【オボロセカンド】 [編集]

《月光電人オボロカゲロウ》で最大5ドロー可能な点に着目し、《天災超邪 クロスファイア 2nd》の高速G・ゼロを狙った5色。最速3ターンで召喚できる。

双極篇以降は【オボロティガウォック】に発展的解消した。

月光電人オボロカゲロウ C 水文明 (2)
クリーチャー:グレートメカオー 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにある文明ひとつにつき、カードを1枚引いてもよい。その後、引いたカードと同じ枚数の手札を、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
天災超邪 クロスファイア 2nd R 水/火文明 (7)
クリーチャー:アウトレイジMAX 7000
G・ゼロ−このターン、カードを6枚以上引いていて、自分の《天災超邪 クロスファイア 2nd》がバトルゾーンになければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
スピードアタッカー
W・ブレイカー

マナゾーン多色カードを積極的に置き、できるだけ3ターン目までに5色を用意し、水マナ含む2マナが使える状況を作り出す。あとは《月光電人オボロカゲロウ》で5ドローし、ターンはじめの1ドローと併せて《天災超邪 クロスファイア 2nd》G・ゼロを満たし、継続的にビートダウンする。
進化のギミックを利用して《天災超邪 クロスファイア 2nd》のG・ゼロの利用制限を解くのも重要。

型としては大きく分けて2種類あり、【カウンターマッドネス】折衷型と【5色コントロール】折衷型に分けられる。

【カウンターマッドネス】型では《霊騎秘宝ヒャックメー》を、【5色コントロール】型では《超次元ごっつぁん・ホール》を序盤マナゾーンに積極的に置く3色カードとして構築することが多い。

総じてあらゆるカードをいいとこ取りにするデッキなので、特に5色構築ではシステムクリーチャーなら自然以外どの色でも入るのが実情である。


デッキパーツ [編集]

主要カード [編集]

《月光電人オボロカゲロウ》主要カード
《天災超邪 クロスファイア 2nd》フィニッシャー
《革命類侵略目 パラスキング》早期の打点補強、革命2でコスト軽減
《絶海の虎将 ティガウォック》早期の打点補強、ドロー加速、自前のブロッカーによる防御
《霊騎秘宝ヒャックメー》マッドネス起動。カウンターマッドネス軸での候補
《斬隠蒼頭龍バイケン》主要マッドネス
《超次元ごっつぁん・ホール》マナ基盤。5色コントロール軸での候補
《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》防御札。5色コントロール軸での採用候補

火文明のサポート [編集]

自然文明のサポート [編集]

闇文明のサポート [編集]

水文明のサポート [編集]

光文明のサポート [編集]

多色のサポート [編集]

《ぼくらの友情パワー!》色基盤であることが採用理由の大部分
《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》ドローソース兼打点
《タイム3 シド》呪文メタ兼色基盤
《テック団の波壊Go!》S・トリガーによる大型全体除去
《天使と悪魔の墳墓》選ばないランデス兼除去、色基盤
《音精 ラフルル》詰めに使用する呪文封じ
《熱湯グレンニャー》キャントリップ、打点、進化元
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》自軍を大幅強化するグッドスタッフ
《スーパー獄門スマッシュ》色基盤兼手頃な確定除去
《支配のオラクルジュエル》色基盤を兼ねる強力なS・トリガー
《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》置き墓地回収。《ティガウォック》で増えた手札を活かしてDスイッチ
《蒼き団長 ドギラゴン剣》多色戦術と相性抜群の出張フィニッシャー

超次元ゾーン [編集]

