ジョーカーズ [編集]

月刊コロコロコミック2017年3月号で初登場した種族、もしくはカードの特性

新章デュエル・マスターズ期では、デュエル・マスターズにおける「第6の文明」・ジョーカーズ文明として宣伝されることが多かったが、ゲーム上では種族として扱われる。ジョーカーズ文明はあくまで種族的な立ち位置であるため、有色との併存が可能。

ジョーカーズのカードは右上(マナコストの反対側)にジョーカーズのシンボルが入っている(後述の参照能力でチェックしやすくするためと思われる)。マナ数のシンボルも「J」の文字の形になる。種族欄は他の種族と違って白地になっている。

初期の頃は無色しかいなかったが、無色故に他人の影響を受けて他の文明に変化する性質がある。

  • 「小学生である切札 ジョーが創造した」と言う設定から、応援団ミラーボールなどをはじめ、現代的であったり小学生に身近な存在であったりするものをモチーフとしたカードが多い。特に切札 ジョーの好物であるラーメンをモチーフにしたカードは頻繁に登場している。
    ※例
    カード名モチーフ及び元ネタ
    《キンチョーラー》大日本除虫菊の殺虫スプレー「キンチョール」
    《TOYザマス》玩具量販店「トイザらス」
    《ファイト! イッパツマン》エナジードリンク+「リポビタンD」+タツノコプロのアニメ「タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン」
    《SMAPON》スマートフォン+アイドルグループ「SMAP」
    《シャダンQ》遮断機+日本のロックバンド「シャ乱Q」
    《アゲアゲ・マイコー》マイク+「テンションアゲアゲ」+アメリカのエンターテイナー「マイケル・ジャクソン」
    《ウォッシャ幾三》洗濯機+演歌歌手「吉幾三」
    《ゴッド・ガヨンダム》画用紙+アニメ「機動武闘伝Gガンダム」の主役機「ゴッドガンダム」
    チーム切札昔話、童話、偉人など
    名前の元ネタは、2010年代の現役小学生とは思えないものが大量に存在するが気にしてはいけない。
    • カードイラストの背景が部屋の中だったり街中だったりとおおよそ我々人間が日常風景でもよく見られる光景が多い。山より大きかったり果ては宇宙規模にもなるサイズがザラにあるデュエルマスターズのクリーチャーとしては珍しく巨大さを感じさせないデザインになっている事が多い。《すわれ! 大焼きくん》《波乗りザブンプル》のような巨人のジョーカーズもいることはいるが。
    • 《波乗りザブンプル》《スポーツ大尉》のように通常エキスパンション版のカードに、背景ストーリー上には存在しないはずの普通の人間がカードイラスト内に背景の一部として描かれているものまで存在する。
      • 漫画「デュエル・マスターズ(2017)」5巻の巻末オマケ漫画では、作者の松本しげのぶ氏が「子供の願望を実現するクリーチャー」というコンセプトでジョーカーズの原画を描いて担当編集者に提出したことが明かされ、さらに「クリーチャーの生活感を描きたい」という目的がジョーカーズのデザイン担当に踏み切った背景にあったことが示されている。デュエチューブではネーミングも松本氏が考えていると明かされている。参考
      • 2019年のコロコロオンラインのインタビューでは概して「自分もドラゴンを出したくなかったのでドラゴンを使わずにかっこいいクリーチャーを作りたくてジョーカーズが生まれた」「日常にあるものをクリーチャー化したいと考えたので、もうその時点でクリーチャーワールドのクリーチャーではないと思った」「ジョー編でクリーチャーワールドを描けるようになったが、『主人公がクリーチャーワールドのクリーチャーを使ったら今までと変わらない』というのはあった」と開発意図について語っている。参考
  • 綴りは「Jokers」で、由来は「Joker(切り札)」の複数形である。また、「Joe Cards」で「ジョーのカード達」の意味も持つダブルミーニングと考えられる。
  • 新章期の構築済みデッキに収録されるフィニッシャーは、スーパー戦隊や勇者シリーズを彷彿とさせるような人型ロボットとなっており、またそれをデフォルメしたようなクリーチャーが同時収録されるのが特徴。
    命名ルールは「超○級(Q) 〜オー」となっている。後にそれらはゲキシンオーFTで「超勇者」シリーズとして定義され、お約束の合体を果たした。
  • 実は登場から6年半以上経った2023年11月時点でもスーパーデッキでの収録が1度もない種族である。
  • 能力傾向としては、自分の手札のジョーカーズを捨てて能力を発揮するカードがやや多い。

ジョーカーズ(無色) [編集]

最初に登場したジョーカーズ。この種族の基本形とも言える。
切札 ジョーデッキーという新マスコットキャラにオリジナルイラストをぶち込むことで誕生する、主人公格のクリーチャー軍団として描かれる。
エピソード3以来の無色サポート、非ドラゴン主人公格種族であり、黎明期の主人公カードがドラゴンだった切札 勝舞編や切札 勝太編とは一線を画す。また、主人公の初めてのメイン種族がドラゴンでないのは史上初。

