《「是空(ぜくう)」の(おに) ゲドウ権現(ごんげん) [編集]

「是空」の鬼 ゲドウ権現 SR 闇/火文明 (6)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 7000
<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーの召喚コストを4少なくする。
スピードアタッカー
スレイヤー
W・ブレイカー
自分がゲームに負ける時または相手が勝つ時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。

DMEX-10で登場した/デモニオ/鬼札王国

《不敗のダイハード・リュウセイ》同様の敗北を破壊に置き換える敗北回避能力を持つが、pigによって継続的に敗北を回避する能力は持たない。つまり、ダイレクトアタックによる敗北も数で押されれば、このクリーチャー1体で止めきることはできない。
もちろん、《不敗のダイハード・リュウセイ》でも止めることのできないライブラリアウト継続的効果のある相手の特殊勝利や自分の特殊敗北、相手の《水上第九院 シャコガイル》特殊勝利[1]当然このクリーチャーで防ぐこともできず、従来の敗北回避能力の中では防御範囲が狭い。最悪、劣化ブロッカーのような使い勝手となる。

本命は、鬼タイム発動によるコスト軽減で2コストで出すことができる点だろう。
スピードアタッカースレイヤーW・ブレイカーも持っているクリーチャーが、2コストというウィニー並みの軽さで出せるのは驚異的。
敗北回避能力をオマケと割り切ったとしても、【赤黒ジャオウガ】では十分に採用価値のあるカードと言える。
自らシールドを減らす鬼タイムであれば敗北回避能力に救われる機会も多いだろう。

また、2コストで召喚できれば複数並べることも容易。敗北回避の防御範囲が狭いと言っても2体以上並べることができれば、ビートダウンに対しては強力な壁として役に立ってくれるだろう。

多色のコスト6のW・ブレイカーと言う事で《蒼き団長 ドギラゴン剣》ファイナル革命でも登場させる候補にもなる。
このカードの登場時点の【赤黒ドギラゴン剣】はギリギリの打点で攻めることがざらであり、【ドギラゴン剣】ミラーマッチでは打点ずらしやごり押しした相手の《蒼き団長 ドギラゴン剣》に対する処理手段として有用。

  • 他のカードではよく見られる「ただし、コストXより少なくならない。」という表記がない。自身の能力だけではコストが文明の数以下になることがないからだろう。他のカードの効果によってコスト軽減される場合は、そのカードの制限に従うことになる。

環境において [編集]

DMBD-15期に【赤黒ドギラゴン閃】が成立すると、選択枠に入るようになった。

メディアでの活躍 [編集]

その他 [編集]

  • 「是空」とは経典に登場する「色即是空」から来た言葉。『世のあらゆる物は不変のものではない』という意味。
    本来なら「色」「即是」「空」で切るのが正しいが、「是空」の意味としては『形のない存在』といったところだろうか。
  • 「ゲドウ」とは、おそらく仏教用語の「外道」で、悟りを得る内道(ないどう)に対する言葉である。 経典によっては「異道・邪道」などとも呼ばれる。 転じて、一般でいう「悪党・人道を外れた人間」を指してののしる言葉にもなっている。
  • 「権現」とは、日本の神々を仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号(例:愛宕権現、飯縄権現)。しかし、当然ながらでもなければ神話が絡むオリジンでもない。
    • 「ゲドウ」の「権現」という名前から、さしずめ「邪悪の化身」といったところか。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] 置換効果は連鎖しないルールから