残虐覇王(ざんぎゃくはおう)デスカール》 [編集]

残虐覇王デスカール SR 闇文明 (8)
クリーチャー:ダークロード 4000
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
TT−相手の手札から2枚見ないで選び、捨てさせる。

DM-07で登場したダークロード

タップ能力で2枚ランダムハンデスする。

能力自体は魅力的ではあるものの、マナコストが非常に重い。加えて、タップ能力は召喚酔いが解けないと起動できないため、即効性もない。
高いコストに対してあまりに低いパワーがネックとなり、バトル火力で簡単に除去されてしまう。

パワーが4000なので《モエル 鬼スナイパー》《勝利のガイアール・カイザー》の射程内なのもこのカードの使いにくさに拍車をかけている。
というより、フィニッシャー級のコストなのに出たターンは何も相手に影響を与えないため、このクリーチャーを出せたとしても出した返しの相手のターンに総攻撃を食らって勝負をつけられてしまう可能性も高い。

次の弾でこのタップ能力が呪文化した《スケルトン・バイス》が登場した。そちらはプレミアム殿堂となっており、ハンデスは実際に捨てさせる枚数以上に軽さの方が重要とわかる1枚である。割に合わない重さが原因で結果的に使われなかった事で、同じ能力を持つにもかかわらず殿堂入りどころか実績すら残せないと言う皮肉な結果を見せ付けられてしまった。

このカードが登場してから約13年後、DMEX-04《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》としてツインパクト化された。
当初は《ロスト・ソウル》サルベージしやすくなる程度と思われていたが、《ロスト・ソウル》→《デスカール》の順に2枚連続で使うと、オールハンデスを受けた相手が立て直しを図って手札を溜めようとするのをタップ能力で延々と妨害できる相性の良さが発覚。《ロスト・ソウル》のお陰による部分が大きいとはいえ、ハズレアと揶揄される単体の《デスカール》からは想像できないほどの実用性を獲得した。

  • 同時期に登場した同コスト準バニラクリーチャーのパワーが11000であることを考えると、このタップ能力は7コスト分の消費ということになり、明らかに損をしている。6マナでパワー4000、もしくは8マナでパワー8000のW・ブレイカーあたりが妥当なところか。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]