【キル・ザ・ライブループ】 [編集]

【ブライゼシュート】《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》を軸としたループに特化させたデッキ。
一般的に青黒で組まれる。

革命魔龍 キル・ザ・ライブ SR 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン/革命軍 9000
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、各プレイヤーは自身の手札を1枚捨てる。
革命2−自分の手札から闇のクリーチャーを捨てた時、自分のシールドが2つ以下なら、そのクリーチャーをバトルゾーンに出す。

概要 [編集]

序盤は《エマージェンシー・タイフーン》などで墓地肥やし手札交換を行いコンボパーツを用意。ビートダウンに追いつけるように《パイレーツ・チャージャー》などで《黒神龍ブライゼナーガ》の早出しに向かう。《黒神龍ブライゼナーガ》《サイバー・チューン》《戒王の封》などを踏み倒したらコンボが始動する。

主要パーツ [編集]

候補パーツ [編集]

《エマージェンシー・タイフーン》青黒では定番の手札交換墓地肥やし
《サイバー・チューン》S・トリガーで唱えるなら《エマタイ》より美味しい
《パイレーツ・チャージャー》キャントリップと1枚墓地肥やしの付いた青黒のチャージャー
《異端流し オニカマス》強力なコスト踏み倒しメタ侵略革命チェンジを防いでループ開始まで時間を稼ぐための1枚。《パイレーツ》とは競合
《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》5枚目以降の《ギャスカ》。サイズと打点で差別化可能
《冥王の牙》《戒王の封》と合わせて8枚体制に
《目的不明の作戦》手札から切った《戒王の封》などをケア。殿堂入り
《インフェルノ・サイン》定番リアニメイト札。殿堂入り

超次元ゾーン [編集]

ループの方法 [編集]

墓地に《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》《黒神龍ブライゼナーガ》が1体ずつ必要。手札に《怨念怪人ギャスカ》が2体必要であり、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》《漆黒戦鬼デュランザメス》が1体ずつ必要。シールド《戒王の封》などのリアニメイト効果を持つS・トリガー《エマージェンシー・タイフーン》などディスカードができるS・トリガーが1枚ずつ必要。

  1. 《黒神龍ブライゼナーガ》召喚。シールドを全て回収。S・トリガーを宣言。
  2. リアニメイト系のS・トリガーを解決。《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》バトルゾーンに。
  3. ディスカード効果持ちのS・トリガーを解決。《怨念怪人ギャスカ》手札から捨ててバトルゾーンへ。
  4. 《怨念怪人ギャスカ》cipによりオールディスカード《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》革命2の条件は満たされているはずなので、そのまま捨てたカードから《怨念怪人ギャスカ》《復活の祈祷師ザビ・ミラ》《漆黒戦鬼デュランザメス》を1体ずつバトルゾーンへ。
  5. 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》cipを解決。《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》を残して破壊できるクリーチャーをすべて破壊し、《ヴォルグ・サンダー》4体+αをバトルゾーンへ。
  6. 《漆黒戦鬼デュランザメス》cipを解決。クリーチャーを全て墓地回収
  7. 4に戻る。

長所 [編集]

最速5ターンで無限ループによる勝利に至れるデッキとしては回すのが非常に楽であり、解決のルールを知ってさえいれば回すことがまずできる。要求枚数が少ないのも特徴。

一見すると《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》によって役立たずになるように見えるデッキであるが、2017年11月20日には競技イベント運営ルールが更新、 ループ中にランダム要素が関わる場合、最も望む結果まで省略することが可能になったため、《悠久》1枚だけなら山札に残っていても事実上無視できる。《異端流し オニカマス》に関しても誘発型能力が途切れないタイプのループなので無視しても構わない。要は《ヴォルグ・サンダー》cipをループできれば良いのだ。

《獣軍隊 ヤドック》《洗脳センノー》などバトルゾーンに出ることを封じるメタカードに関しては、除去耐性がない限り《戒王の封》などで除去できる。

除去とリアニメイトを1枚でこなすカウンター札を8枚体制としているため、速攻に対しても最低限は対抗できる。

短所 [編集]

この項で説明するヴォルグ・サンダーライブラリアウト型だと安定して回すには複数あるキーカードを全種類フル投入が必須レベルなので、デッキの自由枠はせいぜい5枚前後になってしまう。せいぜい《黒神龍ブライゼナーガ》の早出しを犠牲にする形で《パイレーツ・チャージャー》を他のカードに入れ替えるのが関の山である。

カウンター札があると言っても、これより速い速度で殴り切りに行く速攻には弱い方である。特に大量展開を持ち味とした4ターンキルが横行する高速ビートダウンなどには準備ができる前に押し切られることも十分有り得る。一見相性が良さそうなビートダウン対策カードの《斬隠蒼頭龍バイケン》はループと無関係な不純物なので採用されない。

しかし何と言ってもシールドに必要カードが埋まっていないと話にならない。そうならないように最悪の場合は《アクア・スーパーエメラル》で仕込むのも手であるが、先にも述べた通り枠がないというのが痛い。運任せになってしまうのがこのデッキの最大の弱点であろう。

その他 [編集]

【メルゲループワンショット】の機構を活用したデッキ《革命魔龍 キル・ザ・ライブ》に特化させたタイプもこの名称で呼ぶが、本項では【ブライゼシュート】型を紹介した。コンボパーツの要求枚数および種類、プレイングによって幅が出るのがこのデッキの特色であり、可能性である。

その後殿堂入りプレミアム殿堂によって【ヴォルグ・サンダー】型及び【メルゲループ】型は事実上消滅したため、今後は別のフィニッシュ手段でなければならない。《ブライゼナーガ》も殿堂入りしているが、一応必須ではない上に1ショットの起動には1枚でも十分であるため、【キル・ザ・ライブループ】というデッキタイプ自体が消滅した訳ではない。

参考 [編集]