《お(さわ)がせチューザ》 [編集]

お騒がせチューザ UC 火文明 (4)
クリーチャー:ドリームメイト 2000
このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。
このクリーチャーがタップしていれば、すべてのプレイヤーは呪文を唱えられない。

DM-20で登場したドリームメイト

タップされていれば全ての呪文の詠唱を禁止する。

ひとたび攻撃を始めれば【ミラクルとミステリーの扉】などの呪文を主体にしたデッキを完封することができる。
攻撃メインステップの後なので、自分のターン中はほぼ問題なく呪文を使える点が優秀である。

カードとしての欠点は、このクリーチャーをタップさせて相手にターンを返した場合、自分のシールドにあるS・トリガーなどの方法でも呪文も使えなくなってしまうというデザインになっている。
とはいえ、《お騒がせチューザ》がタップしたターンにワンショットを決めてしまう、自分のデッキ構築でS・トリガーS・バック系のカウンター呪文に依存しない方法で防御札を積むといった方法で簡単にデメリットを帳消しにすることが可能。S・トリガー獣ブロッカーを駆使したい。

ただし、可能であれば毎ターン攻撃しなければいけないため場持ちが悪い。《凶戦士ブレイズ・クロー》と同じく相手がブロッカーを出していても攻撃を強いられてしまう。出たターンは召喚酔いで自力ではタップ状態になれず能力の発揮までにタイムラグも生まれる。それら弱点をサポートしてやる必要がある。
使用の際はこのカードに合わせてうまくデッキを組んでやる必要があるので、非常に玄人向けなカードと言える。

ルール [編集]

《お騒がせチューザ》をタップさせることを代替コストコスト軽減にして呪文を唱えようとした場合、唱えられなくなる前に「唱える」ことが確約されるため、そのまま唱えることができる。《シンクロ・チューン》《カエルB ジャック》効果、ムゲンクライム呪文などが該当。

+  旧裁定

環境において [編集]

当初は毎ターン殴らないといけないデメリットで場持ちが悪い性質をケアするのは難易度が高いと考えられており、殴り返しでも簡単に処理されてしまうことから評価はマチマチであった。《アクア・サーファー》で相討ちになるパワーラインであるのは如何ともし難かった。

ところが、2006年公式大会である「サマーギャラクシーリーグ」で意表を突くかの如く登場し、見事優勝した【チューザビートダウン】の主要パーツとして知られるように。
当時は《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《インフェルノ・ゲート》で呼び出すデッキが流行っており、このクリーチャーを速攻で出せば一方的に出来る状況を作れたのである。
【サファイア】系に強い【白青黒赤ライブラリアウト】なども、《チューザ》を一度立ててしまえば動きの大部分を封じ込めることができた。
天敵である《アクア・サーファー》が《サファイア》の流行によって採用率を落としていたこと、日本一決定戦は最上級者同士の対戦であり地雷デッキと遭遇しにくかったことも有利に働いており、正に環境をよく読んだ故の勝利であると言えよう。

エピソード3環境【シューゲイザーワンショット】のパーツとして需要が拡大。【ガネージャビート】で使われることもあった。

《邪帝斧 ボアロアックス》殿堂入り前、【イメンループ】におけるフィニッシュ手段として利用されることがそこそこあった。

その後、革命編以降は手軽な呪文ロックが普及したため存在感が薄れる。特に《音精 ラフルル》の存在が痛かった。

2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂により《音精 ラフルル》プレミアム殿堂に指定されると立場は一変。【BUNBUN・ヴァイカー】におけるロック手段として需要が高まり、チャンピオンシップでもよく見かけるカードとなった。【BUNBUN・ヴァイカー】の場合は1ショットキルなので、相手の防御札が呪文だけである時点で安全に詰めることができるのである。自軍をスピードアタッカーにする《チキチキ・JET・サーキット》や味方をタップさせる《爆烈マグマロイヒ》もテンプレパーツとして搭載されているので、タイムラグという欠点はこちらのデッキでは目立たない。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

その他 [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-20で実装。能力は変更無しで、レアリティがレアになった。

この色で呪文を対策できるのは貴重で、【ドリームメイト】《邪帝遺跡 ボアロパゴス》などで動員されることがあった。

DMPP-25には《轟く侵略 レッドゾーン》《音速 ガトリング》のデッキに採用されるようにもなった。

コマンドシナジーは皆無だがDMPP-25《キリモミ・ヤマアラシ》によりタイムラグなしに呪文ロックすることができるようにもなっている。2ターン目に《一撃奪取 トップギア》《フェアリー・ライフ》といった行動があれば、最速3ターン目から動き始める。

  • 上述の2006年公式大会の優勝者、ささぼー氏がCVを担当している。「バケモン」という表現は氏の口癖。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《夢罪放免》を「ムゲンクライム」で唱える際、《お騒がせチューザ》をタップしたらどうなりますか?
類似例:《シンクロ・スパイラル》
A.カードを使う事が禁止されていない状況であれば、コストを支払う手順を完了することで、呪文は唱えられたことになります。なので、《お騒がせチューザ》をタップしたとしても《夢罪放免》の効果を解決できます。

+  (総合ルール 601.1f)

引用元(2020.12.15)