、[[ロック]]を崩す手段は非常に限られており、わかりやすい[[即死コンボ]][[ロック]]になる。現役時は[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]や[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]と組んで[[環境]]を席巻した。
代わりに7[[コスト]]というそこそこ重い[[進化]][[クリーチャー]]であるが、[[進化元]]指定は[[多色]][[クリーチャー]]とかなり緩い。歴代のアルカディアス系とは異なり[[ロック]]能力は自分には適応されないため、場に出した時の運用性は抜群。[[デッキ]]構築における制約はかなり緩く、[[多色]][[クリーチャー]]の確保と[[コスト]]の重さの条件さえクリアできればあらゆる[[デッキ]]に投入が検討できる。
運用性に対して非常に高い制圧力を誇る[[システムクリーチャー]]であり、出た当初から[[環境]]のあらゆる場面で出没。[[速攻]]でもない限りは、盤面保持なり[[フィニッシャー]]なりで[[単色]][[クリーチャー]]に依存した[[デッキ]]はことごとく淘汰され、[[環境]]から姿を消していった。
登場以降の[[デッキ]]は常に《聖鎧亜キング・アルカディアス》を意識した構築をするのが基本であり、無理やり[[闇]]をタッチしてでも[[《デーモン・ハンド》]]等の[[呪文]]による[[除去]]が積載されるようになった。[[デッキ]]構築の時点から圧倒的な存在感を放つ[[カード]]であり、[[デッキビルディング]]の幅を狭める要因となっていた。
そのような点が問題視されたため、最終的に2010年5月15日付けで[[プレミアム殿堂]]に指定された。この[[カード]]を目にするのは[[殿堂ゼロデュエル]]など、特殊な[[レギュレーション]]に限られるだろう。
**ルール [#w8bb7a17]
-上記もしたが、[[ロック]]能力は[[置換効果]]である。[[置換効果]]は連鎖しないという[[ルール]]があるため、[[置換効果]]によって[[バトルゾーン]]に出す行為でのみ、[[ロック]]能力をすり抜ける事が出来る。
--わかりやすい例として旧型[[マッドネス]]が存在する。[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]は[[ロック]]能力をすり抜けながら[[バウンス]]してくるため要注意。
-逆に[[《剛勇霊騎エシャロット》]]の[[O・ドライブ]]等「[[墓地]]に置く」事に対する置換効果は、《聖鎧亜キング・アルカディアス》の[[ロック]]能力が[[置換効果]]であるが故に連鎖できないため、普通に[[墓地]]行きとなる。
-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]等、[[コスト]]の支払いを別のものに置き換えて[[召喚]]する[[効果]]の場合、''召喚する事自体は置換効果の影響がないため、このクリーチャーの能力に引っかかる''裁定となっている。(事務局確認日:2016/08/19)
-[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[文明追加]]で[[クリーチャー]]が[[多色]]になる場合、[[バトルゾーン]]に出るまでは[[《黒染妃ゼノビア》]]などの[[効果]]を受けていないため、[[墓地]]行きとなる。
-[[バトルゾーン]]に[[《薫風妖精コートニー》]]がいる状態で[[《母なる紋章》]]などで[[マナゾーン]]から[[単色]][[クリーチャー]]を出す場合、[[マナゾーン]]を離れた[[クリーチャー]]は[[単色]]に戻っているため、[[多色]]扱いにならず[[墓地]]行きとなる。
-[[《薫風妖精コートニー》]]などと[[《黒染妃ゼノビア》]]などが両方いる場合も[[墓地]]行きとなる。「[[マナゾーン]]を離れたので[[単色]]になり、[[バトルゾーン]]に出ることができない」。
-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]の場合、[[シールド・フォース]]自体は[[cip]]ではないためタイミング的に発動するが、そもそも[[バトルゾーン]]に出ることがないため、やはり[[墓地]]に置かれる。
-[[《一なる部隊 イワシン》]]を墓地からバトルゾーンに出す場合、「バトルゾーンに出るかわりに墓地にとどまる状態となるため」、《イワシン》の「どこからでも墓地に置かれた時」能力はトリガーしない。
//-[[手札]]からの[[召喚]]だけでなく、[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《紅神龍バルガゲイザー》]]などの[[コスト踏み倒し]]で出てくる[[クリーチャー]]も[[墓地送り]]となる。
//--そもそも[[バトルゾーン]]に出ていないので[[cip]]、[[pig]]のどちらも誘発しない。当然ながら[[セイバー]]など[[バトルゾーン]]のみに影響を及ぼす[[効果]]は使えない。
この手のカードを使用する際は[[デュエル・マスターズ公式HP]]のQ&Aで一度確認をしておくとよいだろう。また、当wikiの[[置換効果]]をよく参照しておきたい。
一応、ほとんどのケースで[[墓地]]行きになってしまうということは頭に入れておきたい。
