電磁魔天(でんじまてん)イエス・ザナドゥ》 [編集]

電磁魔天イエス・ザナドゥ SR 光/水/闇文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/サイバー・コマンド 11500
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、または攻撃する時、「S・トリガー」を持つ呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに表向きのままシールド化する。
自分が呪文を唱えた時、それよりコストが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。

DM22-EX2で登場した//エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/サイバー・コマンド

cipおよびアタックトリガー墓地S・トリガー呪文を1枚コスト踏み倒しでき、こうして唱えた後はその呪文表向きシールド化する能力を持つ。
また、呪文を唱えた時その呪文よりコストが小さい相手クリーチャー1体を破壊する能力も持つ。

墓地から唱えるのでS・トリガー付きとはいえ使い終えて墓地に待機している呪文を再利用できるというのは回収するよりもメリットが非常に大きい。
その上唱えた呪文はシールド化されるので、その呪文が持つS・トリガーによって相手の攻撃を牽制できる。
もちろん、S・トリガーによって墓地に置かれた呪文をまた使う、といったループも作れる。
《奇天烈 シャッフ》数字選択による呪文ロックに弱いが、こればかりは仕方がない。

S・トリガーを封じるシールド焼却のカウンターになりうる。シールド焼却を受けても相手の攻撃を凌ぎ切れば、墓地に置かれた呪文を次のターンで唱えつつまたシールド化させることが可能である。S・トリガー呪文詠唱でシールド焼却の発生源を対処できれば最高。

クリーチャー破壊は、唱えた呪文のコストが高いほど範囲は広がるので、高コストの呪文を揃えておきたい所。
このクリーチャーcipおよびアタックトリガーで踏み倒した呪文も対象となるためうまく利用したい。
ただし強制であるためpigや選ばれた時に能力を発動するクリーチャーしかいない時は注意。
また、こちらはS・トリガー指定がないため、手打ちの通常呪文からでも破壊を誘発できる。自前のコスト軽減代替コストを持つ呪文と組み合わせると強力。例えばオーバーキルだが、《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》ならノーコストで11以下火力を放て、コスト《夢幻の無》ムゲンクライムで使用すればコスト∞以外ならいかなるクリーチャーでも倒せる。

文明・コスト・種族・能力から《ヘブンズ・ゲート》《クリスティ・ゲート》《ルシファー》などから踏み倒せる。それらをすぐに再使用し、さらにS・トリガーとして防御に回すということも可能。もちろん、《ミステリー・キューブ》のような縛りの緩い踏み倒しトリガー呪文とも相性がいい。

特に大きいのは《ヘブンズ・ゲート》から呼び出した時にそちらを事実上増幅させることができる点であろう。《闘門の精霊ウェルキウス》と共に呼び出してから一気に《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》《∞龍 ゲンムエンペラー》(こちらは《闘門の精霊ウェルキウス》経由)のカウンター封じコンビを展開できれば理想的。

また、色の合う強力なS・トリガーの防御札には《アルカディア・スパーク》《支配のオラクルジュエル》がある。
どちらも8コストなので7コストまでにコスト火力を放つ事ができ、このカード自身がエンジェル・コマンドなので前者の発動条件も難なくクリアできる。使った後はこのクリーチャーのアタックトリガーで盾に埋め直し、盤石な布陣を敷く事ができると相性抜群。若干色がズレるが、《蒼龍の大地》《神歌と繚嵐の扉》から踏み倒し、盾に埋め直しつつ更に展開するのもよい。

コスト9のコマンドクリーチャーなので、【九極侵略】に入る可能性がある。《ヘブンズ・ゲート》にも対応するブロッカー【九極侵略】には多く入るので、シナジーする。【4色ロマノグリラ天門】のような巨大ファッティを重用するデッキにも適性がある。

ルール [編集]

  • 「呪文を唱えた時」のトリガー能力は、呪文唱える前からバトルゾーンにこのクリーチャーがないと誘発しない。
    したがって、《ヘブンズ・ゲート》などでこのクリーチャーを出した時は誘発しない。直後にcipで再度《ヘブンズ・ゲート》を唱えた時は、唱える前からバトルゾーンにあるため誘発する。
    • なお、この能力は強制である。pig選ばれた時能力持ちしか相手にいなかったとしても使う必要があるし、ターン1の制約もないので呪文を唱える度に誘発するため、使い忘れにも注意しなければならない。

環境において [編集]

登場から【白青天門】【白青黒天門】などの色の合う【ヘブンズ・ゲート】を中心に使われ、【白緑巨大天門】タッチされる場合もある。

その他 [編集]

  • イラストのクリーチャーにはXとYが重なった形状の傷が刻まれている。このことやカード名、収録パックのコンセプトから考えると、Y (イエスマン)X (キサナドゥ)をモチーフとしたカードだと考えられる。
  • DM23-BD7版では、一番下の能力テキストの「破壊」能力が強制から任意になっているが、テキスト不備だっだようで、後にエラッタがアナウンスされた。そちらも変わらず強制として扱う。[2]

アニメにおいて [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 3つ目の能力について

Q.相手の《偽Re:の王 ナンバーナイン》がいて、呪文を唱えられない状況です。
この状況で《電磁魔天イエス・ザナドゥ》の「出た時、または攻撃する時」の能力を使った際、呪文は唱えられないですが、墓地の呪文を選んでシールド化だけすることはできますか?
A.いいえ、その状況ではシールド化もできません。
カードの使用が禁止されている場合、効果でカードを使用することもできません。呪文を唱えられない状況では、呪文を唱えようとすることもできないので、そのカードをシールド化することもできません。
引用元(2023.2.17)


[1] デュエプレ限定の《超絶究極神》を除いた値。そのゴッド・カード全体を1枚としてカウントするなら8枚目となる。
[2] https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/316660/