闇鎧亜(やみがいあ)ジャック・アルカディアス》 [編集]

闇鎧亜ジャック・アルカディアス P 闇/火文明 (4)
クリーチャー:スピリット・クォーツ/ロスト・クルセイダー 1000
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
このクリーチャーが出た時、相手のコスト4以下のカードを1枚破壊する。

DMBD-01で登場した/スピリット・クォーツ/ロスト・クルセイダー

S・トリガースレイヤーを持ち、cip能力により、バトルゾーンにある相手のコスト4以下のカードを1枚破壊する。

4コストというのは躊躇なく手打ちを狙えるサイズで、3、4ターン目には何も考えず汎用性の高いカード指定除去を放てる。相手の行動の起点となるクリーチャーをどかしつつ、おまけにスレイヤーで後続のアタッカーに睨みを利かせられる。

多色単色の違いや、S・トリガーの有無、cipを使い切っても後続アタッカーとして使えるなど、意外とユーティリティは広い。特に《Mの悪魔龍 リンネビーナス》リアニメイトできるのは地味ながら強力で、《ドギラゴン剣》に続く連鎖を邪魔するメタクリーチャーを破壊できる。

【5色ドギラゴン剣】では相手の《禁断〜封印されしX〜》が残り1枚という状況でこれと《オリオティス・ジャッジ》を使えば、相手に望まぬ禁断解放をさせた上で《伝説の禁断 ドキンダムX》を即座に除去し、特殊敗北に追い込むことができる。

環境において [編集]

新章デュエル・マスターズ環境では【緑単ループ】【白緑メタリカ】《ベイB ジャック》をメタるカードとして注目された。

使いやすさが見直されると、【赤黒ドギラゴン剣】【青黒赤ドギラゴン剣】でぽつぽつ採用されていく事に。小型のブロッカーによる守りを除去で蹴散らし、《蒼き団長 ドギラゴン剣》などで殴り切るという戦術が当時の黒赤系の【ドギラゴン剣】における勝ちパターンの1つであった。

比較対象は全体除去持ちの《メガ・マグマ・ドラゴン》《温泉 湯あたり地獄》など。3コストより上のクリーチャーも狙えるのは《湯あたり地獄》にない長所である。

双極篇環境ではパワー1000であっても【赤白“轟轟轟”ブランド】に入るウィニーを殴り返すのには十分だったため、アタッカーになれる点での評価が比較的高くなった。同じく実質コストが4の《“乱振”舞神 G・W・D》とはシールドブレイクする必要がない点で除去としては差別化可能。カード指定除去に関しても、《Dの牢閣 メメント守神宮》墓地送りにできることが特に評価された。

超天篇環境前半では軽量級ないし中量級による殴り返し合戦が常だが、ここに来てスレイヤーのおかげで相手の殴り返しにある程度強く出られるという個性が光るようになった。【青黒緑デッドダムド】侵略元の多くが射程圏内に入る上に、《SSS級天災 デッドダムド》に即侵略できる《虹速 ザ・ヴェルデ》さえもマッハファイターによるコスト踏み倒しメタ除去のために侵略を待つプレイングがあり、そうして場面で返り討ちにできた。

十王篇においては《リツイーギョ #桜 #満開》《U・S・A・BRELLA》の両方を早期に除去できる札として注目が上がった。

ところが王来篇環境ではより軽い《メッチャ映えタタキ》《超英雄タイム》が優先されることが増加。S・トリガーもよりカードパワーの高いものが優先されるようになったことも相まって、総じて他との比較で「帯に短し襷に長し」というべき評価が増えた。一応DMRP-19期には、場が整っていればマナ拘束や中途半端な重さを克服できる【ゼロ・ルピアループ】で汎用除去として使われる場合がある。

2022年1月1日殿堂レギュレーション改訂によって【ゼロ・ルピアループ】が環境から姿を消すと、【青魔導具】対策として【ダークネスコントロール】で使われるケースも一部で見られるようになった。最速で《卍 新世壊 卍》除去するというよりは、《斬罪 シ蔑ザンド》によるスーサイド《絶望と反魂と滅殺の決断》によるリアニメイトで再利用を続けることで【青魔導具】を縛るための札として活躍している。この点は軽量カード指定除去呪文では真似できない。【青魔導具】対面では中盤以降にハメれば良いので、2枚程度など枚数を抑えた採用がメイン。

DMEX-19期になると様々なデッキがオリジナル環境に舞い込んだため、汎用性軽さのバランスの良いS・トリガーカード指定除去ということで【青黒赤緑邪王門】を中心に色の合うデッキに投入されるケースが目立つようになった。

ゴッド・オブ・アビス期になると需要は落ち着いたが、依然として好みに合わせて【ライオネル.Star】【青魔導具】などの非クリーチャー対策として使われることがある。【4色万軍投】のような除去を積む枠を見つけやすいリソース系デッキにも採用されることがあり、《BAKUOOON・ミッツァイル》で砕くことができるため無駄がない。

ルール [編集]

その他 [編集]

  • 上述の通り当初の評価は低かったが、登場時点でもカードタイプ違いの下位種である《トーチング・パニッシュ》と比べるとコストパフォーマンスは優良であった。スレイヤーS・トリガーが1コスト(パワー1000)分の査定であり、《トーチング・パニッシュ》が3コスト(パワー3000)分であると考えると、このクリーチャーの4コスト2色(5コスト単色と同じ基準パワーになる)はコスト論的にパワー1000のクリーチャーが付いている分だけオーバーしていることになる。
  • アニメ『キングMAX』では第4話の回想で鬼札 アバクが王来学園で行われたデュエマ大会で使用し、カードのみの登場だった。
  • 書籍『デュエル・マスターズ 十王篇フルコンプリートBOOK2』で再録されており、《下町のナポレたん》と対になっている。

関連カード [編集]

イラストに描かれているクリーチャー [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の能力で、バトルゾーンにあるカードを選ぶとはどういうことですか?
A.クリーチャーの他にD2フィールド、ドラグハート・ウェポンなど、バトルゾーンに存在するカードであれば選ぶことが出来ます。
引用元

Q.《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の能力で、バトルゾーンにあるコスト4の進化クリーチャーを選びました。どうなりますか?
Aこの場合進化クリーチャーの一番上のカードのみ選ばれたことになりますので、一番上のカードだけが墓地に行き、進化元として下にあったカードは適正なものが残ります。バトルゾーンにあるクリーチャーが墓地に置かれたため、これは破壊として扱われます。
引用元

Q.《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の能力で、バトルゾーンにある進化クリーチャーの下に進化元としてあるコスト4のクリーチャーを選ぶことは出来ますか?
Aはい。そのカードは墓地に送られますが、進化クリーチャーは進化元なしでバトルゾーンに残り続けます。クリーチャーの下に重ねられているカードが直接墓地に置かれる場合は、破壊として扱われません。
引用元

Q.《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の能力で、バトルゾーンにあるNEO進化クリーチャーの下に進化元としてあるコスト4のクリーチャーを選ぶとどうなりますか?
A進化元のクリーチャーは墓地に送られ、下にカードがなくなったためNEO進化クリーチャーは通常のクリーチャーに戻ります。
引用元

Q.《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の「出た時」の能力で、呪文側のコストが4の《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》を破壊できますか?
A.いいえ、破壊できません。バトルゾーンにクリーチャーとして存在しているツインパクトカードを選ぶ場合、クリーチャー側のコストを参照します。
引用元(2021.9.24)