**環境において [#j6976f08]
[[極神編]]の[[DM-26]]で登場以来、[[環境]]のあらゆるところで活躍。あっという間に[[環境]]を制圧する。
その運用性の高さから、[[【ハイドロ・ハリケーン】]]、[[【イニシエート】]]、[[【除去ガーディアン】]]など、既存の[[デッキ]]でも[[進化元]]となる存在がいればそのまま[[フィニッシャー]]として採用され、流れるように[[環境]]に浸透。
[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]の[[《無頼聖者スカイソード》]]やその[[サイクル]]が[[進化元]]としてうってつけであった上、《聖鎧亜キング・アルカディアス》と同弾で[[《腐敗聖者ベガ》]]や[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]の同型[[サイクル]]が登場。[[多色]]の[[デッキ]]は少しこれらを投入するだけで《聖鎧亜キング・アルカディアス》の運用が可能になった。
当然ながら[[【キング・アルカディアス】]]や[[【5色フェアリー・ミラクル】]]など《聖鎧亜キング・アルカディアス》を軸にしたデッキも出現。同[[極神編]]のエースである[[【ゼン&アク】]]や[[《龍仙ロマネスク》]]入りのデッキにも平然として投入され、存在を知らしめた。
同時に、[[【ヘヴィループ】]]や[[【連ドラ】]]、[[種族]][[デッキ]]など、《聖鎧亜キング・アルカディアス》によって無力化されやすい[[デッキ]]はことごとく[[環境]]から消え去った。特に[[種族]][[デッキ]]への影響は大きく、[[【グランド・デビル】]]は勿論、いち早く《聖鎧亜キング・アルカディアス》を取り入れた[[【イニシエート】]]や[[【ガーディアン】]]も、結局[[【キング・アルカディアス】]]によって殲滅させられることになる。
最終的に、[[戦国編]][[環境]]に置ける[[種族]][[デッキ]]と呼べるものは[[【ナイト】]]、[[【ドルゲーザ】]]、[[【マルコビート】]]程度であり、単に[[種族]]で固めただけでは通用しない[[環境]]になっていった。
[[《デーモン・ハンド》]]など[[呪文]]による[[除去]]が多く詰まれるのがこの[[環境]]の常識であり、[[闇]]入りの[[デッキ]]が増えるのも自然な流れであった。
既存の[[デッキ]]で《聖鎧亜キング・アルカディアス》を使わない[[デッキ]]でも[[【ヘヴィ・デス・メタル】]]や[[【ドルゲーザ】]]、[[【グールジェネレイド】]]、[[【マルコビート】]]などは[[コントロール]]よりにすることで適応できたが、逆に言えばそれくらいしか生き残れなかったともいえる。特に[[ビートダウン]]は、[[闇]]入り[[【マルコビート】]]以外すべて死滅したといってもいい。
夫婦[[ロック]]、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]との[[ロック]]突破のために、[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]や[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]に注目が集まるのも、《聖鎧亜キング・アルカディアス》盛期の特徴である。
[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]は[[DMC-44 「エンドレス・オール・デリート」]]で採録され、盤面を捲り返しつつ次の[[進化元]]や[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]をも同時に[[破壊]]できる可能性を秘めていた。
[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]は、[[戦国編]]に入ると[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]にも同時にメタを張ることで大いに注目を集め、クセのなさも相まって幅広く使用された。
[[極神編]]の段階でも十分に強力だったが、[[戦国編]]に入ると、その凶悪さを遺憾なく露呈させる。
[[DMC-46>DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]での[[再録]]を果たし、入手難易度が大きく低下。[[《腐敗聖者ベガ》]]も同時に採録されたほか、[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]など優秀な[[進化元]]を獲得。運用性に磨きがかかる。
これで[[環境]]で見かける機会がさらに増えたのはいうまでもないが、これはカジュアルでも《聖鎧亜キング・アルカディアス》を見る機会が増えたことを意味しており、資産が乏しい人でも手軽に入手できるようになった。《聖鎧亜キング・アルカディアス》はしっかりした構築をしなければ対応するのは難しく、少なくとも知識の乏しい者や[[ジャンクデッキ]]では全く歯が立たない存在であり、カジュアル間での[[デッキ]]殺しが加速したのは、余談ながら明記しておくべきだろう。