《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》《超次元キル・ホール》から呼び出す候補。サイキックを中心に盤面を整えて殴るプランでは核となる
《時空の英雄アンタッチャブル》定番サイキックウィニー
《時空の喧嘩屋キル》同上
《勝利のガイアール・カイザー》除去札兼侵略元
《ガイアール・カイザー》《サイチェン・ピッピー》のマッドネスなどで呼び出す
《勝利のリュウセイ・カイザー》打点強化とマナ妨害札。
《激相撲!ツッパリキシ》《ぼくらの友情パワー!》から呼び出すささやかなブロッカー対策
《時空の司令 コンボイ・トレーラー》ブロッカー兼《ガイアール・カイザー》での踏み倒し先
《勝利のプリンプリン》汎用サイキック獣
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》汎用除去

長所 [編集]

《プラチナ・ワルスラS》でビートダウンするルート、《天災超邪 クロスファイア 2nd》でビートダウンするルート、《超次元キル・ホール》からサイキックを並べてからワンショットするルート、メインデッキに入るウィニーを素出しして並べるプランなど、フィニッシュまでに至るルートが複数あるので、特定のカードを引けないと弱いということはあまりない。
ドローソースや手札交換が豊富なので、ハンドアドバンテージ情報アドバンテージを稼ぐことが容易であり、盾落ちの確認なども全く不可能ではないので、若干玄人向けの色を帯びていると言える。
S・トリガーも厚めであり、それらを封じられない限り1ターンの遅れ程度は挽回が可能。

《絶海の虎将 ティガウォック》の登場以降は《天災超邪 クロスファイア 2nd》《月光電人オボロカゲロウ》とを合わせて盤面に何もないところから3ターン目に5打点を形成することが可能になり、これにより《異端流し オニカマス》常在型能力に規制されない形で4ターン目あたりに決着をつけることが可能になった。

短所 [編集]

DMRP-04魔のリリース以前は単純な速度だけでは平凡な中速ビートダウンに過ぎなかった。実際のところ革命編環境では、侵略の存在によって「ビートダウンするならこのデッキでなくても良いのでは?」と組むメリットが問われることもあった。その後革命ファイナル多色推しの流れを受け、システムクリーチャーの充実によってこの点は幾分か解消された。
また、侵略G・ゼロ超次元などコスト踏み倒しの限りを行うため、コスト踏み倒しメタにも弱い。汎用除去を積めばなんとかなるが、侵略を軸にする場合は《異端流し オニカマス》が出たらおとなしくメインデッキに入るウィニーで殴るしかなかろう。
色事故や手札事故も怖いが、前者は単色を増やして多色を減らし、多色の中でも3色を多めにして色基盤にすることである程度克服可能。後者に関しては、手札交換を伴うトップのボトム送りを繰り返している内に、終盤のドローを操作することも可能なので、初手が悪くても諦めずにプレイを続けると挽回が可能。

デッキの変遷 [編集]

革命編から新章デュエル・マスターズにかけては打点関連としては《革命類侵略目 パラスキング》や《プラチナ・ワルスラS》、システムクリーチャーとしては《タイム3 シド》や《異端流し オニカマス》をそれぞれ獲得し、その結果としてそれほど《天災超邪 クロスファイア 2nd》にこだわらずメタを張りながらビートダウンするデッキに変わっていた。

《絶海の虎将 ティガウォック》の登場以降は準バニラに過ぎない《天災超邪 クロスファイア 2nd》を全抜きして《絶海の虎将 ティガウォック》をメインにした型がざらになり、【オボロティガウォック】の名前で知られるようになった。代わりに【オボロセカンド】という名称は風化してゆき、【オボロセカンド】は発展的解消に至った。以降の歴史は【オボロティガウォック】の項に詳しい。

その他 [編集]

2018年3月1日に詰めの要因である《単騎連射 マグナム》《音精 ラフルル》が共に殿堂入り。しかし根幹である《天災超邪 クロスファイア 2nd》の早出しによるビートダウンとシステムクリーチャーによる妨害は損なわれておらず、規制された単騎ラフルルも山札のカードにすべて干渉するデッキの機構を活かせば比較的容易に用意できるため、これはそこまでの弱体化とは言えない。

参考 [編集]