カード名の欄は過去の無色カードと違い、白地の黒文字になっている。

ジョリー・ザ・ジョニー MAS 無色[ジョーカーズ] (7)
クリーチャー:ジョーカーズ 10000
スピードアタッカー
マスター・W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする。このクリーチャーがバトルゾーンに出たターン、各ブレイクの前に、相手のクリーチャーを1体破壊する。)
バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが5枚以上あれば、このクリーチャーはブロックされず、攻撃の後、相手のシールドもクリーチャーもなければ、自分はゲームに勝つ。

アウトレイジのように、単一種族内でも小型から大型まで幅広い種類のクリーチャーが用意されており、従来の無色カード同様に、5文明の特性のいずれかをつまみ食いしたかのようなスペックが散見される。

  • あくまで文明そのものではないので、「ジョーカーズ・マナ」と言うものも存在しない。コストの支払いに文明やジョーカーズを必要としない。にもかかわらず紹介記事等では新文明として紹介されているような文章がよく見られる、これは恐らくジョーカーズをゼニスオラクルとの関連性がないことをアピールする為だと思われる。
  • ジョーカーズ呪文も存在している。ジョーカーズを文明として参照できない都合上、呪文にもジョーカーズサブタイプを与えなければならないというゲーム上の利便性の問題だろう。
  • 攻撃中止させるカードは多々あるがDMRP-10まで、ブロッカーを持ったジョーカーズは存在しなかった。
    • DMRP-11にて、水文明のジョーカーズが初登場し、そちらがジョーカーズ初のブロッカー持ちとなる。
    • 依然として無色自然のブロッカー持ちは存在していない。その3つはいずれも単色ではブロッカーを持つことがほとんどないため当然といえば当然かもしれない。

参考 [編集]

タグ: 無色

ジョーカーズ(火) [編集]

DMRP-03で登場した、文明を持ったジョーカーズ。

マナ数のシンボルや種族欄の白地は無色ジョーカーズのものを踏襲している。また、他のカードに比べて白みの強い仕様になる。

メラビート・ザ・ジョニー MAS 火文明[ジョーカーズ] (7)
クリーチャー:ジョーカーズ 10000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
マスター・W・メラビート:このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、「J・O・E」能力を持つジョーカーズを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。このターンの終わりに、それらを好きな順序で自分の山札の一番下に置き、その後、こうして置いたクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに自分のジョーカーズが5体以上あれば、相手のクリーチャーをすべて破壊する。

専用能力「J・O・E」「マスター・メラビートマスター・W・メラビート)」を持つカードが存在する。

  • 漫画やアニメではボルツに影響を受けてジョーが生みだした。火のジョーカーズが持つ専用能力のJ・O・EB・A・Dの影響を受けて編み出しており、無色ジョーカーズに比べると、機械をモチーフにしたデザイン、さらには音楽関係モチーフが多い。

参考 [編集]

タグ: 火文明

ジョーカーズ(自然) [編集]

DMRP-07で登場した、自然文明を持ったジョーカーズ。

のものと同様、デザインはジョーカーズ特有のものになり、白みも強くなる。

タイク・タイソンズ UC 自然文明[ジョーカーズ] (2)
クリーチャー:ジョーカーズ 1000
Jチェンジ4(このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと自分のマナゾーンにあるコスト4以下のジョーカーズ1体を入れ替えてもよい)
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

専用能力「Jチェンジ」を持つカードが存在する。

  • ジョーカーズと同様、プレイする際は自然のマナが必要となる。
  • 屋外での活動やそのための道具をモチーフとしたものが多い。学校で使う道具がモチーフのデザインもある。

参考 [編集]

タグ: 自然文明

ジョーカーズ(水) [編集]

DMRP-11で登場した、文明を持ったジョーカーズ。

自然と同様、デザインはジョーカーズ特有のものになり、白みも強くなる。

ジョリー・ザ・ジョルネード MAS 水文明[ジョーカーズ] (7)
クリーチャー:ジョーカーズ/ワンダフォース 10000
マスターJトルネード:相手のターンの終わりに、このクリーチャーが自分の手札にあり、このターン中に自分の他の「マスターJトルネード」能力をまだ使っていなければ、自分のジョーカーズ・クリーチャーをコストの合計が10以上になるように好きな数選び、手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を3回する。
自分のジョーカーズはブロックされない。

専用能力「Jトルネード」を持つカードが存在する。

  • 自然ジョーカーズと同様、プレイする際は水のマナが必要となる。
  • 水場での活動や水に関する道具をモチーフとしたものが多い。水GRジョーカーズは電子レンジやディスクなど、機械モチーフ多め。

参考 [編集]

タグ: 水文明

ジョーカーズ(光) [編集]

DMRP-18で登場した、文明を持ったジョーカーズ

ハッピーたん C 光文明 (3)
クリーチャー:ジョーカーズ/レクスターズ 2000
このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。