[[戦国編]]は[[単色]][[カード]]を推進する弾であったが故に[[ロック]]能力の強力さはひとしおであり、[[多色]]がプッシュされていた[[極神編]]以上に多くのプレイヤーが、《聖鎧亜キング・アルカディアス》のもたらす[[デッキ]]構築時の制約に苦しめられることになった。[[戦国編]]では[[サムライ]]に乗じて[[ドラゴン]]強化が図られたが、《聖鎧亜キング・アルカディアス》の[[ロック]]能力と高い[[パワー]]の前には成す術もなかった。
反面で[[【キング・アルカディアス】]]の系譜は、優秀なサブ[[フィニッシャー]]である[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を獲得し、より[[グッドスタッフ]]な構築が可能に。夫婦[[ロック]]に特化したものはそのままで、[[【ギャラクシーコントロール】]]や[[【ネクラギャラクシー】>【白黒緑コントロール】]]等[[グッドスタッフ]]型が派生し、活躍した。
[[神化編]]に突入すると、[[DM-33]]で[[《母なる星域》]]が登場。あろうことか《聖鎧亜キング・アルカディアス》の制約であった重さが機能しなくなり、[[マナ]]から簡単に引っ張りだせるため運用性が格段に上昇。[[《神秘の宝箱》]]と合わせれば[[マナブースト]]を兼ねて[[サーチ]]する極めて合理的なムーブが可能であり、[[マナゾーン]]待機で[[ハンデス]]を回避できる上、《聖鎧亜キング・アルカディアス》と[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の同時出しも容易くなった。結果、夫婦[[ロック]]特化の[[【キング・アルカディアス】]]は大幅な強化を受けることになり、速度も格段に上昇、[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]と合わせれば[[速攻]]にすら間に合うのも珍しい話ではなかった。
これは単なる可能性止まりの話ではなく、実際この[[環境]]は同じ[[《母なる星域》]]&[[《エンペラー・キリコ》]]や[[《邪神M・ロマノフ》]]などで早い段階で即死させられるケースが増えており、[[ビートダウン]]は[[【黒緑速攻】]]級の速さがないと先に落とされてしまうレベルにまで加速していた。実際[[【マルコビート】]]や[[【赤緑速攻】]]は完全に姿を消し、[[環境]]に適応しやすい[[【ドルゲーザ】]]ももうメタとは言えなくなっていた。
[[神化編]]期の2009年12月19日、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などとともに、ついに[[殿堂入り]]。相手に出された場合、とりあえず眼前の一体を潰せば[[回収]]のひと手間でもないと再度出てこなくなった。これにより、別の[[コンセプト]]の[[デッキ]]が《聖鎧亜キング・アルカディアス》のためだけ[[進化元]]を確保するのがリターンにあわなくなったため、採用できる[[デッキ]]は確かに減った。
しかし、運用性が下がったかといえばそうでもなく、[[【キング・アルカディアス】]]など特化したものにはあまり痛手にならなかった。というのも[[《母なる星域》]]と[[《神秘の宝箱》]]の前では、1枚であろうと相変わらず簡単に引っ張り出すことが可能だったのである。[[シールド]]に埋まってしまう事故が増えたほか、任意的にそれを引き起こす[[《パクリオ》]]が脅威になるようにはなったものの、構築的には《聖鎧亜キング・アルカディアス》が2枚から1枚になった程度の変化しかなかった。
また、もともと[[進化元]]が豊富で難なく《聖鎧亜キング・アルカディアス》を採用できる[[【5色フェアリー・ミラクル】]]などには相変わらず投入され、それらはもともと[[ハイランダー]]気味であったために痛手にならなかった。
[[神化編]]末期の2010年5月15日、[[プレミアム殿堂]]入りが決定。前回[[殿堂入り]]したばかりであるため、いかにこの[[カード]]が[[メタ]]で活躍していたかがわかる。同時に[[《スパイラル・ゲート》]]も殿堂入りしたことから、新たに登場する[[サイキック・クリーチャー]]に対する強烈なメタカードになってしまうのも要因の一つか。これにて数々の[[単色]][[デッキ]]を苦しめてきた夫婦ロックは消滅した。ちなみに、[[進化クリーチャー]]初の[[プレミアム殿堂]]である。
[[ロック]]能力は、刺さると刺さらないの相手・状況が極端に分かれるものの、刺さる相手には強弱関係を超えて、抹消してしまうくらい危険な効果であることを痛感させてくれた[[カード]]であるといえよう。
また、この[[カード]]が存在する[[環境]]では、[[【速攻】]]や[[【マッドロマノフワンショット】]]といった超速度以外の全[[デッキ]]が「[[単色]][[クリーチャー]]に頼らない[[除去]]手段」を多めに積むことを要求された。
今後に登場する単色[[クリーチャー]]や[[デッキ]][[コンセプト]]に悪影響を及ぼしかねない存在であり、[[プレミアム殿堂]]入りは必然であったといえる。
[[インフレ]]もだいぶ進み、[[殿堂解除]]が実装されたものの、上振れした時の[[環境]]破壊能力の高さは今だ計り知れず、易々とできるような[[カード]]ではいうまでもない。
[[ロック]]能力の性質自体がゲームをつまらないものにさせかねず、そのことを踏まえれば万一にでも[[環境]]に顔を出すこと自体があってはならないといえる。また、現役時は延々[[デッキビルディング]]に影響を与え続けた実績があり、存在自体が癌となりかねないのも危険なところである。
