(ちち)なる大地(だいち) [編集]

父なる大地 C(UC) 自然文明 (3)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、進化ではないクリーチャーを1体、相手のマナゾーンから選び、相手はこれをバトルゾーンに出す。

DMX-04で登場した自然呪文《母なる大地》調整版

同じ調整版である《母なる紋章》とは逆に、《母なる大地》除去性能のみを受け継いでいる。本家同様、バトルゾーンマナゾーンにある相手クリーチャーを入れ替える呪文だが、本家とはまた違った使い方ができる。

本家と同じく、相手のファッティマナ送りにしてウィニーに変換するのが主な使い方。後半で役に立たなくなっている《霞み妖精ジャスミン》などが狙い目だろう。
また、サイキック・クリーチャードラグハート・クリーチャーGRクリーチャーを対象に取ると事実上3コストランデス呪文にもなる。

コストの軽さと汎用性の高さから、《ナチュラル・トラップ》に代わる自然除去として広く使用されている。競合するであろう《リーフストーム・トラップ》《グローバル・ナビゲーション》とはデッキタイプと相談しながら選択したい。

環境において [編集]

効果判明から登場するまでの間は《母なる大地》《母なる紋章》との比較から酷評が相次いでいたが、登場後にランデスできる強さや《リーフストーム・トラップ》と異なり自軍を巻き込まないという差別化点からメジャーカードとして評価された。

《サイバー・N・ワールド》の現役時代は相手がそちらをマナゾーンに埋めていた場合、そちらのcipにタダ乗りできたため、対面次第では事実上のリソース呪文としても利用できた。息切れ防止のために大型ハンデスとして《ガチンコ・ジョーカー》を優先した【黒緑超次元】の場合、《サイバー・N・ワールド》へのタダ乗りを主に狙ってこの呪文を採用したぐらいなものである。

コスト踏み倒しメタが普及した新章デュエル・マスターズ以降の環境では、これを相手ターン中のS・トリガー唱えた際に自分の踏み倒しメタに反応させるという使い方が増えた。逆にクリーチャーとしては終盤に腐りやすい《奇石 ミクセル》に変換するのもよい。

超天篇から十王篇にかけては《神秘の宝箱》などのマナゾーンへのサーチが重宝されていたため、この頃はマナゾーンに仕込んだ相手のクリーチャーを望まぬタイミングで出させる手段として重宝されていた。

その他 [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-19で実装。こちらでもアンコモンになった。

カード性能に特に変更は無いが、デュエプレにおいて基本的に実装が避けられている軽量ランデスになりうる点、能力が強制化される傾向にあり逆用しやすい点、TCGより有用度の高い多色マナ基盤を妨害できる点等、各種仕様の違いにより細々とした強化を受けているといえるか。とくに《龍仙ロマネスク》には凄まじく刺さる。

DMPP-20以降は熾烈なワンショットを止めるために、特に中速ビートダウン系に《終末の時計 ザ・クロック》が様々なデッキで採用が確認できるため、それの逆利用としても使い勝手は悪くない。ただ、やはりビッグマナで採用される《母なる大地》でも《ザ・クロック》が悪用されてしまうため、受け札に《ザ・クロック》を採用していない構築も少なくはないのは向かい風。

DMPP-21では受け札として強力な《支配のオラクルジュエル》が登場し、ますます《ザ・クロック》不採用で防御を確保する構築が増えたが、新規ドラゴンでND・ADともに《龍仙ロマネスク》《メンデルスゾーン》基盤が増えたため《ロマネスク》のデメリットだけを使わせる《父なる大地》が使いやすくなった。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《父なる大地》の効果で、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置きました。その後、その同じクリーチャーを選んで、相手に出させてもいいですか?
A.はい、それが進化ではないクリーチャーであれば、OKです。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.バトルゾーンに自分の《「迅雷」の鬼 ライジン天》が1体いて「鬼タイム」が発動中です。相手が《父なる大地》を唱えた際、バトルゾーンからマナゾーンに置くクリーチャーと、マナゾーンからバトルゾーンに出すクリーチャーを選ぶのは、どちらのプレイヤーですか?
A.《「迅雷」の鬼 ライジン天》を出しているプレイヤーが、バトルゾーンから自分のマナゾーンに置くクリーチャーを1体選べます。この効果はバトルゾーンでのみ影響を与えますので、マナゾーンから出すクリーチャーを1体選ぶのは《父なる大地》を唱えたプレイヤーです。
引用元(2020.9.18)