モモキングアルカディアスの魂の共鳴が奇跡を起こし誕生した。

切札 ジョーの「嬉しい」や「楽しい」などの感情をもとにして生まれたジョーカーズ。

  • クリーチャーモチーフはポジティブな感情(現在は喜び・幸せ・勇気の3体)+トランプのスート(ハート、スペード、ダイヤなど)。(例)《ハッピーたん》→幸せ+ハート
    • 漫画では後述のジョーカーズと併せて「感ジョーカーズ」と呼ばれていた。

参考 [編集]

タグ: 光文明

ジョーカーズ(闇) [編集]

DMRP-19で登場した、文明を持ったジョーカーズ

ぴえんぱおん C 闇文明[ジョーカーズ] (2)
クリーチャー:ジョーカーズ/レクスターズ 2000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

禁断の力の暴走により生まれた存在。漫画、アニメではジョーの負の感情から誕生した。

  • こちらもレクスターズとの複合のみ存在。
  • この文明のジョーカーズの登場によって、ようやくジョーカーズにすべての文明が行き届いた。
    墓地を利用する闇文明らしい戦術がジョーカーズで可能に。
  • モチーフは負の感情(現在は怒り、悲しみ、寂しさ、ムカつきの4体)+動物。(例)《ぴえんぱおん》→悲しみ+象
  • 闇/火の多色ジョーカーズも同時期に登場。チーム切札ではない多色ジョーカーズで、フレームが白みの強いデザインになる。
  • 多色ジョーカーズは、両文明のイラスト法則が混ざっている。例)《うしおこまる》怒+牛若丸(歴史上の人物…火レクスターズジョーカーズ)

参考 [編集]

タグ: 闇文明

ジョーカーズ(チーム切札) [編集]

十王篇より登場した、チーム切札に所属するジョーカーズ。
童話や偉人などをモチーフにしている。

単色の場合は従来のジョーカーズと同じ白みの強いデザインになるが、多色の場合はジョーカーズでない他の種族と同じデザインの枠になる。

勝熱英雄 モモキング KGM 火/自然文明 (8)
クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/チーム切札 12000
<キリフダッシュ>[火自然(6)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火自然(6)]支払って召喚してもよい。
スピードアタッカー
T・ブレイカー
各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。

大長老より正式にレインボーの力を受け取ったことで、《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》に続き、/自然多色ジョーカーズが登場した。固有の能力である、キリフダッシュを持つジョーカーズもいる。
詳細はチーム切札を参照。

ジョーカーズ(レクスターズ) [編集]

王来篇より登場した、レクスターズに所属するジョーカーズ。

王来英雄 モモキングRX KGM 火/自然文明 (5)
クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/レクスターズ 6000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、手札を1枚捨て、カードを2枚引く。その後、このクリーチャーから進化できるコスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、このターン、このクリーチャーがバトルに勝つたびアンタップする。

チーム切札とイラストや名称ルールに共通点を持つクリーチャーも多く、チーム切札が抜けて代わりにそのままレクスターズが入ったような形である。

火、自然、光、闇に存在し、無色のジョーカーズにレクスターズ複合は存在しない。
水は《神帝英雄 ゴッド・モモキング》(水/火)のみ。多色は現時点で火/自然、火/光、火/闇、光/自然との複合が存在。
「魂の絆」サイクルで、闇/火、闇/自然のジョーカーズがマフィ・ギャングとの複合で存在する。

参考 [編集]

ジョーカーズ(特性) [編集]

ジョーカーズのシンボルを持つカードは、ツインパクトの両方の面で「ジョーカーズ」として扱われる。

オラマッハ・ザ・ジョニー MAS 自然文明 (8)
クリーチャー:ジョーカーズ 13000
T・ブレイカー
マスター・マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。このターン、このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップし、相手のシールドを1つブレイクする)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚自分のマナゾーンから手札に戻す。
相手が呪文を唱えた時、その呪文とコストが同じジョーカーズ・カードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、その呪文は効果を失う。
キング・ザ・スロットン7 SR 無色[ジョーカーズ] (7)
クリーチャー:ジョーカーズ 7777
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。それがすべてジョーカーズなら、その中からクリーチャーを1体、バトルゾーンに出す。そのターン、そのクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できる。残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
7777777 SR 無色[ジョーカーズ] (3)
呪文
S・トリガー
相手は自身の山札の上から3枚を表向きにし、自分はその中から1枚を選ぶ。その選んだカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべてと、表向きにした3枚を、相手は好きな順序で自身の山札の一番下に置く。

《キング・ザ・スロットン7/7777777》はクリーチャー面には種族にジョーカーズを持つが、呪文面にはサブタイプジョーカーズを持たない。
しかし、相手がコスト3の呪文を唱えたとき、《オラマッハ・ザ・ジョニー》の能力で手札から《7777777》を捨て、呪文を無効化することができる。

タグ: 特性

参考 [編集]

ジョーカーズに関連する能力を持つカード [編集]

+  クリーチャー
+  呪文
+  ツインパクト
+  GRクリーチャー

ジョーカーズ(種族カテゴリ) [編集]

ジョーカーズ・ドラゴンの登場で種族カテゴリとなった。

ジョーカーズとある種族 [編集]

参考 [編集]


[1] 《超Ω級 ダルタニックB》のみ超から始まっている。