**その他 [#xb8e6267]
-[[《アストラル・リーフ》]][[《超竜バジュラ》]]などの歴代凶悪[[進化クリーチャー]]さえも[[殿堂入り]]で留まっていたことを考えると、この[[クリーチャー]]の決定力、[[環境]]への影響がよくわかる。[[進化元]]の幅が広いことも一因だろう。
[[単色]][[クリーチャー]]を根絶するゲームエンド級の能力を持ちながらも、7[[マナ]]と特段重くなかったことも問題であった。後に登場する[[ロック]]効果を持った[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]はコストがどちらも10を超え、[[《ダブル・リボルバードラゴン》]]は[[タップ]]されている時の自分のターン限定であり、[[《単騎連射 マグナム》]]に至っては自分のターン限定といった調整がなされてなお[[殿堂入り]]となっている。それだけこの[[クリーチャー]]の[[コストパフォーマンス]]が異常だったという事であろう。
-その一方、対である[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の方は[[殿堂入り]]すらしていない。[[単色]]の[[呪文]]主体[[デッキ]]ではまだまだ注意が必要。その[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の[[フレーバーテキスト]]から故人となったことが読み取れる。[[プレミアム殿堂]]への皮肉だろうか。さらにはすでに[[故人となった>プレミアム殿堂]]というのに、[[DMX-12]]の[[《お騒がせチューザ》]]の[[フレーバーテキスト]]の選択肢にも登場している。
-その後、クイーンと共に[[ゴッド・ノヴァ OMG]]の[[《邪帝右神 ブロック・パーティー》]]として復活。どちらも闇[[エンジェル・コマンド]]なので[[《ウェディング・ゲート》]]で同時に出して再婚、なんてこともできる。[[イラストレーター]]も同じ[[Norikatsu Miyoshi]]氏である。
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]および[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の[[ロック]]はこの[[クリーチャー]]と同じ[[置換効果]]方式である。偶然か否か、どちらもキング(前者は[[種族]]名、後者は「大王」の形で)の名を冠している。
-《聖鎧亜キング・アルカディアス》が[[プレミアム殿堂]]になる前には、[[cip]]でこのカードを[[除去]]できる[[クリーチャー]]は[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]、[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]、[[《霊騎死爵サー・アルビデス》]]、[[《闘竜炎霊パイロン》]]が存在していた。また、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]→[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]のような[[呪文]]に頼って[[除去]]する手段も存在する。
その他に《聖鎧亜キング・アルカディアス》を[[cip]]で[[除去]]できる[[多色]]クリーチャーには以下のクリーチャーが該当する。
--[[《悪魔神王バルカディアス》]]
--[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]
--[[《偽りの王 モーツァルト》]]
--[[《魔天聖邪ビッグディアウト》]]
--[[《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》]]
--[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]
--[[《偽りの王 ハチャトゥリアン》]]
--[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]
--[[《百族の長 プチョヘンザ》]]
--[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]
--[[《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》]]([[進化元]]は[[退化]]して残る)
--[[《悪魔神バロム・クエイク》]]
--[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]
--[[《ドキンダム・アポカリプス》]]
--[[《天気君》]]
--[[《悪魔聖霊フンボルト》]]
--[[《SSS級天災 デッドダムド》]]
……など
-[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]のb枠で[[再録]]されているが、[[殿堂解除]]とは相成らなかった。
-[[DMX-22]]のb枠で[[再録]]されているが、[[殿堂解除]]とは相成らなかった。
[[革命編]]以降環境の[[高速化]]によりこのクリーチャーを出すのも難しいと一部では言われているが、『[[単色]]がプッシュされる[[環境]]で単色を否定するこの[[クリーチャー]]はあまりに凶悪すぎる』、『[[闇]]入りの[[デッキ]]でなければ[[除去]]が厳しい為、必然的に[[デッキビルディング]]の幅を狭めてしまう』という[[プレミアム殿堂]]になった理由を考えれば殿堂解除がないのも妥当な話である。上記もしたが、[[環境]]に刺さってしまった時点でどれくらい幅広い[[デッキ]]に悪影響がでるか計り知れない。
--一応[[《カモン・レジェンド》]]や[[《超電磁 パックE》]]で[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]を開封してこのカードを当てれば、その試合中に限り使うことはできる。しかし狙って当てるのはかなり難しい。
--一応[[《カモン・レジェンド》]]や[[《超電磁 パックE》]]で[[DMX-22]]を開封してこのカードを当てれば、その試合中に限り使うことはできる。しかし狙って当てるのはかなり難しい。
--後に[[調整版]]である[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]が登場。そちらは[[環境]]の[[高速化]]や[[進化元]]の縛りが相対的にかなり厳しくなったことから[[メタゲーム]]上ではほとんど見かけない。
-他[[種族]]を兼ねる最初の[[ロスト・クルセイダー]]の一つでもある。
-[[デュエル・マスターズ]]の[[光]]の[[クリーチャー]]で人間的な顔の[[イラスト]]は珍しい。[[DM-26]]の[[シークレットカード]]の一つとして[[アルトアート]]のバージョンがあり、こちらは完全に顔が鎧で覆われている。天使のような羽もついており、正統派なアルカディアス系といった趣を感じさせる。
-漫画「FE」では[[イエスマン>Y(イエスマン)]]が[[白凰]]戦で切札として使用。[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]と併せて白凰の行動を封じたが、既に場に出ていた[[《聖霊王アルカディアス》]]に破壊された。&br;その後「SX」では白凰が使用し、[[サプライズ猿飛]]の[[《威牙の幻ハンゾウ》]]を封じて[[フィニッシャー]]となったが、[[白凰]]が使用することは珍しいようで、[[天地>天地 龍牙]]には「これってイエスマンの[[切り札]]じゃ(ないのか)!?」と言われた。
-アニメでは「ゼロ」の11話から白凰の新たな切り札として登場している。
**関連カード [#g2e02b58]
-[[《聖霊王アルカディアス》]]
-[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《邪帝右神 ブロック・パーティー》]]
-[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]
-[[《ダブル・リボルバードラゴン》]]
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]
-[[《単騎連射 マグナム》]]
**[[フレーバーテキスト]] [#lde962c4]
-[[DM-26]]&br;'''[[神に叛きし者達の王>《聖霊王アルカディアス》]]と、[[神のしもべ>ロスト・クルセイダー]]。二つの相反する存在が今ひとつになる!'''
**収録セット [#y38210ae]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」>DM-26]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]
-illus.[[hippo]]
--[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」]]
**参考 [#u4c24ed1]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[ロスト・クルセイダー]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[タップイン]]
-[[多色]]
-[[クリーチャー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[置換効果]]
-[[墓地]]
-[[ロック]]
-[[シークレットカード]]
-[[殿堂入り]]
-[[プレミアム殿堂]]
-[[【キング・アルカディアス】]]
----
公式Q&A
>Q.相手のバトルゾーンに''《聖鎧亜キング・アルカディアス》''がいて、自分のバトルゾーンに[[《薫風妖精コートニー》]]がいる時、マナゾーンから単色のクリーチャーをバトルゾーンに出すことはできますか?
A.はい、出来ます。クリーチャーをマナゾーンからバトルゾーンに出す際、バトルゾーンに置かれるまではそのクリーチャーはマナゾーンのカードという扱いになります。マナゾーンからクリーチャーを出そうとしているタイミングでは[[《薫風妖精コートニー》]]の能力で多色になっているので、''《聖鎧亜キング・アルカディアス》''の能力の対象にはならず、バトルゾーンに出たのと同時に単色のクリーチャーになります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33268]]
&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);